春先にツクバネの種子を蒔き,そのことを本記事で書いて以来,すっかりそのことを忘れかけていました。ポットにも露地にも蒔いていたので,どうなっているか思い出して見てみると……。
それが芽生えが一本見つかったのです。モミジの根元で,すで雄株育っているすぐ傍です。たくさんの種のうち,たった一本。高さは8cm。
もうないかと思って探しました。ありました,ありました。一本目の木の近くです。こちらはぐっと小さい木で,生えて来て日数が経っていないものです。
これで2本生えてきたことになります。バンザイ,ですね。
ただ,ツクバネは雌雄異株なので,これが雌株なのかどうか。雄なら実をたのしむことができません。それで,今冬も山で採種して植えようと思っています。
雌株かどうかわかるまで,2,3年はかかります。息の長い栽培になります。まあ,それもたのしみのうちです。庭でツクバネの実がなっている風景を想像するだけで,うれしくなります。