朝、畑に散水していると、隣の八朔畑で何やら人の気配。近寄ってみると、高枝バサミを使って背丈の何倍もある八朔の摘果をしている82歳のおじいちゃんが・・・ いつも、その達者ぶりに感心するばかり。
「暑いのに大変やのう」と畑に向かって田舎言葉で声をかけると、
作業を中断し近寄ってきて、「樹が大きくて日陰もあるので、遊びがてらに出てきた。家でゴロゴロしててもしゃーないし。でも、暑いさかい10時になったら帰るんや」という。
「そう言えば〇〇さんも、昨日、家の前を自転車で通るとき、暑いので9時までやと言って帰って行ったで」、「陽射しがきつすぎて、散水してるのに遅く植えたさつま芋の葉が灼けてきて・・・」というと、
「例年、こんなに陽射しがきついことはない。今年は特別や。雨も降らないし・・・」、
「隣の畑、半年間、放置しただけで背丈より高い草がボーボーや」
などなど、しばしの会話が続いた。しばらくしてから、「喉を潤して」と自宅から冷えたスイカを2切れ持っていくと、「おおきに」と嬉しそうに受け取ってくれた。