初夏の道東紀行をアップしていた7、8月は近隣での鳥見には厳しい季節ですが、それでも今年の尋常でない暑さにもマケズ、狭山丘陵や秋ヶ瀬公園等に出かけてきました。
まずは、東大和市の公園で毎年子育てがうまくいっているツミです。週末バーダーとしては、密着取材ができないので、6月17日と7月8日に取材したヒナの様子も含めて、今年は、♀親がよく撮れたので、それらを並べてみました。まずは巣の様子ですが、まだ白い綿毛のヒナがなんとか顔を出してくれました。
ちょっとグロですが、♂親が運んできた小鳥の毛をむしって食べやすくしていた♀親です。
そして3週間後の7月8日に行ってみると既にヒナは巣立っていましたが、相変わらず♀親が近くで、見張っており、♂親の運んでくる餌をヒナに直接与えたり、巣に運んだりしているようです。ヒナの近くで待っている♀親です。
巣立ったヒナ、というより若鳥です。
秋ヶ瀬公園のフクロウですが、一箇所の巣では、早々に巣立って、森に消えてしまい、見逃してしまいましたが、もう一箇所でも、うまくヒナが育ったようで、巣立った直後のヒナに会うことができました。最初は、近くで見守っている♀親で、続いて5枚ヒナの様子です。
変わって、狭山丘陵ですが、サンコウチョウの子育てがうまくいった巣は今年も見つかりませんでした。が、子連れの家族らしきを幾つか見かけ、どこかで、うまく繁殖しているようです。そんなサンコウチョウですが、7月14日になんとか収まってくれた尾短の♂です。でも、何か物足りない。なんだろうと思ってよく見ると嘴が水色でないことに気づきました。羽も少しくたびれた感じがするので、推測ですが、この個体は、換羽中で、嘴も同様なのかなと思っています。
7月14日ともなると、小鳥たちのさえずりが、さすがに少なくなるのですが、クロツグミが一番元気に囀っています。石塚徹さんの「歌う鳥のキモチ」を最近読むと、クロツグミのさえずりにパターンがあり、それぞれ目的があるとのことで、来年にはもう少し耳を傾けて、さえずりを解析してみたいものです。
あれほど囀っていたキビタキも、さすがに静かになってしまいますが、変わって、ヒッ、ヒッという地鳴きをよく耳にするようになります。同時にヒナの姿をよく目にするようになります。
親も頑張って餌を運んでいるようです。
翌週の7月21日に見かけたキビタキですが、なんか汚い!おまけに尾羽もない!どうしたことかと思いましたが、富士鷹なすびさんも同じ頃、別の場所で同じように尾羽のないキビタキを写真に収められており、時期的に言ってもどうやら換羽中なのかなと推測しています。それにしても、尾羽は一度に抜けるんでしょうかね。
丘陵内で見かけたツミ♂です。止まっているポイントには、クロツグミやキビタキ等の小鳥も止まります。狩りを見たことはないのですが、結構捕まっているでしょうね。