自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その384)

2019-06-14 | ジャコウアゲハ

脱皮がいよいよ近づくと,からだの収縮・弛緩運動が頻繁に生じます。表皮を剥がそうとする動作の一環と思われます。こうなると,油断禁物。30分でも1時間でも,観察注意を怠ることができません。

実際に脱皮が始まるまで,このときは様子を気に掛けながらすぐ近くで作業を続けました。直前になると,からだが一瞬伸びたようになります。これを見逃さなければ蛹化を激写できます。幸い,今回はタイミングを逃さずうまく行きました。

 

 

頭部辺りの皮が裂け始めました。

 

 

皮はどんどん下方に送られていきます。 

 

 

すっかり脱ぎ終えました。 

 

 

皮を落下させる運動が行われます。からだをくねくねとさせます。それでも皮が落ちない例もあります。そういうときはあきらめた様子で,動きが止まります。幸い今回は落下。 

 

 

どうしたことか,皮が宙づりになりました。めずらしい!

 

 

これで蛹化が無事に終了。

動きのある観察・撮影はたのしいものです。