自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

地域ミュージアムで考える(68)

2017-08-17 | 随想

このほど,ミュージアム・オリジナルグッズとして『立体地球モビールキット』を発売しました。開発に当たったのは,自分でいうのものはばかられますが,わたしです。自身が開発したものとしては,昨夏お披露目した『地球風船』に続く第二弾で,一年ぶりの新グッズになります。

立体地球づくりについては,これまでに何回も記事にしてきました。段ボール製もあり,ケント紙製もあり,地球のかたちも多種ありました。それらを館内に置いたり,ぶら下げたりしていたら,とても興味を持って制作のことを聞いてくださる方が増えていました。

 

そうした方にとくべつにプレゼントしていたのですが,それでは対応し切れなくなりました。加えて,「グッズとして置いてほしい」との要望が寄せられ,この際モビールキットとして発売するのが望ましいという結論に至りました。それも安価で。

とはいうものの,いざ市販に耐えられるものを整えるとなると,労力がいるものです。小さなミュージアムなので,わたし一人でやりくりするわけです。それだけをするならできるでしょうが,そんなわけにはいきません。いろんなことに対応しながら,その合間に制作しなくてはなりません。

そんなこんなで,やっと完成にこぎつけた次第です。

キットは2種類あって,一つは「三角錐,四角錐,六面体」,もう一つは「三角錐,四角錐,正八面体」の組み合わせです。三角錐・四角錐は同じものでA4サイズ,六面体・正八面体はA3サイズ。どれも,自分で切り取って組み立てるようになっています。

 

付属品は,テグス(吊り下げ糸),竹ひご,作り方解説文です。

ご来館の節は,ぶら下がった地球モビールにご注目ください。興味のある方には「ほっ,ほーっ!」と思っていただけるのではないでしょうか。