80年代にレコードからCDに変わった当時は
「ノイズカットでレコードよりも高音質」という
のを売りにし、CDは全世界に普及しました。
しかし、クラシックやジャズの愛好家達は、
「CDは臨場感が無い。音の広がりが浅い」と
批判していました。レコード会社側は、
「CDの方が音が浅いなんて事は絶対に無い。
ニューメディアに反発している言いがかり」
と跳ね除けました。
しかし時代は流れ、90年代後期から
「デジタル・リマスター」化された旧作が
続出しました。
「デジタル・リマスター化」は大きな
キャッチコピーになり、もうすでに持ってい
るCDの「デジタルリマスター」盤に買い換え
る人が急増しました。僕もそうです。
あたかも「デジタルリマスター」により、劇的
に音質が向上して、生演奏のような錯覚を受け
るかのような誇大宣伝をされていました。
しかし、実際は一応「デジタルリマスター」した
けど、全然音が良くなっていないケースが多かっ
たです。僕も「デジタルリマスター」化された
直後は買いまくり、30枚ぐらいのCDが、旧盤、
デジタルリマスター盤と2枚づつ持つ羽目になり
ました。
レコード会社が目指した音質というのが、CDで
アナログレコードの音質の復刻でした。
アナログレコードは良くも悪くも、余計な音
(ノイズ)が録音されてしまいます。要するに
人間の耳には聞こえない周波数の、超高音、
超低音も録音されているのです。
CDは人間の耳で認知できる音だけを録音していま
す。余計な音をカットするのが「良い」と思われ
ていましたが、超高音、超低音は聴こえないけど
音質に影響する事がその後分かりました。
だから、80年代以前の作品はレコードを作る
目的でレコーディングされているので、CD化され
た際、薄っぺらく感じる現象になりました。
「レコード」の「CD」化で「音が良くなる」とい
う通説は誤りであった事をレコード会社が認めた
のが「デジタルリマスター」です。
今のエフェクター、PA,レコーディング技術で、
今風に音質、バランスを調整する事も可能ですが
「デジタルリマスター」盤ではそこまでいじりま
せん。
ミュージシャンや当時のエンジニアが残したかっ
た、本来あるべき姿を忠実に再現するのが
「デジタルリマスター」です。
と、言うのは製作元の建前でしかないです。
ハッキリ言うと、旧作は新作に比べ商品価値が
薄く、若い世代は買わない。そこで考えたのが
「デジタルリマスター」という聞き慣れない
言葉で誤魔化して、立体的に音の変化がした
かのように装って売ったにすぎません。
ここ5,6年ブームの紙ジャケCDと同じです。
(かつてレコードで販売されていたCDを、
レコードミニチュア版的な紙製のケースでCD
を入れた物)
すでにCDを持っている人に、また同じCDを買わ
せる口実とし、ボーナストラックで未発表曲を
抱きかかえさせ旧作を売る手法と似たような
戦略です。
レコード会社の手法にまんまと騙されて、多くの
音楽愛好家は涙を飲んだ事でしょう。
結局、一般家庭用のCDコンポ、CDラジカセ、CD
プレイヤーでは、音の向上が分かりません。
音を追求し、スピーカーや、オーディオ機器に
こだわって、5.1チャンネル・サラウンド・
システムに数十万円、数百万円かけているような
人だけが「デジタルリマスター盤は音がいいね」
と気づく程度です。
だから、結論。
今持っているCDのデジタルリマスター盤が発売され
ても、一般的なオーディオで聴くなら買う必要は無いです。
「ノイズカットでレコードよりも高音質」という
のを売りにし、CDは全世界に普及しました。
しかし、クラシックやジャズの愛好家達は、
「CDは臨場感が無い。音の広がりが浅い」と
批判していました。レコード会社側は、
「CDの方が音が浅いなんて事は絶対に無い。
ニューメディアに反発している言いがかり」
と跳ね除けました。
しかし時代は流れ、90年代後期から
「デジタル・リマスター」化された旧作が
続出しました。
「デジタル・リマスター化」は大きな
キャッチコピーになり、もうすでに持ってい
るCDの「デジタルリマスター」盤に買い換え
る人が急増しました。僕もそうです。
あたかも「デジタルリマスター」により、劇的
に音質が向上して、生演奏のような錯覚を受け
るかのような誇大宣伝をされていました。
しかし、実際は一応「デジタルリマスター」した
けど、全然音が良くなっていないケースが多かっ
たです。僕も「デジタルリマスター」化された
直後は買いまくり、30枚ぐらいのCDが、旧盤、
デジタルリマスター盤と2枚づつ持つ羽目になり
ました。
レコード会社が目指した音質というのが、CDで
アナログレコードの音質の復刻でした。
アナログレコードは良くも悪くも、余計な音
(ノイズ)が録音されてしまいます。要するに
人間の耳には聞こえない周波数の、超高音、
超低音も録音されているのです。
CDは人間の耳で認知できる音だけを録音していま
す。余計な音をカットするのが「良い」と思われ
ていましたが、超高音、超低音は聴こえないけど
音質に影響する事がその後分かりました。
だから、80年代以前の作品はレコードを作る
目的でレコーディングされているので、CD化され
た際、薄っぺらく感じる現象になりました。
「レコード」の「CD」化で「音が良くなる」とい
う通説は誤りであった事をレコード会社が認めた
のが「デジタルリマスター」です。
今のエフェクター、PA,レコーディング技術で、
今風に音質、バランスを調整する事も可能ですが
「デジタルリマスター」盤ではそこまでいじりま
せん。
ミュージシャンや当時のエンジニアが残したかっ
た、本来あるべき姿を忠実に再現するのが
「デジタルリマスター」です。
と、言うのは製作元の建前でしかないです。
ハッキリ言うと、旧作は新作に比べ商品価値が
薄く、若い世代は買わない。そこで考えたのが
「デジタルリマスター」という聞き慣れない
言葉で誤魔化して、立体的に音の変化がした
かのように装って売ったにすぎません。
ここ5,6年ブームの紙ジャケCDと同じです。
(かつてレコードで販売されていたCDを、
レコードミニチュア版的な紙製のケースでCD
を入れた物)
すでにCDを持っている人に、また同じCDを買わ
せる口実とし、ボーナストラックで未発表曲を
抱きかかえさせ旧作を売る手法と似たような
戦略です。
レコード会社の手法にまんまと騙されて、多くの
音楽愛好家は涙を飲んだ事でしょう。
結局、一般家庭用のCDコンポ、CDラジカセ、CD
プレイヤーでは、音の向上が分かりません。
音を追求し、スピーカーや、オーディオ機器に
こだわって、5.1チャンネル・サラウンド・
システムに数十万円、数百万円かけているような
人だけが「デジタルリマスター盤は音がいいね」
と気づく程度です。
だから、結論。
今持っているCDのデジタルリマスター盤が発売され
ても、一般的なオーディオで聴くなら買う必要は無いです。