公園でトノサマバッタの終齢幼虫を見かけました。「そうか,もうトノサマバッタの季節なんだなあ」とうれしくなりました。
終齢なら間もなく成虫になるでしょう。できればそのときの姿を撮りたいと思って,飼育ケースに入れました。しかし,そうはいってもその瞬間に巡り合えるなんてふつうに考えても無理。「脱皮後でもいいや」という気持ちで見ておくことにしました。
思ったとおり,成虫に変態する時期が訪れました。飼育ケースを見たときは,すでに脱いだ皮が土の上に横たわっていました。よく見ると,左脚が途中から欠損しています。
成虫はというと,いかにも柔らかそうで,まだ活発に動き回れそうもありません。色はしっかり“らしさ”を醸し出しています。
そんな成虫を接写で撮りました。せっかくなので,深度合成処理をして細部まで見える写真に仕上げることに。
頭部だけ撮りました。なかなかの迫力!
こんなたのしみ方をしていると,今からの季節,すてきなモデルがどっさり出て来そうな。