ルエリア
日常的に降りる霜で庭に咲いた花は、八つ手と琵琶を除いてことごとく萎れ、木の葉も落ちつくした。
植木屋さんが忙しくなる、我が家の刈り込みははいつごろになるのだろう。
長女が務めるディサービスで、干し柿用の柿がほしいから採りに来るという、木に登って取るのは大変だから思い切って柿の枝を下すことにした。
柿は再生力があるから初夏のころ、切り口から元気な若芽が伸びてくる。
長い梯子から枝に乗り移り、左手は枝につかまって体を支え、右手で鋸を引く。
たわわに実をつけた枝は重い、半分ほど切ると裂けて幹が大きく揺れた。
振り落とされないようにしがみつく。
切り取る枝はロープで結わえてある、宙づりにしてから静かに下した。
そんなことを数回繰り返したら疲れてしまった。
部屋の中でルエリアが華やかに咲いた。
朝ご機嫌が良くない常念
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