自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ホソヒラタアブの孵化

2019-03-29 | ヒラタアブ

ヒラタアブの孵化を観察するには,タイミングが大事です。産付後,五日目ぐらいが目安になります。その頃になると,頭部に薄っすら黒っぽい影が見えかけます。繰り返し観察を続ければ,孵化場面に出合うことができます。

下写真の孵化は,間もなく殻から出終わるというときの撮影です。もうすこし早く確認していたら,出始めも目撃できていたでしょう。

 

 

上写真を写した後,さらにアップで撮りました。体内の様子まで薄っすらと見えています。神経や消化器官なのでしょう。

 

しばらくこの状態が続きました。一休みといった感じです。

 

さあ,動きが再開されました。いよいよ出ます。 

 

からだを大きく曲げます。

 

出終わった瞬間です。 

 

生まれたばかりは,からだが純白。これで体長1mm。何度見ても,「スゴイ!」の世界です。 

 


ツバメシジミ,初見

2019-03-29 | 昆虫

3月27日(水)。山裾でルリタテハの行方を追っているときのこと。足元の斜面から突然青いものが舞い上がりました。「ヤマトシジミだ!」と思い,今度はこの後を目で追うことに。すると,近くの枯れ草に着地。青色が鮮やかに光ります。ヤナトシジミではなく,ツバメシジミでした。尾状突起があります。

 

翅を閉じたとき,翅裏に特有の赤い斑紋が見えました。

 

よくもまあ,タイミングよく翅を開閉させてくれたことよ。感謝感謝。

ツバメシジミまで出現。すっかりうれしくなりました。この日の最高気温は18.2℃でした。