二代目と屋号についていますが、テレビでも有名な
竹田敬介店主が2番目に思い立ったコンセプト店だか
ら二代目です。だから、初代も三代目の店も竹田敬介
店主です。
以前までの多店舗というと、1号店の金太郎飴的な
店が多かったです。支店とは、本店の忠実なコピー品と
いうのが売りでもありました。しかし、近年は「麺屋
武蔵」インスパイアなのか、1店、1店に屋号も、味も
店舗の作りも、コンセプトも異なっている新店が多い
です。従来は、複数の種類のラーメンをメニューに
入れる事が多かったものの、ことラーメン屋に関しては
専門色を高める為に、多くのメニューを入れない方が
いいという風潮にあります。その為、従来のスタイルと
異なる(例えば塩ラーメン屋が開発した豚骨ラーメン)
ラーメンを作る際は、別の店舗をオープンさせる事も
珍しくなくなってきています。
この「二代目海老そば けいすけ」は「海老そば」を
フューチャリングした店です。
テレビで見ていて、不思議などんぶりと、馬鹿デカイ
レンゲに興味を持ちました。
生で見ても本当に不思議な形のどんぶりです。正面から
見るとどんぶりがひっくり返っているように見え、球型
の3分の1が抉れている形です。香りを逃さず、冷めに
くい形らしいです。ワイングラスがヒントになっている
ようです。このどんぶりは左手で持って食べる事はでき
ません。
レンゲがデカ・・・。お玉みたいにデカくて、陶器だから
重い。
器やレンゲをとっても斬新なこの店、果たして「海老そば」
とはいかなるものか・・。
おお。これもラーメンなのか。ラーメンを高尚、低俗なんて
評価はしたくないけど、僕が知っているラーメンでは最も
気品高いラーメンです。恐れ入りました。僕は常々、ラーメン
は柔軟な発想で・・・・なんて言っていながら、僕の発想には
まず無いタイプのラーメンです。ラーメン屋や大衆食堂など
いわゆる庶民的な安くて、美味しいB級グルメを食べ歩いてい
る僕には絶対作れないラーメンです。
「海老そば」は高級フレンチや、高級イタリアンや、高級懐石
等に引けをとらないラーメンだと思います。(高級な外食経験
が薄いので断言できませんが)
でも、1000円未満の売値で、これだけ風味豊かで、見た目が
美しく、上品な旨みが口いっぱいに広がる1品が作れるなんて
信じられません。
このラーメンを食べ進めて、ようやくジャンボレンゲ、どんぶり
の形に納得しました。奇を衒っている訳ではなく、このラーメン
に必要だから開発されたのでしょう。
繊細で豊かな香りを逃さないのに、球型どんぶりは最適です。
それに、このラーメンは下品にズルズル食べて美味しいタイプ
じゃないです。女性がよくやる、レンゲにミニラーメンを作っ
てパクッと食べるスタイルが合います。だから、男性向けで
大きなレンゲを作ったのかもしれません。
ニンニクと糸唐辛子がいいアクセントになっていて、凄く香り
がいい。チャーシューが薄味でジューシーな鶏肉というのも
全体バランスを考慮した結果でしょう。
そして、ラーメンでは見慣れない具が・・。何だろうコレ?
コリコリ・・ん?・・いい食感でクセが無い、この緑のは
何だろう。実際は何だか断言できませんが、見た目といい
食感といい、多分「山クラゲ」だと思います。キクラゲだと
平凡すぎるから「山クラゲ」を入れたのかどうかは分かりま
せんが、色合いがとても良かったです。
ちなみに今風の店だけありBGMはジャズでした。福岡でも
ジャズの有線放送を流している店は急増していますが、
「二代目 海老そば」は、最もジャズのBGMが合っている
と思います。ジャズが醸し出す上品さと、あのラーメンは
見事にマッチしています。
竹田敬介店主が2番目に思い立ったコンセプト店だか
ら二代目です。だから、初代も三代目の店も竹田敬介
店主です。
以前までの多店舗というと、1号店の金太郎飴的な
店が多かったです。支店とは、本店の忠実なコピー品と
いうのが売りでもありました。しかし、近年は「麺屋
武蔵」インスパイアなのか、1店、1店に屋号も、味も
店舗の作りも、コンセプトも異なっている新店が多い
です。従来は、複数の種類のラーメンをメニューに
入れる事が多かったものの、ことラーメン屋に関しては
専門色を高める為に、多くのメニューを入れない方が
いいという風潮にあります。その為、従来のスタイルと
異なる(例えば塩ラーメン屋が開発した豚骨ラーメン)
ラーメンを作る際は、別の店舗をオープンさせる事も
珍しくなくなってきています。
この「二代目海老そば けいすけ」は「海老そば」を
フューチャリングした店です。
テレビで見ていて、不思議などんぶりと、馬鹿デカイ
レンゲに興味を持ちました。
生で見ても本当に不思議な形のどんぶりです。正面から
見るとどんぶりがひっくり返っているように見え、球型
の3分の1が抉れている形です。香りを逃さず、冷めに
くい形らしいです。ワイングラスがヒントになっている
ようです。このどんぶりは左手で持って食べる事はでき
ません。
レンゲがデカ・・・。お玉みたいにデカくて、陶器だから
重い。
器やレンゲをとっても斬新なこの店、果たして「海老そば」
とはいかなるものか・・。
おお。これもラーメンなのか。ラーメンを高尚、低俗なんて
評価はしたくないけど、僕が知っているラーメンでは最も
気品高いラーメンです。恐れ入りました。僕は常々、ラーメン
は柔軟な発想で・・・・なんて言っていながら、僕の発想には
まず無いタイプのラーメンです。ラーメン屋や大衆食堂など
いわゆる庶民的な安くて、美味しいB級グルメを食べ歩いてい
る僕には絶対作れないラーメンです。
「海老そば」は高級フレンチや、高級イタリアンや、高級懐石
等に引けをとらないラーメンだと思います。(高級な外食経験
が薄いので断言できませんが)
でも、1000円未満の売値で、これだけ風味豊かで、見た目が
美しく、上品な旨みが口いっぱいに広がる1品が作れるなんて
信じられません。
このラーメンを食べ進めて、ようやくジャンボレンゲ、どんぶり
の形に納得しました。奇を衒っている訳ではなく、このラーメン
に必要だから開発されたのでしょう。
繊細で豊かな香りを逃さないのに、球型どんぶりは最適です。
それに、このラーメンは下品にズルズル食べて美味しいタイプ
じゃないです。女性がよくやる、レンゲにミニラーメンを作っ
てパクッと食べるスタイルが合います。だから、男性向けで
大きなレンゲを作ったのかもしれません。
ニンニクと糸唐辛子がいいアクセントになっていて、凄く香り
がいい。チャーシューが薄味でジューシーな鶏肉というのも
全体バランスを考慮した結果でしょう。
そして、ラーメンでは見慣れない具が・・。何だろうコレ?
コリコリ・・ん?・・いい食感でクセが無い、この緑のは
何だろう。実際は何だか断言できませんが、見た目といい
食感といい、多分「山クラゲ」だと思います。キクラゲだと
平凡すぎるから「山クラゲ」を入れたのかどうかは分かりま
せんが、色合いがとても良かったです。
ちなみに今風の店だけありBGMはジャズでした。福岡でも
ジャズの有線放送を流している店は急増していますが、
「二代目 海老そば」は、最もジャズのBGMが合っている
と思います。ジャズが醸し出す上品さと、あのラーメンは
見事にマッチしています。