徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

麦から始まるエトセトラ-筑波山麓の小麦-

2013年06月01日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
多分そんなブームは世の中の何処は探してもないと思いますが,プチ麦ブームです(笑)

ってな訳で2回に分けて麦に関する記事です。

つくば市の周辺では,春先,小麦を栽培している畑をよく見かけます。関東など本州での麦の栽培は稲刈りの終わった秋に播種し,梅雨前に収穫するという稲の裏作が一般的,「冬小麦」と呼ばれています(北海道では春に播種し,秋に収穫する「春小麦」も多く栽培されています)。ですので「麦秋」という言葉は,冬小麦に関する暦ということになります。

写真は,筑波山麓の桜川市にある小麦の畑。この畑に植わっている小麦,実はよく見かける小麦とは少し違うもの。この小麦,職場の作物の育種等を行っている研究所が開発した「ユメシホウ」というパンなどにも使える硬質小麦品種だったりします。

関東以西の本州で水田の裏作として栽培されている小麦の品種で,もっとも有名なのは,「農林61号」という品種なのですが,この品種は,グルテンの量が中程度(小麦にすると中力粉になります),主にうどん等の麺類に用いられています。収穫まで長い期間を要する硬質小麦は,梅雨がある日本(特に本州)では栽培が難しいというのが一般的でしたが,近年,少しずつですが,パンも作れる硬質小麦品種が登場してきています。「ユメシホウ」もその一つということになります。

つくば市,桜川市など筑波山麓では,この「ユメシホウ」使って,パンや洋菓子を作る試みが結構行われており,例えば,これもその一つですし,この話も関係しています。

畑を見たら,やっぱり収穫物も試してみたくなるということで,「ユメシホウ」で作った小麦粉を衝動買い。

したのですが・・・。パンが焼ければ一番いいのですが,それはちょっとハードルが高すぎ(GOPANでもあれば別ですが)。

という訳で,硬質小麦の本領発揮とまではいきませんが,大阪人の定番食「お好み焼き」を焼いてみました。折角なので,なるべくつくば産,関東産の材料で作ってみました。こちらはベーシックなソース味,こちらはちょっとさっぱり系のハーブソルトで味付け。

美味しく頂きました。

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コメント (4)
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