今はラーメン業界も激化し、相当厳しい情勢に
なっています。
一種のブームなのか、脱サララーメン屋開業者が
後をたたず、ラーメン学校も乱立しました。
また、ラーメン専門のコンサルタントも大勢いて、
修行経験なし、ノウハウなしでも比較的簡単に
参入出来る業界となりました。
また、ラーメンチェーン店の大規模化や、異業種
企業のラーメン業界への参入などで、大企業経営
のラーメン屋も多くなりました。ラーメンで一発
当てたいって人で、特にラーメンで自己表現を
したいなんて思わない人はフランチャイズ・
チェーン店に加盟したりします。
しかし、流行っている人気ラーメン店というの
は極一部の店というのが現状です。大志を抱き
参入しても1年以内に半数近くの店は撤退しま
す。また、新規店は諦めも早く、不渡りや、
借金を抱えてまで存続させようとせず、3年
以内に廃業する店が80%です。
個人経営のラーメン屋が一番良かった時期は
1950年代~70年代だと思います。まだ、
ラーメン屋が個人経営店で成り立っていた業界
で新規参入も少なかっただけに、各店潤っていた
時期です。
外食産業も盛んでは無く、庶民が行く日常的な外食
は、大衆食堂、ラーメン屋、飲み屋しかなかった
時代だけに、個人店でも充分にやっていけていました。
しかし、1970年代に「セブンイレブン」「ケンタッ
キー・フライドチキン」「ミスタードーナツ」
「小僧寿しチェーン」「ほっかほっか亭」が短期間で
全国進出し、ファミリー・レストラン・チェーンの
「ロイヤルホスト」「すかいらーく」「デニーズ」など
が次々と多店舗展開をしだしました。
50年代、60年代に高度経済成長期に日本は豊かに
なった。経済的な豊かさの代償とし多くの物も失った。
でも、その話は今回は関係ないので省き、経済的な
豊かさと共に、食も多様化していきました。
そして、ラーメン屋は飽和状態を迎えてしまったのです。
年間500とも600種類とも言われるインスタントラー
メンの新作戦争が勃発し、価格競争ではラーメン屋は
インスタントラーメン・メーカーには絶対に勝てません。
手軽さ、低価格、おいしさで、インスタントラーメンは
勢力を伸ばしまくり、今は日本で年間24億食消費する
日常食となりました。
近年は、ご当地ラーメンブームの影響で、ラーメンテーマ
パークが全国に乱立し(佐賀県にも「ラーメン開花」とい
う施設が出来ました)、もっと手軽に家庭でご当地ラーメン
という事で、箱入り生めんご当地ラーメンも無数に出ました。
インスタントラーメンメーカーがご当地ラーメンブームを
見逃すはずがありません。有名ラーメン店監修でインスタント
を出すのが流行り、有名ラーメン店はこぞって参加しました。
ご当地ラーメン、ご当人ラーメンは1995年の爆発的な
ラーメンブームにより生まれたブームです。インターネットが
一気に普及した1995年にラーメン関連サイトが乱立し、
マスコミもこぞって煽り立てました。テレビ製作会社にとって
ラーメン食べ歩き系番組は、比較的低予算で作れて、ラーメン
屋も宣伝になるのでテレビ出演を歓迎し、ラーメン愛好者は多い
し、一般視聴者も知らないラーメン屋情報に興味があるので高
視聴率がとれるラーメン番組は今も頻繁にあります。
この95年からのラーメンブームで、ラーメン業界は一気に
加熱し、個性的な店舗展開、独創的なラーメンなどで、新規
参入者が数倍に膨れ上がりました。
テレビの影響で、癖のあるラーメン屋の店主は一気に人気を
高め、タレント並の人気を持つラーメン屋の店主まで現れました。
それが、ご当人ラーメン・ブームです。
インターネットを中心にラーメン屋店主の事を語られるケース
も多くなり、店主の修行先、店主の性格、店主の趣味など、
タレントのように語られるようになりました。
そして、ブログが一般的になった昨今は、ラーメン屋店主自ら
が日記や店の情報を発信するケースも増えました。ラーメン屋
と客との距離が縮まり、店のPRが手軽に出来、これからも
ラーメン屋ブロガーは増殖し続ける事でしょう。
僕のブログはラーメン屋の店主という要素が非常に低いし、
ご当人ラーメンのように特徴ある店主でも無いので、誰も話題
にもしてくれないとは思いますが、自由気ままにブログを
続けていきます。
何だか、話が変な方向に流れていって、今日の本題は何なの
自分でも見失ってしまいましたが、こんな風任せ的な
変なブログですが、これからもお願いします。
最後にラーメン業界に限った話では無く、社会問題に
なっている食品の高騰について書いてみます。
当店の取引業者はこぞって一斉に値上げをしました。
取引業者は、エタノール燃料の影響と口々に言って
いますが、便乗値上げ的なケースも多い気がします。
エタノール燃料の原材料としトウモロコシ、砂糖が
急騰し、今まで麦、大豆、米、野菜などを作っていた
生産者がこぞってトウモロコシ生産をした為に、野菜、
大豆なども高騰しました。
トウモロコシを飼料にしていた豚肉、豚骨、背脂、ラード
の値段も上がりました。
醤油、みりんも値上げされ、黒砂糖も高くなりました。
ゴマ油も相当高くなりました。
当店は野菜も沢山使いますが、高騰しました。
でも、全く納得いかない便乗値上げが、キクラゲが2倍の
価格になり、昆布が1.5倍値上げ、鰹節1.3倍値上げ、
割り箸2倍と、エタノール燃料と全く無縁な物まで業者は
値上げします。卸業者に詳しく聞いても
「いや、私ではわかりません。バイオ燃料がって生産者が
つり上げてますから・・。うちも泣く泣く値上げで・・」
とかです。
食材は、時期により値段の変動はあります。しかし、今回
の食材高騰は、今後値段が戻る見込みは低く、今の値上がり
価格が正規の価格になってしまう可能性が高いです。
ラーメン屋は食材が高騰したから即値上げなんて出来ません。
当店も非常に厳しい状況に追い込まれましたが、しばらくは
周囲の状況を見ながら判断したいです。
ニュースで飲食店に取材していたケースでは、料理の量を
減らし販売価格を継続する店や、食材の質を落とし販売価格を
継続する店や、値上げする店など様々でしたが、僕はいずれの
手段も取りたくないです。でも、ラーメン一杯450円では難しい
時代に突入したのは間違いないです。
なっています。
一種のブームなのか、脱サララーメン屋開業者が
後をたたず、ラーメン学校も乱立しました。
また、ラーメン専門のコンサルタントも大勢いて、
修行経験なし、ノウハウなしでも比較的簡単に
参入出来る業界となりました。
また、ラーメンチェーン店の大規模化や、異業種
企業のラーメン業界への参入などで、大企業経営
のラーメン屋も多くなりました。ラーメンで一発
当てたいって人で、特にラーメンで自己表現を
したいなんて思わない人はフランチャイズ・
チェーン店に加盟したりします。
しかし、流行っている人気ラーメン店というの
は極一部の店というのが現状です。大志を抱き
参入しても1年以内に半数近くの店は撤退しま
す。また、新規店は諦めも早く、不渡りや、
借金を抱えてまで存続させようとせず、3年
以内に廃業する店が80%です。
個人経営のラーメン屋が一番良かった時期は
1950年代~70年代だと思います。まだ、
ラーメン屋が個人経営店で成り立っていた業界
で新規参入も少なかっただけに、各店潤っていた
時期です。
外食産業も盛んでは無く、庶民が行く日常的な外食
は、大衆食堂、ラーメン屋、飲み屋しかなかった
時代だけに、個人店でも充分にやっていけていました。
しかし、1970年代に「セブンイレブン」「ケンタッ
キー・フライドチキン」「ミスタードーナツ」
「小僧寿しチェーン」「ほっかほっか亭」が短期間で
全国進出し、ファミリー・レストラン・チェーンの
「ロイヤルホスト」「すかいらーく」「デニーズ」など
が次々と多店舗展開をしだしました。
50年代、60年代に高度経済成長期に日本は豊かに
なった。経済的な豊かさの代償とし多くの物も失った。
でも、その話は今回は関係ないので省き、経済的な
豊かさと共に、食も多様化していきました。
そして、ラーメン屋は飽和状態を迎えてしまったのです。
年間500とも600種類とも言われるインスタントラー
メンの新作戦争が勃発し、価格競争ではラーメン屋は
インスタントラーメン・メーカーには絶対に勝てません。
手軽さ、低価格、おいしさで、インスタントラーメンは
勢力を伸ばしまくり、今は日本で年間24億食消費する
日常食となりました。
近年は、ご当地ラーメンブームの影響で、ラーメンテーマ
パークが全国に乱立し(佐賀県にも「ラーメン開花」とい
う施設が出来ました)、もっと手軽に家庭でご当地ラーメン
という事で、箱入り生めんご当地ラーメンも無数に出ました。
インスタントラーメンメーカーがご当地ラーメンブームを
見逃すはずがありません。有名ラーメン店監修でインスタント
を出すのが流行り、有名ラーメン店はこぞって参加しました。
ご当地ラーメン、ご当人ラーメンは1995年の爆発的な
ラーメンブームにより生まれたブームです。インターネットが
一気に普及した1995年にラーメン関連サイトが乱立し、
マスコミもこぞって煽り立てました。テレビ製作会社にとって
ラーメン食べ歩き系番組は、比較的低予算で作れて、ラーメン
屋も宣伝になるのでテレビ出演を歓迎し、ラーメン愛好者は多い
し、一般視聴者も知らないラーメン屋情報に興味があるので高
視聴率がとれるラーメン番組は今も頻繁にあります。
この95年からのラーメンブームで、ラーメン業界は一気に
加熱し、個性的な店舗展開、独創的なラーメンなどで、新規
参入者が数倍に膨れ上がりました。
テレビの影響で、癖のあるラーメン屋の店主は一気に人気を
高め、タレント並の人気を持つラーメン屋の店主まで現れました。
それが、ご当人ラーメン・ブームです。
インターネットを中心にラーメン屋店主の事を語られるケース
も多くなり、店主の修行先、店主の性格、店主の趣味など、
タレントのように語られるようになりました。
そして、ブログが一般的になった昨今は、ラーメン屋店主自ら
が日記や店の情報を発信するケースも増えました。ラーメン屋
と客との距離が縮まり、店のPRが手軽に出来、これからも
ラーメン屋ブロガーは増殖し続ける事でしょう。
僕のブログはラーメン屋の店主という要素が非常に低いし、
ご当人ラーメンのように特徴ある店主でも無いので、誰も話題
にもしてくれないとは思いますが、自由気ままにブログを
続けていきます。
何だか、話が変な方向に流れていって、今日の本題は何なの
自分でも見失ってしまいましたが、こんな風任せ的な
変なブログですが、これからもお願いします。
最後にラーメン業界に限った話では無く、社会問題に
なっている食品の高騰について書いてみます。
当店の取引業者はこぞって一斉に値上げをしました。
取引業者は、エタノール燃料の影響と口々に言って
いますが、便乗値上げ的なケースも多い気がします。
エタノール燃料の原材料としトウモロコシ、砂糖が
急騰し、今まで麦、大豆、米、野菜などを作っていた
生産者がこぞってトウモロコシ生産をした為に、野菜、
大豆なども高騰しました。
トウモロコシを飼料にしていた豚肉、豚骨、背脂、ラード
の値段も上がりました。
醤油、みりんも値上げされ、黒砂糖も高くなりました。
ゴマ油も相当高くなりました。
当店は野菜も沢山使いますが、高騰しました。
でも、全く納得いかない便乗値上げが、キクラゲが2倍の
価格になり、昆布が1.5倍値上げ、鰹節1.3倍値上げ、
割り箸2倍と、エタノール燃料と全く無縁な物まで業者は
値上げします。卸業者に詳しく聞いても
「いや、私ではわかりません。バイオ燃料がって生産者が
つり上げてますから・・。うちも泣く泣く値上げで・・」
とかです。
食材は、時期により値段の変動はあります。しかし、今回
の食材高騰は、今後値段が戻る見込みは低く、今の値上がり
価格が正規の価格になってしまう可能性が高いです。
ラーメン屋は食材が高騰したから即値上げなんて出来ません。
当店も非常に厳しい状況に追い込まれましたが、しばらくは
周囲の状況を見ながら判断したいです。
ニュースで飲食店に取材していたケースでは、料理の量を
減らし販売価格を継続する店や、食材の質を落とし販売価格を
継続する店や、値上げする店など様々でしたが、僕はいずれの
手段も取りたくないです。でも、ラーメン一杯450円では難しい
時代に突入したのは間違いないです。