俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

8月19日

2019年08月19日 | 三選俳句暦

2006年8月19日
滝の汗 敷布に寝ぐせ 写しけり
(たきのあせ しきふにねぐせ うつしけり)
695 【季語】 滝の汗 【季節】 三夏


2009年8月19日
七草を 知るも知らぬも 女郎花
(ななくさを しるもしらぬも おみなえし)
10317 【季語】 女郎花 【季節】 初秋
秋の七草を読んだ歌:
「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」
山上憶良(万葉集 巻八)


2012年8月19日
稲光 方向を定めぬ その恐さ
(いなびかり むきをさだめぬ そのこわさ)
14499 【季語】 稲光 【季節】 初秋



8月18日

2019年08月18日 | 三選俳句暦

2007年8月18日
暑すぎて 暑すぎて尚 暑すぎて
(あつすぎて あつすぎてなお あつすぎて)
4131 【季語】 暑さ 【季節】 三夏


2012年8月18日
夏の陽の 強きを見せる 光る雲
(なつのひの つよきをみせる ひかるくも)
14487 【季語】 夏 【季節】 三夏


2012年8月18日
秋出水 被害の後に 又被害
(あきでみず ひがいのあとに またひがい)
14492 【季語】 秋出水 【季節】 仲秋



8月17日

2019年08月17日 | 三選俳句暦

2006年8月17日
秋立つに 人生一楽 夢三昧
(あきたつに じんせいいちらく ゆめざんまい)
687 【季語】 秋立つ 【季節】 初秋


2007年8月17日
目焼くほど 夕焼け小焼けに 見とれおり
(めやくほど ゆうやけこやけに みとれおり)
4130 【季語】 夕焼け 【季節】 晩夏


2012年8月17日
イケメンの 浴衣の着こなし だらしなく
(いけめんの ゆかたのきこなし だらしなく)
14478 【季語】 浴衣 【季節】 三夏



8月16日

2019年08月16日 | 三選俳句暦

2006年8月16日
訪ね来て 萩ちらほらと 新薬師
(たずねきて はぎちらほらと しんやくし)
683 【季語】 萩 【季節】 初秋


2006年8月16日
春日道 つくつく法師が 道案内
(かすがみち つくつくぼうしが みちあんない)
684 【季語】 つくつく法師 【季節】 初秋


2008年8月16日
夏草に 光り輝く 露の種
(なつくさに ひかりかがやく つゆのたね)
6965 【季語】 夏草 【季節】 三夏



8月15日

2019年08月15日 | 三選俳句暦

2006年8月15日
秋浅し 空の青さに 手が届く
(あきあさし そらのあおさに てがとどく)
676 【季語】 秋浅し 【季節】 初秋


2012年8月15日
足音の 気になる二階  盆休み
(あしおとの きになるにかい ぼんやすみ)
14457 【季語】 盆休み 【季節】 初秋


2018年8月15日
空蝉は 儚きは無し 啼き話
(うつせみは はかなきはなし なきはなし)
19579 【季語】 空蝉 【季節】 晩夏



8月14日

2019年08月14日 | 三選俳句暦

2006年8月14日
赤に白 汗の勲章 天花粉
(あかにしろ あせのくんしょう てんかふん)
670 【季語】 天花粉 【季節】 三夏


2012年8月14日
稲妻の 音を掻き消す 雨の音
(いなずまの おとをかきけす あめのおと)
14442 【季語】 稲妻 【季節】 三秋


2012年8月14日
炎昼や 足を浮かせて 早歩き
(えんちゅうや あしをうかせて はやあるき)
14447 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏



8月13日

2019年08月13日 | 三選俳句暦

2006年8月13日
陽に合わせ 黄金日車 君を見る
(ひにあわせ こがねひぐるま きみをみる)
665 【季語】 日車 【季節】 晩夏
黄金日車(こがねひぐるま)=植物「ひまわり(向日葵)」の異名。


2008年8月13日
大阪は 熊蝉ばかり ワシと鳴く
(おおさかは くませみばかり わしとなく)
6955 【季語】 熊蝉 【季節】 晩夏


2012年8月13日
蝉閑か 今日から三日 盆休み
(せみしずか きょうからみっか ぼんやすみ)
14425 【季語】 盆 【季節】 初秋



8月12日

2019年08月12日 | 三選俳句暦

2006年8月12日
御見舞 酷暑極暑 残りあり
(おんみまい こくしょごくしょ のこりあり)
663 【季語】 残暑 【季節】 晩夏


2009年8月12日
お二階の 足音楽し 夏休み
(おにかいの あしおとたのし なつやすみ)
10294 【季語】 夏休み 【季節】 晩夏


2016年8月12日
佳き日とは 何でもない日 暮の夏
(よきひとは なんでもないひ くれのなつ)
17837 【季語】 暮の夏 【季節】 晩夏



8月11日

2019年08月11日 | 三選俳句暦

2006年8月11日
さやけしや 人生一楽 夢現
(さやけしや じんせいいちらく ゆめうつつ)
656 【季語】 さやけし 【季節】 三秋


2007年8月11日
指先に 羽を休めし 赤蜻蛉
(ゆびさきに はねをやすめし あかとんぼ)
4094 【季語】 赤蜻蛉 【季節】 三秋


2015年8月11日
朝焼けの 中に目覚むる 満足感
(あさやけの なかにめざむる まんぞくかん)
17557 【季語】 朝焼け 【季節】 晩夏



8月10日

2019年08月10日 | 三選俳句暦

2008年8月10日
秋立つや 風の音にも 秋心
(あきたつや かぜのおとにも あきごころ)
6937 【季語】 秋立つ 【季節】 初秋
秋心=愁い


2012年8月10日
秋暁や 日の出とともに 風入る
(しゅうぎょうや ひのでとともに かぜはいる)
14399 【季語】 秋暁 【季節】 三秋


2018年8月10日
生身魂 古希七十の 元気者
(いきみたま こきななじゅうの げんきもの)
19558 【季語】 生身魂 【季節】 初秋



8月9日

2019年08月09日 | 三選俳句暦

2007年8月9日
天の川 どこに流れて 行くのやら
(あまのがわ どこにながれて ゆくのやら)
4078 【季語】 天の川 【季節】 初秋


2015年8月9日
はや立秋 猛暑に豪雨 止むこと無し
(はやりっしゅう もうしょにごうう やむことなし)
17555 【季語】 立秋 【季節】 初秋


2018年8月9日
この暑さ 灼くから焼くへ 体温越え
(このあつさ やくからやくへ たいおんごえ)
19553 【季語】 暑さ 【季節】 三夏



青い空

2019年08月08日 | 俳句

この三日 青空見えて 夏盛ん
(このみっか あおぞらみえて なつさかん)
20539 【季語】 夏盛ん 【季節】 晩夏
最近、白い青空が多かった。
白い青空=水蒸気に覆われた空。気象異変に繋がりやすい。
大雨、雷、雹等。

ここ三日、台風接近で高層の水蒸気が動いて、
本来の青い空に戻った。



8月8日

2019年08月08日 | 三選俳句暦

2006年8月8日
虹の足 心の宝 見えもせで
(にじのあし こころのたから みえもせで)
639 【季語】 虹 【季節】 三夏


2007年8月8日
一杯の コーヒーに見る 今朝の秋
(いっぱいの こーひーにみる けさのあき)
4059 【季語】 今朝の秋 【季節】 初秋


2012年8月8日
一匹の 蝉とて鳴けば 喧し
(いっぴきの せみとてなけば かまびすし)
14395 【季語】 蝉 【季節】 晩夏



8月7日

2019年08月07日 | 三選俳句暦

2008年8月7日
凄まじき 雷雨の中に 秋が立つ
(すさまじき らいうのなかに あきがたつ)
6921 【季語】 秋立つ 【季節】 初秋


2008年8月7日
雷轟に 目と耳塞ぐ 洒涙雨 
(らいごうに めとみみふさぐ さいるいう)
6925 【季語】 洒涙雨 【季節】 初秋
洒涙雨= 七夕の夜に降る雨。
牽牛と織女が逢瀬の後に流す惜別の涙が雨になったとも、
逢瀬が叶わな かった悲しみに流す涙の雨とも。


2012年8月7日
立秋や 花鼻バナナ 七夕も
(りっしゅうや はなはなばなな たなばたも)
14389 【季語】 立秋 【季節】 初秋



8月6日

2019年08月06日 | 三選俳句暦

2012年8月6日
忘れまじ 六日九日 十一日も
(わすれまじ むいかここのか といちびも)
14388 【季語】 原爆忌 【季節】 晩夏
六日広島原爆の日。
九日長崎水爆の日。
三月十一日東北震災の日。


2016年8月6日
愚図な世は 愚図に判らぬ 暮の夏
(ぐずなよは ぐずにわからぬ くれのなつ)
17830 【季語】 暮の夏 【季節】 晩夏


2016年8月6日
寂しさの 身に入む夜の 一人酒
(さびしさの みにしむよるの ひとりさけ)
17831 【季語】 身に入む 【季節】 晩夏