もし ここから真西に進路を取って直進したら、どこの海岸に行きつくのだろう。
もし 西方にそびえる日本アルプス(飛騨山脈)が消えて、日本海まで平坦な大地が開けたら、ここから海は見えるのだろうか。
地平線とは何キロ先に存在するのだろう?
今日の風景の様に、幾重にも重なる山塊が雪雲で隠されると、灰色のカーテンを透して、荒れ狂う日本海の波音が聞こえてくる。
もし ここから真西に進路を取って直進したら、どこの海岸に行きつくのだろう。
もし 西方にそびえる日本アルプス(飛騨山脈)が消えて、日本海まで平坦な大地が開けたら、ここから海は見えるのだろうか。
地平線とは何キロ先に存在するのだろう?
今日の風景の様に、幾重にも重なる山塊が雪雲で隠されると、灰色のカーテンを透して、荒れ狂う日本海の波音が聞こえてくる。
午前1時頃から降り出した雪は午後2時まで降り続いた。
総積雪約40センチ、当地では大雪の部類に充分入る。
8時ごろ 静かな集落
雪の重みで 大きく枝を撓らせる枇杷
夕映え
雪雲に隠された常念
ひびのような霜が 鏡面に張り付いて カーブミラーの機能が停止した
薄いモルゲンロートが映っている、
隅に夜の余韻を残す空 寄り添えば暖かいのだろう
電線の野鳥は身じろぎもしない
北国から巡ってきたアフリカスミレが咲いた わが宗派で紫は高位な色とされている
セントポーリア
鷹を訓練しているように、槍の穂先を一回りした飛行機が操縦匠の手元に還ってきた
槍ヶ岳
蝶ケ岳 蝶槍
冬の木漏れ日
低い高度を移動する太陽が森の上にを輝くのは2月中旬である。
ひたすら忍耐強く待つ、私が我慢強い(と思っている)のは冬の環境によるものかもしれない。
石楠花もただ忍ぶ
雪割草のつぼみが膨らんできた。
春が過ぎて、また夏が来る、そしてその先の冬を思うことがある。
室内に枝を広げたアボカドの下に、水滴が落ちている、鉢植えに給水したとき落ちたものだろうと思っていた。
しかし どうも違うようだ 台に上がって念入りに調べたら、小さな虫を見付けた。
稲の害虫と云われるツマグロヨコバイ?だ。
樹液を吸っては排泄し、吸っては出しているのだろう、確証はないがほぼ間違いない。
時々間違えて人に食いつくこともあるらしいが、我が家ではまだそのような実例は観測されない。
同じアボカドで見つけて虫
これはミノムシだと思う
蜂の巣に対する興味は尽きない。
最初に蜂の巣を支えていたのは、数ミリに満たない吊り下げ支柱だった。
巣の拡張に伴い、吊り下げ支柱の強度補強も同時進行したのだろう、上下逆ではあるがまるで大木の根元を見る様だ。
支柱の基礎は、スレートの波打った天井に、自力で調合した強力な接着剤で貼り付けたと思われる。
支柱建材の硬さも、巣を覆う外壁材とは明らかに違う、今回は鋸で切り取った。
蜂たちに役割分担があったかどうかわからない。
もし組織で働いたとしたら、指示監督者がいたのだろうか。
この群れには数千匹の蜂がいたと推測する、短期間にこれほどの仕事量を達成するために、高度な指導力
が必要だ等と、難しく考えるのは人間である。
虫の世界は異次元だ、そこに人間の考えを移入してはいけないのだろう、虫けらと侮るなかれ。
山は終日大荒れ 吹き下ろす風が冷たかった。