ブラックモア・ラーメン

様式美麺　第２６弾をはじめます。

今回は「様式美麺れいんぼ～」の３周年に相応し
く「ブラックモア・ラーメン」です。

いわゆる、黒ラーメン、ブラックラーメンの
ジャンルに位置するラーメンと思いますが、他店
には決して無いタイプの新感覚の黒系ラーメン
です。

黒系ラーメンが全国的なブームになるキッカケは
「なんつっ亭」の黒マー油だと思います。

当店も以前「なんちゃっ亭ラーメン」という期間限定
メニューを出していましたが、当店は茶マー油を使用
していました。荒ツブツブ入りの珍しいマー油だった
と思います。

全国に大普及した黒ラーメンの殆どは、黒マー油系
（ニンニクの揚げ具合を数段階に分け、真っ黒に焦げ
たニンニクチップと一緒にミキサーにかける）
です。新店だけではなく、老舗までもこぞって黒ラー
メンを出す現象が起きました。

僕が知る限り、唐津市でも３軒のラーメン屋で黒ラー
メンを出しています。そのいずれも黒マー油系ラー
メンです。

でも、当店の新作「ブラックモア・ラーメン」は
黒マー油は一切使いません。

新ご当地ラーメンの呼び名が高い、富山ブラック
ラーメンのような醤油味が濃く、御飯がススムと
いうラーメンでもないです。

他、黒ラーメンというと、岩のり入りや、イカ墨
系が少数派ながらいますが、当店の黒ラーメンとは
違います。

じゃ、そろそろ当店の「ブラックモア・ラーメン」
について書きます。

「黒胡麻坦々麺」からヒントを得ましたが、本来は
ラーメン屋で使えるはずも無いものを使用しました。

通常「黒胡麻坦々麺」には、黒チーマージャンを
使用しますが、当店はもっともっと最高級品を使用
しました。

割烹料理、懐石料理などの高級店で使われる国産の
黒胡麻で作られた「絹ごし練り胡麻」を
使用しました。

原価計算をするのが怖くてやっていません。今回は
儲け度外視で作りたいから作らせて頂きました。

そして「クリムゾン・キングの宮殿麺」の時に使用
していた赤ダレのアイデアをベースに、もっと滑ら
かで、辛味を強めたタレ「レッド・ホット・チリ・
ペッパー」を、ちょこんと中心に乗せます。
こちらの「レッド・ホット・チリ・ペッパー」も
牡蠣、ホタテの干し貝柱、干し海老、桜海老、かつお
などの旨み成分が凝縮されています。

インパクト系ラーメンは好きじゃありませんが、
近作はインパクトが強く、誰も知らない魅惑の味
に仕上がっていると思います。

数千軒を食べ歩いたラーメンマニアでも、
「こんなの初めて・・・」と、驚くようなラーメン
だと思います。

でも、当店の歴代様式美麺で最も重層型な味わい
ゆえ、大衆ウケするかどうかは不安ですが、同じよ
うな味が氾濫する黒ラーメンへの、アンチテーゼ
的な黒ラーメンです。


様式美麺　第２６弾　ブラックモア・ラーメン

並：５００円
大：６００円

９月２２日（土）から販売開始