ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

なぜだか突然、富山の旅「雪の大谷と砺波のチューリップ」

2005-05-01 23:00:00 | ひでんかの「おでかけ日記」
   雲上の高原・室堂は、まだ一面の銀世界でした
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「日本の中で、一番好きなところはどこですか?」
と聞かれたら、私は迷わず
立山・黒部」と答えます。
もちろん何度か訪れたことはあって、春・夏・秋(冬はさすがにありません)、それぞれの良さを見てきました。
自分が好きなモノは人にも勧めたい。
ましてや家族ともなればひとしおで、今回は是非とも息子に「雪の大谷」を見せたくて、GWの立山行きとなりました。
(ちょうど「学生の連休の谷間の2日」が振り替え休日になったこともあります)
当然、お供は愛車のワゴちゃんで、余命宣告(?)されてしまった身では、多少不安なモノもありますが、「途中で止まっちゃったりしないでね」と祈りつつの旅立ちです。

お天気の加減や人の出足も考慮して
山へ行くならば朝イチバン!
と、いうことで「立山到着6時」を目標に出発しました。
でも、真夜中のドライブとあれば
景色は見えない、
土地々々の名物にも巡り会えない.....。
仕方が無いので、SAのスタンプ集めをしてみようということになりました。
(やっぱり我が家は「スタンプ集め」好き?)

◆自宅発 0:10

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高坂 0:55
夜中過ぎだというのに、車も人もかなりの量でした。
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上里 1:25
ここもまだまだ賑わって(?)います。(皆さん、どちらへ行かれるのでしょう...?)
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横川 2:05
名物「峠の釜飯」はこの時間でも売っていたのでしょうか?(見てくるのを忘れてしまいました)

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東部湯の丸 2:40
SAって、売店とか食堂とか、ちゃんと夜中でも営業しているんですね。(初めて知りました)

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妙高 3:55
前言撤回!
ここは、な~んにもない。だ~れもいない.....。
(駐車場の横にキャンプ・スペース(?)みたいなものがあって、キャンピングカーやワゴン車で"お泊まり"の方もいらっしゃるような...)
ここで発見!
暗がりの中にうっすら見えたのは、泥にまみれた、雪の固まり
除雪して集められた雪が、まだ残っているのですね。

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名立谷浜 4:25
あっという間に日本海側に出てしまいました。
空がどんどん白んできて、もうすぐ夜明けです。

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有磯海 5:25
そして、「SAめぐりの旅(?)」最後。
もうすっかり夜も明けて、心配していたお天気も、今のところは雨の心配は無さそうです。

ところで、出発するときに、でんかと
「SA毎に運転を交代する」と話をしました。
最初に私が高坂まで運転し、そこから当初の通りに交代で行くことにしました。
一般的にSAは50キロ毎に設けられているそうです。(でんか談)
東部湯の丸までは、確かに30分毎(約50キロ)で運転を代わることができました。
東部湯の丸で私がハンドルを握り
「じゃあ、次は妙高までね」と言われました。
「妙高ってかなり先じゃない?」
「そうかなぁ...」
「上信越道だと長野は通らないで上に上がるんだっけ?」
「たぶんね」
「じゃあ、そんなに遠くない?」
「うん」
 ・・・・・
なんだか釈然としないままスタートしました。
ちゃんと距離を確認しなかった私が悪いのですが、行けども行けども「妙高」の文字が出てきません。
「なかなか妙高が出て来ないんですけど...」
「違ったかなぁ...」
と答えるでんかは半ば夢の中。
結局、上のタイムテーブルを見てお解りのように、私が1時間以上運転する羽目になりました。
(確かに、この間SAは無かったのですが...)
更に、その後、名立谷浜で再びハンドルを握ることになった私は、ここでも有磯海まで1時間運転することになったのです!
結局、通算400キロ近い高速道の300キロくらいが私の担当でした。
(運転順を決めたときのミスでした~)

立山ICで高速を降り、あとはケーブルカーの出発地・立山駅まで一般道を走ります。
(ここは、たくさんお休みになったでんかがハンドルを握りました。とはいうものの、眠ってはいませんでしたけれど)

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立山駅着 6:10
立山駅到着です。
一般車はこの先は入ることができないので、ここからはケーブルカー→バスと乗り継いで室堂まへ向かいます。
05050109さすがGW中、この時間に着いても、6:40の始発は満席で乗ることができませんでした。
ケーブルカーで美女平まで行って、ベルトコンベアーのように、そのままバスへと進みます。
美女平から室堂まで、バスで約40分。
今回の旅の大目的・雪の大谷は、このバスの旅の終わり近くです。
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バスの中から見ると、こんなカンジ。
(ただの雪の壁?)
実際に見ると「おぉ~~~!!」と、思いますが、車内からの写真だと判りませんね。

これでなんとかお解りいただけますでしょうか...?
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イチバン高いところで、壁の高さは15メートルだそうです。
今年は、やはり雪が多かったようで、前回来たとき(15年以上前ですが)よりも壁の高さが高いような感じがしました。

室堂は、まだまだ雪が深くて、スノーシューズでは無かったので、あまり遠くまでは出歩くことはできませんでした。
(バスから降りた乗客も、1/3くらいはスキーかスノーボード持参です。)
ここで1つ不思議だったのは、スノーボーダーが皆さんスコップを持っていらっしゃることです。
05050112(ちゃんとボードを背負って、スコップを手に持って山を登って行きます。)
いったい何に使うのでしょうか.....?
誰かに聞いてみようと思いつつ聞きそびれてしまいました。
(どなたか、使い方をご存じの方は教えて下さい)

行動範囲が狭かったので、9時過ぎのバスで戻ることにしました。
さて、「どうしても息子に見せたかった雪の大谷」の感想は?
「高い雪の壁だった。」
それだけ?

  ◇  ◇  ◇

05050113立山に戻って、称名滝へ向かいました。
いつも、バスの車中、対岸の山の上からしか見たことが無かった滝ですが、滝壺近くまで行くことができます。
とはいうものの、駐車場から、今入れる滝の一番近くまで(まだまだ雪が多くて道が開いていません)は、坂を上ること徒歩で約30分。
「酸素が薄い~~~」と、ひとり鯉のようにパクパクしながらの山登りでした。
なんとか、たどり着いた称名滝。
日本で一番大きな滝(高さ350メートル)だそうです。
写真の左が称名滝で、右側の滝はハンノキ滝といって、雪解けの頃だけに現れる滝だそうです。
滝壺近くや、滝を正面から見られる場所は、雪があって立ち入り禁止でした。

称名滝見物を終え、次の目的地は砺波のチューリップ・フェアです。
せっかくジャスト・シーズンに富山まで来たのですから、ぜひともチューリップの写真を撮って帰りたい!
(相当な混雑は覚悟の上です)
0505011405050115案の定、会場近くの道路は渋滞です。
駐車場も看板に従って走り、警備員さんの誘導で進んだら、なんだかグルグルと回されて、やっと駐車場に着いたら、
なんとが降り出しました。
どうしようかと思いましたが、駐車料金も払ってしまったし、行くしかないですね。
入場券を買いこの時期だけに現れるゲートをくぐって会場に入りました。
ちょっと前までは、かなりの人出だったと予想されましたが(まだ雨宿り中の観客も...)、午後でもあり、幸いなことに(?)雨も降り出したので、場内は一気に人が引いたようなカンジです。
傘を差しながらの撮影は、多少不便なところもありましたが、人もいなくて、なかなか良い写真が撮れました。
現在、チューリップは品種が2000くらいあって、そのうちの半分ほどが富山県で栽培されているそうです。
(という解説に驚きましたが、実際に見本畑には、実に様々な色と形のチューリップが咲いていました。)
ここでまた息子に感想を訪ねたところ
「チューリップが嫌いになりそう...」と言います。
「なんで?」と訪ねたら
雨だし、数が多すぎて気持ち悪い!」と。
(お花の先生の息子だというのに、なんという不心得!?)

結局、雨は降り続き、
「午前中晴れ、昼から曇りのち雨」という天気予報は大当たりでした。

もう歳なので、さすがに、このまま帰るのは無謀だということで(前回は日帰りだったんですけれど...)
今晩は富山で泊まることにしました。

宿は富山駅前の”素泊まり仕様”のホテルです。
前日が徹夜に近い状態だったので、さっさと夕食を済ませて寝ることにしました。
旅の楽しみの1つに、その土地の名物や美味しいモノを探すということがありますが、
今回は「とにかく素早く食べられるモノ」(とはいうものの、ファーストフードやコンビニではなくて、多少なりとも"地元"を味わえたら良いな...と)
で、手っ取り早く、近くにあったので、駅ビルに行ってみることにしました。

そこで、思わぬ拾いモノ(拾い"食べ"モノ?)をしました。
ここから、久々の

ひでんかのパクパク日記
◇白エビ亭(富山駅ビル3F)
05050116まずは...
富山といえばホタルイカ
今はちょうど漁の最盛期です。
(夜中の3時に出航する「ホタルイカ観賞ツアー」とかもあるそうです)
こちらは「活き漬け」です。
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さらに、お店の看板でもある
白エビ天丼
桜エビのようにかき揚げではなく、ちゃんと1匹ずつの天ぷらになっています。
(でも、大きさは小さいので揚げるのがタイヘンそう...)
かき揚げで無い分、アッサリしていて美味しかったです。
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そして、今回のイチオシ。
驚きの大発見です!
ホタルイカ天丼
実は、恐る恐る注文しました。(ホタルイカの天ぷらが想像できなかったので...)
でも、食べてみてビックリです!!
ホタルイカの天丼。
苦みと甘みが微妙に混ざり合って、他では食べたことが無い味でした。
今の時期だけのものなのかもしれませんが、私の富山のイチオシの味になりそうです。

思いがけなく、「富山の味」を堪能することができました。
さあ、あとは、ホテルに帰って寝るだけです。








コメント
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