俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

梅雨籠もり

2020年06月20日 | 俳句

明け早し まず窓開けて 雲を見る
(あけはやし まずまどあけて くもをみる)
20815 【季語】 明け早し 【季節】 三夏
空でなく、最近は雲ですね。


短夜や 今日から明日の 速きこと
(みじかよや きょうからあすの はやきこと)
20816 【季語】 短夜 【季節】 三夏


短夜や 窓外の灯の 眩しさよ
(みじかよや まどそとのひの まぶしさよ)
20817 【季語】 短夜 【季節】 三夏


コロナ禍は まだまだ続き 梅雨籠もり
(ころなかは まだまだつづき つゆごもり)
20818 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


空蝉は 天に腹見せ 不動なり
(うつせみは てんにはらみせ ふどうなり)
20819 【季語】 空蝉 【季節】 晩夏


梅雨寒や 消し忘れある 扇風機
(つゆかんや けしわすれある せんぷうき)
20820 【季語】 扇風機 【季節】 三夏


日の盛り 外に出ずれば まずクシャミ
(ひのさかり そとにでずれば まずくしゃみ)
20821 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


冷や麦や 氷も一つの 具となりし
(ひやむぎや こおりもひとつの ぐとなりし)
20822 【季語】 冷や麦 【季節】 三夏


冷や麦に 欲しき物あり 色つき麺
(ひやむぎに ほしきものあり いろつきめん)
20823 【季語】 冷や麦 【季節】 三夏


甚平や 名より実ある 涼しさよ
(じんべいや なよりじつある すずしさよ)
20824 【季語】 甚平 【季節】 晩夏



2020年6月20日

2020年06月20日 | 三選俳句暦



2007年6月20日
向日葵は 陽を見るでなく 我を見る
(ひまわりは ひをみるでなく われをみる)
3705 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏

2008年6月20日
嫁の喰う キャベツの音の 瑞々し
(よめのくう きゃべつのおとの みずみずし)
6580 【季語】 キャベツ 【季節】 初夏

2009年6月20日
梅雨に欲し 今日もいい天気 サザエさん
(つゆにほし きょうもいいてんき さざえさん)
10011 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


柿若葉

2020年06月20日 | 俳句

夏掛けは 寝相の悪さの 見せ所
(なつがけは ねぞうのわるさの みせどころ)
20803 【季語】 夏掛け 【季節】 三夏


伏して見る 向日葵の月 ただ一本
(ふしてみる ひまわりのつき ただいっぽん)
20804 【季語】 向日葵 【季節】 晩夏


滝壺に 水柱立つ 昇り龍
(たきつぼに みずばしらたつ のぼりりゅう)
20805 【季語】 滝壺 【季節】 三夏
1昨年日光を訪れ、華厳の滝を見た。


柿若葉 山辺の道 案内する
(かきわかば やまべのみち あんないする)
20806 【季語】 柿若葉 【季節】 初夏


若楓 見れば見るほど 若くなり
(わかかえで みればみるほど わかくなり)
20807 【季語】 若楓 【季節】 初夏


高架下 ひっそり咲けり 合歓の花
(こうかした ひっそりさけり ねむのはな)
20808 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏


今年また 見頃を逃す 花菖蒲
(ことしまた みごろをのがす はなしょうぶ)
20809 【季語】 花菖蒲 【季節】 仲夏


梅雨の月 波に遊ばれ 楽しそう
(つゆのつき なみにあそばれ たのしそう)
20810 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


氷雨降る その恐ろしさ 世の末か
(ひさめふる そのおそろしさ よのすえか)
20811 【季語】 氷雨 【季節】 三夏
氷雨=霰(あられ)=雹(ひょう)


風呂上がり 浴衣姿は 色褪せぬ
(ふろあがり ゆかたすがたは いろあせぬ)
20812 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


待ちかねつ 来たか憂鬱 夏本番
(まちかねつ きたかゆううつ なつほんばん)
20813 【季語】 夏 【季節】 三夏


コロナ禍に 団塊の夏 暇ひまひま
(ころなかに だんかいのなつ ひまひまひま)
20814 【季語】 夏 【季節】 三夏