ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

北海道野鳥紀行2021年5月 その1 大洗〜苫小牧航路 シロエリオオハム オオハム コアホウドリ クロアシアホウドリ シロハラトウゾクカモメ等

2021-06-21 | 北海道
シロエリオオハム 夏羽 大洗〜苫小牧航路

ヒレアシシギの渡りの大群と渡りの珍鳥に期待して、5月16日〜23日に人と密にならずに鳥と密になる様に車で北海道(大洗〜苫小牧〜天売島〜サロベツ〜旭川〜苫小牧〜大洗)に遠征して来ました。狙い通り大洗航路ではハイイロヒレアシシギの群れと更にアビ類、アホウドリ類、ライファーのクロトウゾクカモメにも遭遇し、天売島航路ではアカエリヒレアシシギの大群、島ではライファーのマミジロキビタキと2年ぶりのコウライウグイスに会う事ができましたが、この2種の写真は撮れずでした。その他ノゴマ、ツメナガセキレイ、ヤマゲラ等94種の野鳥達と会う事ができました。宣言下で制限された行動もありましたが、ヒトとは密の場面なく安全安心の遠征となりました。
5月16日大洗〜苫小牧航路:午前1時出航のさんふらわ知床に乗り込みましたが、船内はやっぱりガラガラ。日の出と共に起き出して左舷デッキに陣取り、いわき沖辺りから探索開始です。まずはオオミズナギドリが飛び交う中クロアシアホウドリが登場。並ぶとその大きさがよくわかります(午前7時半頃)
クロアシアホウドリはよく出てくれ、比較的近い時もあります(午前7時40分頃)。
この日よく見かけたのはシロエリオオハムで、すっかり夏羽になった個体や換羽中、まだ冬羽(若い個体かも)の個体など結構出てくれました。中にオオハムと思しき個体もチラホラとあり、この子は腰の白い部分が多いのでオオハムと思われます(午前9時半頃)。
続けて出たのはシロエリオオハム 、夏羽がいいですね(午前9時35分頃)。
夏羽に換羽中のシロエリオオハム、すぐには飛び立てないので、水面を一生懸命に走っています(午前10時半頃)。
こちらは換羽中のオオハムでしょうか、頭部が白くなって来ています(午前10時35分頃)。
飛び立とうと盛大な水しぶきを上げて走るすっかり夏羽になったシロエリオオハムです(午前10時50分頃)。
こちらはまだまだ冬羽のシロエリオオハムです(午前11時頃)。
飛び立って綺麗な夏羽を近くで見せてくれたシロエリオオハムです(午前11時10分頃)。
午後になって右舷側に移動。コアホウドリも時々出てくれます(午後2時頃)。
こちらは午後2時20分頃。
午後2時半頃中央尾羽が尖って短いのでクロトウゾクカモメかと期待しましたが、スマートで翼も細長いので、シロハラトウゾクカモメでした。海鳥ハンドブックによれば第三回生殖羽といった所でしょうか。
海況は比較的穏やかだったので、浮かんでいるクロアシアホウドリも結構いました。そして飛び出し(午後2時40分頃と3時頃)。
コアホウドリもよく出てくれました(午後3時5分頃)。
こちらのコアホウドリは目の下が灰色なので、成鳥個体の様です(午後3時10分頃)
北上しているハシボソミズナギドリがいましたが、あまり大きな群れは見ませんでした(午後3時45分頃)。ハイイロミズナギドリ、アカアシミズナギドリと思しきものもいました。
こんな具合で色々出てくれましたが、下北半島沖になってくるとアビ類の出現頻度が少なくなって来ました。

次回は大洗航路の続きで、下北半島を過ぎる辺りから、アホウドリ成鳥に加えてハイイロヒレアシシギが頻出する様になりましたので、その様子をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難うございます。


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