この記事は,節電の夏を乗り切るための涼和物の其の二なのですが,実は以前に本ブログでシリーズで書いていた記事の続きでもあったりします。
まずは,「風鈴」に続いて,「簾(すだれ)」を購入してみました。今回のこだわりポイントは国産(日本産)。
現在に日本で売られているすだれの大部分は中国産(「天津すだれ」という名前で売られているのを見たことある人は多いかと思います),とってもリーズナブルで先日とあるホームセンターでは198円で売ってました。70年代ぐらいまでは,国産のものが多かったのですが,河川改修等で良質のヨシが得られなくなったこと,すだれを作る職人が減ってしまったこと,すだれを使うような住宅が減り,需要が減ってしまったことなどにより,国産のものはほとんど見かけないという現在のような状況になりました。
ってな訳で,「すだれ,国産」とか「よしず,琵琶湖」などのキーワードで色々と物色し,ちょっと購入を躊躇ってしまう感じの出費(関西人,ネタのためには多少の出費は惜しみません(笑))で,何とか国産のすだれを手に入れました。
写真のものがそのすだれです(三重奏と並べてみました)。落ち着いた感じで,素敵ではないですか?
で,終わらないのです(笑)
この記事には続きがあります。「よしず」と書かず「すだれ」と書いたのには,実は意味があります。
「よしず」はその名の通り,ヨシを材料に用いており,すだれの多くはヨシが用いられています(「よしすだれ」→「よしず」という訳です)。ただ,他の材料を用いたすだれもあります。有名なところでは「蒲芯すだれ」,名前の通りガマの芯を用いて作られたすだれです。それから,最近はほとんど見かけない(小さいものが装飾として用いられていることはありますが)ですが,「萩すだれ」というものもあります。お察しの通り,ハギを用いたすだれです。
実は,私の購入した写真の国産のすだれは,「葦すだれ」はないのです。
「代萩すだれ」といいます。
これまでの説明と漢字をみれば,分かるかと思いますが,このすだれ,萩に代わる材で作られたもの,茶褐色の落ち着いた色合いが萩すだれの特徴に似ていることから,この名が付いたそうです。
「代萩」,何だと思いますか?
ここで最初の振りに繋がります。この記事の続編なのです。
以前に琵琶湖の湖岸,近江八幡の葦農家を訪ねた際に,庭先に綺麗に並べてあるのを見つけた際には,「さずが近江商人発祥の地,転んでもタダでは起きない」とか,冗談混じりで記事を書いたのですが,まさか,ちゃんとすだれの1ジャンルになっているとは,驚きと同時に,国産の葦すだれ,そっちのけで買ってしまいました「背高泡立草すだれ」(苦笑)
→ 背高泡立草にまつわるエトセトラ 前編
→ 背高泡立草にまつわるエトセトラ 後編
→ 文化的景観 in 近江八幡
まずは,「風鈴」に続いて,「簾(すだれ)」を購入してみました。今回のこだわりポイントは国産(日本産)。
現在に日本で売られているすだれの大部分は中国産(「天津すだれ」という名前で売られているのを見たことある人は多いかと思います),とってもリーズナブルで先日とあるホームセンターでは198円で売ってました。70年代ぐらいまでは,国産のものが多かったのですが,河川改修等で良質のヨシが得られなくなったこと,すだれを作る職人が減ってしまったこと,すだれを使うような住宅が減り,需要が減ってしまったことなどにより,国産のものはほとんど見かけないという現在のような状況になりました。
ってな訳で,「すだれ,国産」とか「よしず,琵琶湖」などのキーワードで色々と物色し,ちょっと購入を躊躇ってしまう感じの出費(関西人,ネタのためには多少の出費は惜しみません(笑))で,何とか国産のすだれを手に入れました。
写真のものがそのすだれです(三重奏と並べてみました)。落ち着いた感じで,素敵ではないですか?
で,終わらないのです(笑)
この記事には続きがあります。「よしず」と書かず「すだれ」と書いたのには,実は意味があります。
「よしず」はその名の通り,ヨシを材料に用いており,すだれの多くはヨシが用いられています(「よしすだれ」→「よしず」という訳です)。ただ,他の材料を用いたすだれもあります。有名なところでは「蒲芯すだれ」,名前の通りガマの芯を用いて作られたすだれです。それから,最近はほとんど見かけない(小さいものが装飾として用いられていることはありますが)ですが,「萩すだれ」というものもあります。お察しの通り,ハギを用いたすだれです。
実は,私の購入した写真の国産のすだれは,「葦すだれ」はないのです。
「代萩すだれ」といいます。
これまでの説明と漢字をみれば,分かるかと思いますが,このすだれ,萩に代わる材で作られたもの,茶褐色の落ち着いた色合いが萩すだれの特徴に似ていることから,この名が付いたそうです。
「代萩」,何だと思いますか?
ここで最初の振りに繋がります。この記事の続編なのです。
以前に琵琶湖の湖岸,近江八幡の葦農家を訪ねた際に,庭先に綺麗に並べてあるのを見つけた際には,「さずが近江商人発祥の地,転んでもタダでは起きない」とか,冗談混じりで記事を書いたのですが,まさか,ちゃんとすだれの1ジャンルになっているとは,驚きと同時に,国産の葦すだれ,そっちのけで買ってしまいました「背高泡立草すだれ」(苦笑)
→ 背高泡立草にまつわるエトセトラ 前編
→ 背高泡立草にまつわるエトセトラ 後編
→ 文化的景観 in 近江八幡