南東の空に明けの明星
杉の伐採決意
今年の大雪で倒れた樅の木のことを思うと、我が家の三本杉が心配になってきた。
庭師さんに相談すると「切る切らないはともかく、切るなら早いほうが良い」という、その一言で決断した。
枝を落として天辺から少しずつ切り落とし15メートル程になったところで根元から切り倒した
幹に体をくくりつけて、電動チエンソーで器用に切り落とす、その反動で木が大きく揺れる。
下で見ていると、どこかに力が入るのだろう疲れる。
立派な材木なのだが使う術がない、薪ストーブを愛用している姉に聞いたら欲しいという。
朽ち果てずに有効に使ってもらえたら杉も嬉しいだろう、年輪を数えたら70数年経っていた、もしかしたら私の誕生に重なるのかもしれない。
アルプスに沈む落日を捉えた。