なんと懐かしい! オドリバエでしょうか,花の中を覗き込んでいました。一年振りに,この花で見かけました。
うーんと近寄って撮影。頭部に付着した花粉がくっきり。
懸命にエネルギーを補給しています。
撮影されていることなど,ちっとも気づいていないはず。
今年見かけた昆虫は昨年よりずっと少なかったのですが,一つひとつをじっくり記録できたと感じています。満足!
なんと懐かしい! オドリバエでしょうか,花の中を覗き込んでいました。一年振りに,この花で見かけました。
うーんと近寄って撮影。頭部に付着した花粉がくっきり。
懸命にエネルギーを補給しています。
撮影されていることなど,ちっとも気づいていないはず。
今年見かけた昆虫は昨年よりずっと少なかったのですが,一つひとつをじっくり記録できたと感じています。満足!
畔。ツクシが一気に伸びて来ました。刈り取られた草がすっかり枯れた間から,林立しています。早いものは,もう枯れかけています。
畑地。枯れ草が横たわる地面からツクシだけが伸びています。一斉に! みごとです。
ニョキッと伸びる姿は青空に映えます。
畔。至るところで,出番を待っていたツクシ。
胞子嚢に指を触れると,ワァーッとばかりに胞子が飛散しました。
ホソヒラタアブの卵を見つけようと思い,ホトケノザの葉を裏返していきました。場所は,今春,産付している場面を撮影したところ。検討をつけて探すのですから,結構根気のいる作業です。傍から見ると「なにをしているの?」とついつい聞きたくなるような動きでしょう。
結果見つかった卵は五個。そのうちの一個は間もなく孵化したので,今残っているのは四個。それらを超接写でご紹介します。
並んだ双子です。表面模様がよくわかります。
表面の凸凹を確認したくて,やや前方向から撮りました。被写界深度が浅いので,ピントが合う箇所がごくわずか。
方向を変えて撮影。表面の様子が一層よくわかります。頭部が見えていないので,孵化にはまだ時間がかかるでしょう。
この卵では,頭部が見えかけています。孵化が近づいています。
アブラムシが隣りにいます。卵の先の方にピントが合っているので,卵全体の表面模様は写っていません。
孵化場面が撮影できたらよいのですが,どうでしょうか。
からっと晴れ渡った空と,白い花弁はよく似合っています。すっきりした色合いが気に入りました。わぁーっと花弁を広げ,アマナはいったいどんな昆虫を待ちわびているのでしょうか。
葯からこぼれ出る花粉はユリとそっくり。
アマナは早春の畔を彩る野の花。奥ゆかしさと気品が漂うチャーミングな花です。
生まれたばかりの幼虫がアブラムシを捕らえている場面を観察しました。アブラムシのからだには褐色の体液がいっぱい。それを幼虫が吸います。すでに幼虫の体内には,アブラムシの体液が吸い込まれています。
幼虫のからだから,体液が粒状になって出て来ています。減った体液分,からだがへこんでいます。
幼虫は大きなからだを口で軽々と持ち上げています。大した力です。
この観察からは,ホソヒラタアブの幼虫が貪欲な捕食者であることがよく理解できます。
ホシノヒトミの花を訪れる昆虫で圧倒的に多いのがホソヒラタアブです。花の大きさと体形の組み合わせがよいのか,花粉や蜜が大いに気に入っているのか,他の競争相手がすくないのか,とにかく目立ちます。
時間をかければなんとかお気に入りの一枚が撮れそうなのですが,その時間がなかなかとれないままです。お気に入りとは,蜜を吸っているまさにその瞬間をアップで撮ったものです。今春にはなんとか撮りたいと密かにチャンスを狙っているところです。
現時点で,コンデジで撮ったものを何枚か載せておきます。蕊と吻先が写り込んでいれば,何がお気に入りなのか想像できます。下写真はすべてメスです。
花粉が気に入っているようです。この行動で脚に花粉が付きます。
花にとまった瞬間,茎がぐにゃっと曲がりました。蜜を舐めています。葯がからだの下側に触れています。
花を抱え込む格好になっています。思う存分栄養分を補給している様子。
一つの卵で孵化が始まりかけました。こういうときはわくわくしつつ,「撮影に失敗しないように」と思い,緊張感が走ります。
卵の先端上部が破れかけました。
しばらくすると,頭部から出始めました。頭部といっても,見た目には定かではありません。
頭部をぐうっと伸ばすようにして出ようとします。
出始めると,じつに滑らかな感じで出て来ます。いのちの誕生です。口の先が葉に触れた瞬間です。
一刻も早く全身を出し切ろうと頑張っている様子。
完全に,そして無事に生まれ出ました。からだが輝いています。「ほっ!」。そんな気持ちがしてきます。なんとか撮影できたうれしさも混ざっています。
今回の撮影は,これまでになくじっくりできました。忘れられない記録になるでしょう。
3月18日(月)。ポットの株では、茎がほとんど枯れています。下写真の株ではわずかに残っています。
下写真の株では、緑の茎が残っています。
近寄ってみると、脇芽が出始めているのが見えます。ここからの成り行きがおもしろそうです。
元の茎は枯れてしまいました。大きな茎を含めて林立している茎は、形成されたイモから伸びたものばかり。
いわゆる“目”から出芽して、もうこんなに伸びているのです。覆土をしないで、このまま栽培を続けてみます。
3月20日(水)。2月にキタテハを目撃・撮影した同じ田で,キタテハを撮影しました。前と同じように,縄張りに入って来たモンシロチョウ・キタテハを追い出そうと攻撃的な行動を見せました。様子を見ていると,やがて地表に降りました。それで,そっとそっと近づいて,腕を前にうんと出して撮ったのが下写真です。ファインダーを確認しないまま適当に撮ったので,ピントは甘くなっています。
この写真を撮った瞬間,舞い上がりました。警戒心の現れでしょう。姿を目で追いながら,いずれ戻って来るだろうと思って待っていました。すると,思ったとおり! すこし離れた別の場所に降りました。今度もそっとそっと近寄って行きました。運よく,まったく気づいていない様子です。ファインダーを覗いてピントを合わせながら,シャッターを切りました。
傷んだ翅,色褪せた翅が厳しい越冬を物語っています。
それにしても,こんなにうまくいくとは予想外。ラッキーな一コマになりました。
3月18日(月)。育苗箱のイモの今です。ほとんどの株で,茎がすっかり枯れています。
わずかに残った茎もあります。よく見ると,第一・第二・第三節から脇芽が出始めています。これが生長していくとどんな現象が見られるでしょうか。新たな知見が得られるかも。
この株もまた茎の上部は枯れているものの,下の方が残っています。そして脇芽が出かけています。これを見ると,ジャガイモは二年草あるいは越年草といってもよさそうな気がしてきます。沖縄のような温暖な気候の下で育てると,まったく枯れずに生長するのではないでしょうか。なお,たくさん見える葉はイモの目から出芽したものです。
上写真のイモを,反対側から撮影しました。 イモから芽が出るのは当たり前なのですが,元株の茎の一部が残って生長を続けるというのはすごい話です。もし生育環境に合った気候下で育てれば,元株の茎は枯れずに育ち続けるのかもしれません。ただ,夏の暑い時を除いた場合の話ですが。
シリーズ次回はポット植えについて取り上げます。