クジャクサボテン
フィレンツェ行きが1ヶ月後に迫った。
フィレンツェ在住の中嶋さんから紹介いただいた現地ガイド富井恵子さんと、メールで行程を詰めている。
「ゆっくりフィレンツェを満喫するため、ここでしか味わえない食材とワインで日常を解脱し、毎日1.5時間のホテルでの午睡タイムを取る。
滞在5日の間に、1日の空白日を設け臨機に対応する」事を旨とし、原則的に下町のトラットリア(大衆食堂)で土地の人と同じ料理を食べる。
1日はトスカーナのワイナリーを訪問するつもりだ。
レンタカーを使う手もあるが、異国の運転は不安だ、ここはタクシーを奮発しよう。
幸いユーロ安は追い風だ。
緑の葡萄畑やオリーブの林を散策し、中世の面影が色濃く残る市街で、思い切り時間をかけてゆっくりワインを飲みながら昼食をとれば、身も心もトスカーナに染まる。
ざっと こんな計画で進めながら、希望と現実のギャップが小さいことを願っている。
フィレンツェ行きが1ヶ月後に迫った。
フィレンツェ在住の中嶋さんから紹介いただいた現地ガイド富井恵子さんと、メールで行程を詰めている。
「ゆっくりフィレンツェを満喫するため、ここでしか味わえない食材とワインで日常を解脱し、毎日1.5時間のホテルでの午睡タイムを取る。
滞在5日の間に、1日の空白日を設け臨機に対応する」事を旨とし、原則的に下町のトラットリア(大衆食堂)で土地の人と同じ料理を食べる。
1日はトスカーナのワイナリーを訪問するつもりだ。
レンタカーを使う手もあるが、異国の運転は不安だ、ここはタクシーを奮発しよう。
幸いユーロ安は追い風だ。
緑の葡萄畑やオリーブの林を散策し、中世の面影が色濃く残る市街で、思い切り時間をかけてゆっくりワインを飲みながら昼食をとれば、身も心もトスカーナに染まる。
ざっと こんな計画で進めながら、希望と現実のギャップが小さいことを願っている。
農作物を食い荒らす鹿対策として、山麓に電撃柵を巡らせて農地を守っている。
しかし 一部の飢えた鹿は電気ショックの恐ろしさより空腹を満たすことを優先し、バリアーを突破する。
そして彼らは、瞬間的な痛みを我慢しさえすれば、身体的ダメージは皆無であることを学習する。
だから新鮮な無農薬の朝採り野菜を食べたい人は、野菜畑の周りにネットを張って自衛することになる。
我が家でも、高校生の孫二人に手伝ってもらい、小さな山畑3枚にネットを張った。
30本ほど杭を打ち、支柱を立ててネットを張る、決して簡単な作業ではない。
疲れを知らない若者たちの頑張りで、思ったより早く完成したので、近くの水番砦に案内した。
この砦は戦国時代、小笠原長時の居城に水を送る水路を管理警備したと伝えられている。
そこには藪が茂り、わずかに石垣の痕跡が残るのみで、やがてはそれすら風化し砂にかえるのだろう。
高台にある砦跡から沢筋に下り無事帰還した。
途中に雪で倒れた松の大木が何本も行く手を阻んでいた、驚いたことに倒れた赤松の外皮がきれいに鹿によってはぎとられているのを見た。
また 笹類は葉ばかりか茎までが刈り取った様に食べつくされていて、冬の彼らの食べることの厳しさを思った。