自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

トノサマバッタ,終齢幼虫から成虫へ

2019-06-07 | 昆虫

公園でトノサマバッタの終齢幼虫を見かけました。「そうか,もうトノサマバッタの季節なんだなあ」とうれしくなりました。 

 

 

終齢なら間もなく成虫になるでしょう。できればそのときの姿を撮りたいと思って,飼育ケースに入れました。しかし,そうはいってもその瞬間に巡り合えるなんてふつうに考えても無理。「脱皮後でもいいや」という気持ちで見ておくことにしました。 

思ったとおり,成虫に変態する時期が訪れました。飼育ケースを見たときは,すでに脱いだ皮が土の上に横たわっていました。よく見ると,左脚が途中から欠損しています。

 

成虫はというと,いかにも柔らかそうで,まだ活発に動き回れそうもありません。色はしっかり“らしさ”を醸し出しています。

 

そんな成虫を接写で撮りました。せっかくなので,深度合成処理をして細部まで見える写真に仕上げることに。

 

頭部だけ撮りました。なかなかの迫力!

 

 

こんなたのしみ方をしていると,今からの季節,すてきなモデルがどっさり出て来そうな。 

 


出前教室「ホタルを写そう」

2019-06-07 | 日記

6月7日(金)。仕事で市内の小学校へ出前教室に。学校は準へき地校で,対象学年は4年3人。そこはホタルの里で,遠く都会からホタル観賞のツアーバスが多く来るところです。

出前依頼は,ホタルの接写写真を子どもと一緒に撮ってほしいというもの。そのくらいの協力ならできると判断。事前にホタル写真を撮っておいて,それを持ち込み,子どものこころを刺激する手を取りました。下写真はその一枚です。

 

わたしは相変わらず“自然となかよしおじさん”として子どもとふれ合うことに徹しました。カメラを通してホタルを見るとは,あくまでホタルをよりよく知るための手段であり,結果,ホタルとなかよしになった気分に近づけたらサイコー,ホタルについて“?”が浮かんで来て調べたくなればいうことなし,そんな話をしてから撮影に入りました。

なお被写体のホタルは,学校にお願いして,地元でゲンジボタルの養殖に力を注いでいらっしゃる方から借りてもらいました。

撮影にあたって簡単にカメラの使い方を教え,以後必要に応じて手を添えるようにしました。今の子どもはこういう活動にすぐに馴染むようで,すいすい学習が進んでいきました。カメラはわたしが日頃愛用しているものです。

 

時間は5時間目(45分)。とにかくどんどん撮影してもらいました。途中,撮影した画像をパソコンで見て,そうして締めくくりで一人に2,3枚撮影。慣れると結構うまく撮れていました。ほっ。

こうして予定時間が終了。一口感想から,なんとかたのしんでもらえた様子が窺えました。なにしろ,ホタルの“?”が出て来ましたから。自然に囲まれて暮らし学ぶ子どもたちに,価値ある体験になっていますように。