日が沈んでしばらくすると、ヒグラシの賑やかな楽団がぴたりと終わって、ムササビが夕食に出かける時間になる。
赤松の幹に取り付けられた巣箱の入口に参加者が固唾を飲んで注視する。
紅いセロファンを透過した懐中電灯の光が丸い穴を照らしている。
一瞬入口に目玉の反射が見えたと思ったら、黒い影が木立を縫うように飛んで林の中に消えた。ムササビとの出会いは短時間で終わった。
ムササビの今は使っていない巣箱を覗く子供達は大喜び
赤松の樹上に作られたムササビの巣
昨年はこの巣で子育てが行われた。今は空家らしい。
蝉の羽化 林の中で見つけた。