俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

梅雨に水無月?

2020年06月19日 | 俳句

短夜や 缶チュウ二缶で 眠られず
(みじかよや かんちゅうにかんで ねむられず)
20798 【季語】 短夜 【季節】 三夏


我が部屋に クシャミの元の 居座れり
(われがへやに くしゃみのもとの いすわれり)
20799 【季語】 クシャミ 【季節】 三冬



筆ペンの インク掠れて 梅雨一夜
(ふでぺんの いんくかすれて つゆいちや)
20800 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


梅雨の音 車の水跳ね 喧し
(つゆのおと くるまのみずはね かまびすし)
20801 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


梅雨の月 水無月不思議も 水の月
(つゆのつき みなづきふしぎも みずのつき)
20802 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏
水無月は6月のこと。この無は「の」の意味.



夏掛けは 寝相の悪さの 見せ所
(なつがけは ねぞうのわるさの みせどころ)
20803 【季語】 夏掛け 【季節】 三夏


伏して見る 向日葵の月 ただ一本
(ふしてみる ひまわりのつき ただいっぽん)
20804 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


滝壺に 水柱立つ 昇り龍
(たきつぼに みずばしらたつ のぼりりゅう)
20805 【季語】 滝壺 【季節】 三夏
1昨年日光を訪れ、華厳の滝を見た。


柿若葉 山辺の道 案内する
(かきわかば やまべのみち あんないする)
20806 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏


若楓 見れば見るほど 若くなり
(わかかえで みればみるほど わかくなり)
20807 【季語】 若楓 【季節】 初夏


高架下 ひっそり咲けり 合歓の花
(こうかした ひっそりさけり ねむのはな)
20808 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏


今年また 見頃を逃す 花菖蒲
(ことしまた みごろをのがす はなしょうぶ)
20809 【季語】 花菖蒲 【季節】 仲夏


梅雨の月 波に遊ばれ 楽しそう
(つゆのつき なみにあそばれ たのしそう)
20810 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


氷雨降る その恐ろしさ 世の末か
(ひさめふる そのおそろしさ よのすえか)
20811 【季語】 氷雨 【季節】 三夏
氷雨=霰(あられ)=雹(ひょう)


風呂上がり 浴衣姿は 色褪せぬ
(ふろあがり ゆかたすがたは いろあせぬ)
20812 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


待ちかねつ 来たか憂鬱 夏本番
(まちかねつ きたかゆううつ なつほんばん)
20813 【季語】 夏 【季節】 三夏


コロナ禍に 団塊の夏 暇ひまひま
(ころなかに だんかいのなつ ひまひまひま)
20814 【季語】 夏 【季節】 三夏



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2020年6月19日

2020年06月19日 | 三選俳句暦

2008年6月19日
薄絹の 開きし扇 合歓の花
(うすぎぬの ひらきしおうぎ ねむのはな)
6568 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏

2009年6月19日
陽を求め 向日葵の如 生きたやな
(ひをもとめ ひまわりのごと いきたやな)
10001 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏

2019年6月19日
甘樫の 丘懐かしく 著莪の花
(あまかしの おかなつかしく しゃがのはな)
20388 【季語】 著莪の花 【季節】 初夏

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