徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない

2005年12月21日 | こよみ・四季・歳時記
明日は冬至です。一年で一番夜の長い日です。寒さに関しては,まだまだ,これから…って感じですが,明後日からは,日に日に昼の長さが長くなっていくというのですから不思議な感じです。

さて本題。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれるのは,新鮮な野菜(特に緑黄色野菜)が少なくなり,ビタミン類が不足しがちな冬至の前後に,カロチンを多く含むかぼちゃを食べ,ビタミンを補給することが,風邪等の予防に役立つという理由から。貯蔵性に優れたかぼちゃの特徴を活かした先人の知恵という訳です。

ちなみにかぼちゃは,中央アメリカから南アメリカ北部が原産地で,日本には,16世紀中頃にポルトガル船によってカンボジアからもたらされました。(「かぼちゃ」の名の由来は,この時の伝来先カンボジアとか)ただ,この時,伝わったのは現在「日本かぼちゃ」と呼ばれている種類で,私たちが主に食べている「西洋かぼちゃ」とは別のもの。その「西洋かぼちゃ」は,幕末にアメリカ人によってもたらされました。

では一足お先に頂きます。
コメント (2)
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