ルエリアの蕾膨らむ
窓から差し込む光の量が増えたように思う、ルエリアの蕾が膨らんできた。
確実に光の春に向かって歩み始めたことが解る。
今朝 筒鳥の間延びした声を聞いた。
ルエリアの蕾膨らむ
窓から差し込む光の量が増えたように思う、ルエリアの蕾が膨らんできた。
確実に光の春に向かって歩み始めたことが解る。
今朝 筒鳥の間延びした声を聞いた。
瑞々しい緑の芽が3センチほども伸びた、緋色彼岸花の球根をいただいた。
堅い凍土の中に埋めることに躊躇して、室内のパパイヤの根元を囲むように植え付けた。
乾燥して生気を失いかけていた球根に張りがでて、剣状の葉がすくすくと伸び始めた。
暖かくなってから地に下ろす算段である。
普通 彼岸花は夏に葉が枯れて、秋彼岸頃地中から花茎だけが伸びて花が咲く。
さて この彼岸花うまく野生のサイクルに戻れるだろうか心配でもある。
縮れ咲きシクラメン
雪は少ないけれど、暖冬に慣れたせいか最近の寒さには音をあげている。
ストーブがあって、炬燵があって、電熱カーペットをひいてその上で「寒い寒い」を連発している。
子供のころは寒さを徹底して楽しんでいたから、春が近づいて雪が解け凍土が緩むのを惜しんだこともあった。
それは冬しかできない楽しい遊びの数々もさることながら、この期間、農事の手伝いから解放される自由な日々を満喫できたことに他ならない。
今では考えただけでゾッとすることだけれど、暖かい時間帯を見計らって時々寒中の川に入ってカジカ(魚)を捕った。
この時期水の冷たさに魚の動作は鈍い、水中の石の下に潜む魚を簡単に捕まえ、捕った魚を柳の小枝に口からえらに通して何匹も連ね、まるで吹流しの様に掲げて意気揚々と引き揚げた。
ヒツジ紋
小雪が舞う中で子供の声がする。
雪が程良く積もった山沿いのスロープはそり遊びにはうってつけである。
日がな そりで遊んだ子供の頃が懐かしい、 外に出てみると子供一人を囲んで大人4人がそり遊びに興じていた。
一寸 気をつけて見ていると大人の方が、はるかに楽しそうだった。
沢クルミの小枝に潜むヒツジを捕まえて、整列させてみた。
メジロ
冬も半ばを迎えると野鳥達の餌は極端に制限される、めぼしいものは食べつくし、地表は雪に覆われてしまう。
この付近で、たった1本だけ、たわわな実を残した柿花火の枝木は朝から鳥たちが姦しい。
カメラを隠してそっと近付く、ヒヨドリが大きな羽音を立てて一斉に森の木立に逃げてゆく。
さらに近付くとエナガも素早く引き上げて付近に静寂が戻った。
野鳥は人と相性が悪いらしい、いまどき捕まえて焼き鳥にという人は居ないと思うけれど。
しばらくして大型の鳥がいなくなるのを待っていたように小さな鳥の一群れがやってきた。
メジロである、凍った熟柿を盛んについばんでいた。
今年から会社の機構が変わって1月から企業年度がスタートした。
明日は全社員が集まるキックオフ集会である。
業界紙の新春特集号に目を通して明日のスピーチのネタを拾った。
文中に横文字が多い、どうしても伝えたいという思いが昂じると、既存の言葉では飽き足らないのだろう。
「デサフィーオ」という表現を掲げたお人の説明によると、挑戦とかチャレンジに似た意味だけれど、従来使った挑戦やチャレンジとは比較にならないほどの、深い意味を込めているらしい。
デサフィーオで本が1冊書けるほどだという えらいことだ。
宿題の山辺学校を写しに出かけたが、仰角の方向に太陽が居座っていてどうもうまくない。
出直すことにした。
6月に開催されるワイズメンズクラブ東日本区大会の晩餐会を仕切る本部は、松本城の城郭の中にある高名なレストランである。
その打合せのため、担当のI氏とそのレストランを訪問した。
難題は総会の終わったホールを片付け、1時間以内で500人分の立食パーティ会場に仕上げることである。
両者の話し合いを通して、あらゆる便法を駆使して、なんとかできるという確約を取りつけることができた。
献立は素晴らしい内容である、てんぷらをはじめとする旬の山菜料理、信濃の美味信濃ユキマス、信州そば、その他は山盛りで数えきれない。
その上に試食会を開催するという熱の入れようである。担当のI氏に脱帽。
母校松本工業高等学校定時制課程が閉じられて10ヶ月が過ぎた。
最終の在校生10名を暖かく見守り、無事巣立ってゆくのを見送った4人の先生方は片付けを済ませ、休む間もなく次の任地にあわただしく散って行かれた。
先生方にねぎらいの言葉一つも伝えることもできなかった事を悔やんでいた。
幸いなことに、この休み中に希望がかなえられ、懐かしい先生方にお会いでき嬉しかった。
正月の行事が昨日の三九朗で大方終わった。
秋の終わりに取り込んだ鉢植えの何処かにモンシロチョウの蛹がついていたらしい、今日1匹だけでひらひら飛んでいるのを娘が見つけた。
かみさんによると数日前から飛び始めていたらしい。
出無精にとっては珍しいことであるが、今年の正月はほとんど家に定住しなかったから、迂闊にも蝶の羽化に気付かずにいた。
部屋の中では唯一セントポーリアが美しく咲いている、しかし蝶はこの花に気付かない様だ。
タイムスリップした異空間に紋白蝶は戸惑っている。