この夏は、7月中旬以降、雨らしい雨がなかった上に灼けるような猛暑が続き、果樹も野菜も人間も干上がる寸前だった。我が感覚では、10年に一度あるかないかの異常気象だったと思っている。
例年の気ままな家庭園芸だと、夏場の暑い時期は2~3日に一度の早朝の野菜収穫と適当な散水だけしかしない。果樹も病害虫や実がどうなろうと殆ど気にしない。暑い時期はできるだけ畑に出ない主義だった。
今年は異常気象で、「放置すれば果樹が枯れてしまう」事態となった。枯らせば「果樹・野菜の家庭園芸」が「野菜だけの家庭菜園」になり田舎暮らしの根幹にもかかわるので、日々、数時間ずつの樹木の灌水(散水)作業に追われることとなった。
今朝からの雨は、まさに待ち焦がれた雨だった。有難い雨だった。おかげで、やっと夏休みに入れる気がする。灌水でヘトヘトになっていた「みかん農家」も大喜び。ところ変われば、関東・東北・北海道の畑と人々にとっては災難でしかない今夏の雨、地域変われば悲喜こもごもの雨、やっぱり全国各地で特有な異常気象が発生しているとしか思えない。