取り壊されれ集会所
集会所が公民館と呼ばれるようになったのはいつからだろう。
定かではないが、昭和初期から昭和40年頃まで、住民の集まる唯一の場所として活躍した。
入口に囲炉裏があり、屋根に煙出穴があって小さな屋根が乗っている。
囲炉裏の奥に畳の二室が続き、会議は奥の広間に座卓を並べて行われた。
集落内の重要事項は全てこの建物内で決定される権威ある建造物である。
このたび老朽化し倒壊の危険があるということでとり壊されることになったという。
今日から解体業者が入るらしいので撮影してきた。
集落の歴史を刻んだ建物が消えることに、関心を示す人は意外に少ない。
少年団 秋葉団 昭和団 青年団 村集会 消防団 と 良くも悪くも古来の因習を引きずって来た。
これでまた昭和が遠くなった。