元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

100円・・・大騒動

2008年01月16日 | れいんぼ~情報
先週の金曜日の昼「釣銭用」の箱を開けてみると
100円の余裕が無く、金曜分ぐらいしか残って
いませんでした。

「土曜の朝に銀行に行けばいい」と、あまり心配
していませんでした。

土曜、銀行で、両替機が使えません・・・。
定休日はATMだけで、両替機は使えないようです。

家に帰り、銀行に連絡するも、唐津支店、本店、
どこも連絡がつかない。銀行は定休日だから仕方が
無いのですが。

そして、携帯電話で銀行の緊急連絡先を見つけた。
通常は、通帳の盗難、紛失などの際の連絡先です。

プルル、プルル、カチャ
僕「銀行で両替をしたいんですが、唐津市内で
両替できる支店はありませんか?」

銀行「土、日、月は休みです。火曜にご利用ください」


あーヤバイヤバイ・・。

とにかく少しでも100円を集めないと、つり銭が無い。
スーパーで100円分ぐらい買い物をし1000円を出した。
レジの店員が500円を出そうとするのを空かさず阻止し
「すいません。全部100円玉でお釣り貰えませんか?」
と聞くと
「申し訳ございません。規則で駄目なんです。500円で
払える場合は500円って決まっていますので・・・」
と言われました。

何とか家にある、100円玉全てをかき集めても、土曜の
営業ギリギリ分しか100円玉がありませんでした。

郵便局も駄目、ゲームセンターや、パチンコは利用者用で
両替目的だと分かると、なんて言われるか分かりません。

土曜だけは「100円で払ってもらえないかな?」と
思っていましたが、札からの支払いが多く、100円は
どんどん無くなっていきました。

夕方からはお客様に「申し訳ございませんが、お釣り用の
小銭が少なくなっていますので、できれば小銭でお支払い
頂けませんか?」と言わせて頂きましたが、全滅でした。
当店のお客様の80%ぐらいは札からお支払い頂いて
いるので、100円は限界に近くなりました。

そして、回し食いの常連さん(1杯のりっちー麺を、替玉
3玉ぐらいで回し食う4人組の小学生達)が、一括払い
じゃ無く、個別払いで、いつも1000円や10000円か
らだから困ります。いつもは、まだいいですが、こんな
100円玉ピンチの時は本当に困ります。

350円、100円、100円、100円と、4人が個別
払いです。やはり、全員が1000円からの支払いだったので、
「申し訳ございませんが、お釣り用の
小銭が少なくなっていますので、できれば小銭でお支払い
頂けませんか?」と伺うと、
「は?小銭とか無かさ。1000円からじゃいかんと?」
とか言うから、仕方なく500円や100円でお釣りを払い、
自滅しました。もう、100円が殆ど残っていない状況の
時、友人が来て、少しですが100円に割ってもらいました。
それで、何とか土曜の営業は持ちこたえました。

しかし、日曜日、月曜日の営業用の100円は無い。

土曜日は、1日中100円の事ばかり考えていました。

知人の店に電話して、何とか100円に両替してくれないか
頼むが「うちの商売用しか無いけんがごめんね。」と断られ
ました。

そして、友人の家業「ツルヤ製菓店」に連絡すると快く承諾
してくれ、日曜日に「ツルヤ製菓店」に行くことにしました。

両替してくれた恩があるので、簡単に宣伝します。
「ツルヤ製菓店」は呉服町にある老舗饅頭屋です。
「曳山せんべい」は唐津名物としても有名です。
僕のオススメは、エクレアやシュークリームです。カスタード
クリームが美味です。また、しっとりしたチーズケーキが
美味しいです。紅茶味のビスケットも、表面がサックリして
中はしっとりしていて、コーヒーの添え物にピッタリです。
また、「ツルヤ製菓店」の次男で、僕と同級生の信也君は
「源義経の兜」で太鼓を叩いています。
「ツルヤ製菓店」の商品は、呉服町の直営店、おさかな村、
アルピノなどで販売中です。

さて、宣伝は、この程度にして本編に戻ります。

日曜日、「ツルヤ製菓店」に向かう途中、熊の原町あたりで
原付がパンクしました。仕方が無く、押して「ツルヤ製菓店」
へ。目当ての両替も無事済み、やっと心のモヤモヤが晴れました。
軽く雑談し、帰る事に・・・。

そう、パンクしています。修理とかしている暇が無いので、
ガソリンスタンドで空気を入れてもらった。でも、タダで空気入れ
だけしてもらったら申し訳ないので、エンジンオイルを入れて
もらいました。ホームセンターのオイルの3倍近い価格ですが、
仕方が無いです。

そうやって、何とか日曜、月曜は営業出来ました。

「ツルヤ製菓店」から断られていたら、日曜日、月曜日は営業
出来ませんでした。

ロッキー・ザ・ファイナル

2008年01月16日 | 映画レビュー
人生は輝かしいバラ色でも楽しい事ばかりでもない。
自分の弱さや不幸を他人のせいにするんじゃない。
それは臆病者のやる事だ。
人生の厳しさはどんなパンチよりも重い。
それでもあきらめず前に進もうとする気持ちが大切なんだ。
どんなに強く打ちのめされても立ち上がるり前向きに進むんだ。
チャレンジしない人生に何の意味があるんだ。
自分を信じられなくなったらそんなのは人生とは言えない!
人がどう思おうと関係ない。カッコ悪くてもいい。
人を気にして生きるより、自分を信じて生きてこそ自分の人生。
夢を掴む権利は誰にでも公平にある。
チャレンジする者の夢を潰す権利は誰にも無い。


これは「ロッキー・ザ・ファイナル」の一節です。

ストーリーは、皆さんの想像の範囲内です。

すなわち、伝説の元ヘビー級チャンピョンが、60歳になり
再びリングを目指すという映画です。

僕は「ロッキー」シリーズが好きですし、今まで数千本の
映画を見てきた「おぎやはぎ」の小木は、「一番面白かった
映画はロッキー」と言っています。

だから、中年になった「シルベスター・スターロン」が
「ロッキー」カムバックする事には少し複雑な気持ちでした。

この映画の前半では、かつての栄光にすがって、自分の経営する
レストランで華々しかった過去を自慢気に毎日語っていた。
「エイドリアン」の死を引きずっていて、何かみすぼらしさ
や情けなさすら感じさせる始りでした。また、息子は
有名な父を毛嫌いし、避けるようになっていた。

心に燻っている、まだまだ俺はやれる。今からだって
大輪の花を咲かせれる。と、いう気持ちが抑えられず、
遂にプロボクサーとして再起する。

しかも対戦相手は、無敗の帝王で、現ヘビー級チャンピョン
への挑戦という無謀極まりない対戦カードになりました。

肉体的な衰えや、スタミナ、スピード、テクニック、など
明らかに不利でも「勝てる」と信じている心だけで戦った。

僕たち世代より、社会や、肉体的に疲れてきた、中年世代に
見てほしい映画です。生きている限り、ずっと夢を持ち、
努力し続ける事は大切ですね。

演歌歌手:六本木ヒロシ

2008年01月15日 | 音楽・楽器
長松小学校、唐津第一中学校時代の同級生がCDデビュー
しました。

「オーロラ照子」以来のセンスの無い芸名ですが、
「六本木ヒロシ」という名前です。

彼は本名は原田君と言いますが、同じクラスに成った
事は無いけど、学年の合奏では原田君と僕は「カスタネット、
タンブリン、鈴」と比較的地味な楽器を2人で担当して
いました。

物腰やわらかいけど、一言一言がムカつく奴でしたが
今は立派に演歌歌手になっています。

原田君とは塾も一緒でしたが、虚言癖があり、何にも
成らないホラばかり吹くから、あまり付き合わない
ようにしていました。

おおっと、別に原田君の評判を落とすつもりは
ありません。ただの思い出話です。

今は応援していますよ。

4月には唐津市の「りふれ」でのライブも決定しています。

新曲「夢つぼみ」は、遠く離れた唐津市への想いを歌った
郷土愛の歌です。

1月7日~1月13日聴きまくったCD

2008年01月15日 | 今週聴きまくったCD
数日前FM佐賀で「レッド・ツェッペリン」の特集番組
をやっていました。ロンドンでの再結成ライブの
セットリストに沿って、曲を流し「ジミー・ペイジ」
「ジョン・ポール・ジョーンズ」のインタビューも流して
いました。

再結成ライブには、チケット応募に1億2000万件も
殺到したようです。幸運にもチケットゲット出来たのは
2万人だけです。日本人の総人口と同じ数の人々がチケット
を求めたなんて、やっぱり凄いですね。

だから、転売目的のダフ屋でチケットをゲットした人は
平均160万円だったらしいです。

そんなこんなで、最近は「レッド・ツェッペリン」のライブや、
「カバーデール・ペイジ」のライブを頻繁に聞いています。

今週聞きまくったCD
■レッド・ツェッペリン/ハウ・ザ・ウエスト・ワズ・ワン

■カバーデール・ペイジ/ライブ・アット・武道館

■スティール・ハート/スティール・ハート

■スティーヴ・ヴァイ/サウンド・セオリーズ

■すかんち/恋のウルトラ大作戦

■すかんち/恋のロマンティック大爆撃

■すかんち/恋の薔薇薔薇殺人事件

■すかんち/オペラ

■すかんち/スイーツ

■すかんち/ゴールド

■すかんち/ダブルダブル・チョコレート

■ツインザー/オー・シャイニーズ・デイ

■ツインザー/フィール・オール・ライト

■ツインザー/ストレンジ・ブルース

■ツインザー/バッジ

■ツインザー/ライク・ア・ティーン・スピリット

■ツインザー/フィフツ・ハード・コア

■ツインザー/プレイヤー

■ポール・ギルバート/ギルバート・ホテル

■ウィズ・テンプテーション/ザ・サイレント・フォース

■稲葉 浩/誇り高き愚か者(唐津市の歌手)

まるごと苺/ヤマザキ製パン

2008年01月15日 | 唐津の大衆食名店
スーパーやコンビニに売ってある「まるごと苺」
を買いました。

「まるごとバナナ」は好物で、年に5,6本程度は
食べています。バナナの甘さと、生クリームが
マッチして、凄く美味しいです。

新作「まるごと苺」は、苺の酸味がスッキリ・サッパリ
感を出し、非常にイケています。

甘党の僕には「まるごとバナナ」の方が好きですが、
「まるごとバナナ」が少し重いと感じる人は
「まるごと苺」なら食べれるはずですよ。

スティーヴ・ヴァイ/サウンド・セオリーズVol.Ⅰ&Ⅱ

2008年01月15日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
「スティーヴ・ヴァイ」のオーケストラ競演作です。

新曲よりも「スティーヴ・ヴァイ」の名曲を
新アレンジしたものが大半です。

「メタリカ」のオーケストラ競演作「S&M」に
近いスタンスで、あくまで「スティーヴ・ヴァイ」
の色合いは変えず、音に厚みを出す効果としての
オーケストラって感じです。

シンフォニックカラーを強め、よりクラシック音楽
っぽく製作した「イングヴェイ・ヨハン・
マルムスティーン」「ディープ・パープル」
「ウリ・ジョン・ロート」とかとは違う方向性です。

「サウンド・セオリーズ」をいきなり聴くよりも、
今までの「スティーヴ・ヴァイ」の歴代作品を全て聴き
直してから、「サウンド・セオリーズ」を聴く事で、
「サウンド・セオリーズ」の魅力を最大限に堪能できる
はずです。

天と地と・・映画版

2008年01月15日 | 映画レビュー
新春映画「天と地と」が、まあまあってぐらいで、
期待の大きさとギャップがあったので、17年前
ぐらいの映画版を見てみる事にしました。

歴史ものなのでストーリーとかは、おおまかに
代わり映えしませんが、戦闘シーンは明らかに
映画版の方が良かったです。

今はCGとかで、戦闘兵士数を数千人でも数万人
でも人工的に作れますが、当時はエキストラ
です。とてつもない人間のぶつかりあいは
圧巻です。映画効果とし、武田軍「赤」
上杉軍「黒」と完全に色分けした事により、
戦が非常に分かりやすくなりました。
柔道着の「白」「青」で、試合が分かりや
すくなったのと一緒です。

色鮮やかなシーンが多く、時代劇映画の
傑作と名高いのも納得です。

「中華菜館」の大忙し調理・・・

2008年01月15日 | 唐津の大衆食名店
僕は時々唐津の「まいづる999」内にある「中華菜館」
に行っています。安さと、癖が無い味(大衆向け)が
魅力ですね。

この店は凄く広くて、客席だけでも100席ぐらいある
んじゃないか?って、ぐらい広いのに、僕が行く夕方時は
いつも1人しか店員さんがいません。注文受け、会計、
調理など全て1人でされています。

しかも「中華菜館」横の、ソフトドリンク&ファーストフード
の店も、その店員さんが兼用されています。

しかも、夕方時でも女子高生で混雑しているので、いつも、
1人の店員さんが厨房内でパニくっています。

忙しさのあまりか、僕がラーメン&エビチリを注文した際も
店員さんは息を切らしながら「今から、フランクフルトや、
うどんや、肉まんや、ソフトクリームとか作らないかんけん
忙しいです。しばらく時間かかりますよ。」と、言われ
僕が「はい大丈夫ですよ。どれぐらい時間かかりますか?」
店員「だ、か、ら、分からんて。時間かかりますよ。」と
キレぎみだったので、数十分待ちました。

僕は、少ないメニューの、たかだか20席強の店ですら
パニックになっているのに「中華菜館」広い店内で、
豊富なメニューだったら1人は限度を超えているでしょ
うね。

でも、唐津市の飲食店は、結構1人でやっている店が多く
時間帯により1人の店てのはザラでしょうね。

「一風堂」の力の源は「青汁」

2008年01月15日 | ラーメン
アサヒ緑健スポンサーの「人生の切符」という番組は
様々な分野で活躍している人の半生を振り返り、
紆余曲折や波乱万丈な人生があり今がある、といった
サクセス・ドキュメント番組です。

この番組は、普通の人生ドキュメントと違う点が1つ
あります。そう、紹介される人は、皆、「「アサヒ緑健」
の青汁と出会えたお陰で健康的に仕事が出来ている」
と言った感じの、決まり文句がチョイ・チョイ挟まれ
ます。それも、不自然なほど

「私は大病を患い、退院後も
体の調子が戻らず仕事に復帰できませんでした。ツボ治療
や、漢方薬や,良いと言われる物は何でも試しましたが
一向に改善する兆しが見えず、半ば諦めていました。
そんな時、友人に教えてもらったのが「アサヒ緑健」の
青汁です。半信半疑で飲み続けていると、何をやっても
良くならなかった体の調子が急に良くなり、今では病気の
前よりも良いぐらいです。しかも、美味しいのがいいですね。
美味しいから飲みたい。飲むから体が良くなるという、いい
生活習慣になっています。」

とか、わざとらしく挟みます。通販番組の体験談みたいな
もので信憑性は薄いけど、本当のサクセス・ドキュメントと
繋げる事で「青汁のお陰で成功へと導かれた」と、霊感商法に
近い錯覚すら与えかねません。

多分、青汁の成分、効能を細かく紹介するより数倍は効果的
な宣伝効果だと思います。

今日は「一風堂」の社長「河原成美」さんの「人生の切符」
でした。「河原成美」さんのエッセイの凝縮版的な内容
でしたが、ちょいちょい「河原成美」さんが青汁について
語るシーンは違和感を感じました。

リアリズム・コメディ「東京03」の爆笑を解析

2008年01月12日 | 店主の人生哲学
僕は近年のお笑い界では「東京03」が一番好き
です。



近年のお笑いは、過剰演出ぎみのネタが多すぎる。

それが悪いとは思わないけど、ベタでオーソドックス
な自然なボケ、ツッコミが減少傾向にあるのは少し
寂しいです。

例えば「笑い飯」の1パターン・ループ・スタイルの
Wボケや、「ポイズン・ガール・バンド」のシュールで
斬新な独自性、「アンジャッシュ」の誤解が生む新展開の
コントスタイル、「陣内智則」の音声や映像を使った
ありえないシチュエーションなど、いずれも面白いです。

でも、そういった芸人側の創作力重視で、芸人と観客の温度差
があるようなスタイルにばかり傾くのは如何なものかと思い
ます。芸人がターゲットを絞るのはいいとは思いますが、その
ターゲット層が最近はより狭くなっている気がしてなりません。

すなわち、大衆演芸の分野であるべき「お笑い」が、「お笑い
マニアの一部の人に分かればいい」と、芸術家思考になって
いる気がします。多分「松本人志」が作り出した、脱力系&
斬新&シュールがお笑い界に革命を起こしたのは間違い無いです。
でも、「松本人志」は類まれなる天才です。アドリブのトークで
も爆笑に引っ張れる「松本人志」に匹敵する芸人は「伊集院光」
(ラジオ番組の伊集院はテレビとは別人です)や『太田光」
ぐらいだと思います。

脱線しましたが「松本人志」は
「僕のギャグで皆が笑うが、僕のギャグを完全に理解してほんま
に笑える奴は5%もいない。僕のギャグを理解するには24時間
365日笑いの事だけを考えている奴だけだ。
僕は視聴率25%でも嬉しくない。僕のレベルなら視聴率100%
とれるはずだけど、まだ一般人はレベルが低すぎる」
とか言っているように、マイナーな松本人志ワールドを築いて
います。そして、松本人志に憧れ芸人になった、松本チルドレン
が増殖し続けています。

すなわち、難易度が高く、芸人側が「別に分からない奴には笑って
もらわなくていいよ。頭の固いオジサン、オバサンに笑ってもら
おうなんて思ってないし」とか平気で言うように成りました。

僕も頭が固いのか、会場中大爆笑の「バカリズム」の「トツギーノ」
や、「なかやまきんに君」や、「ネプチューン」の「堀内 健 」
とか一体に何が面白いのか理解出来ません。

さて、前置きが長くなりましたが「東京03」は、正統派大衆演劇
スタイルのコントです。特殊なシチュエーションではなく、リアル
な日常を笑いにしています。

日常の「アルアル」ネタ系の笑いはある種ブームになりつつありま
すが、誰しも共感しやすい、ありがちな日常の断片を笑いに変える
のは相当難しいと思います。例えば「中川家」はショートネタで、
よく見かける人間行動などを模写したネタをしますが、日頃は何に
も気にならない行動を、改めてネタでされる事で
「いる、いる、そういう奴」と面白くなります。
日常とデフォルメの狭間という、ギリギリのラインが「東京03」
の笑いスタイルです。「友近」や「柳原加奈子」が得意とする
「いる、いる、そういう奴」という笑いも、ただの形態模写や
リアルなモノマネでは、たいした笑いにはなりません。より
オーバーにする事で、デェフォルメと日常が結びつき、立派な
笑いネタになります。

日本には「落語」という素晴らしい古典芸能があり、僕も大の
落語フリークです。

落語にもファンタジー系の話や、SFチックな話などありますが、
殆どの落語はオチが付いている町民の人情話です。落語は、一人
何役も演じたり、扇子・手ぬぐいだけで、あらゆる場面を作り
あげる話芸の真髄です。何故、落語がいまだに多くの人に大衆演劇と
して愛され続けているかというと、登場人物の、会話や、気持ちが
観客に共感出来るからだと思います。時代背景こそ違えど、今も
昔も、同じような事で喜怒哀楽していたからこそ、落語が楽しめ
ます。

今の笑いは使い捨て型です。常に新作・新作で、テレビで数回やった
ネタは封印したりするようです。要は刹那的な笑いであり、同じネタ
を10回でも100回でも聴きたい落語とは明らかに違います。

だから、今の芸人のネタは50年後、100年後、300年後に
語り継がれるネタでは無いと思います。あくまで、今の若い世代が
笑えばそれでいいというネタです。

僕は「やすしきよし」や「ドリフターズ」が大好きで、今見ても
充分に笑えますし、50年後の人が見ても、多分面白いです。

しかし、今の多くの芸人のネタは旬の今しか通用しません。
また、世代の違いや、外国ではウケないようなお笑いばかり
です。

「チャールズ・チャップリン」 「バスター・キートン 」
「ハロルド・ロイド 」「ローレル&ハーディ」のような
スラップスティック・コメディのように、時代や国境を超え
笑わせる事が出来るコメディアンは日本にはいないと思います。

日本に「ミスター・ビーン」のようなサイレント・コメディが
根ずくのを心待ちにしていますが、今のエンターテイメント界
では期待出来そうも無いです。

アメリカのコメディアンはスタンダップ・コメディ出身者が
殆どですが、日本にはスタンダップ・コメディは皆無です。
漫談がそれに近かったものの、漫談は日本の芸能の一線から
は消え去っています。「綾小路きみまろ」が最後の漫談家
だったかもしれないです。「長井秀和」はアメリカの
スタンダップ・コメディを意識してるっぽい、ブラック
ジョークを言っていましたがネタがイマイチでした。

・・・・・あれ、「東京03」の話から脱線しまくって
一体何の話をしているんやら・・。

「東京03」は落語の世界のように、現代の日常を見事に
表現し、ヒューマン要素や、笑うポイントが見事な程
散りばめられています。また、3人組でありながら、
3人それぞれにキャラが異なり、3人が主役です。
「インスタント・ジョンソン」が、面白いのに落ち目に
なったのは、一人のキャラだけが目立ち、他2人の
印象が薄かった事に問題がありました。
でも、「東京03」は奇跡とも言えるほど、見事に
バランスがとれ、演技力が凄く高いのので、自然に
設定場面を把握できます。

ベタ漫才の「ダイノジ」や、ベタコントの「東京03」
のように大衆演劇であるコメディスタイルは、今後も
継承し続けて欲しいです。

れいんぼ~の教育論(完結編)・・・学級崩壊体験談

2008年01月10日 | 店主の人生哲学
僕は「3年B組 金八先生」が好きで、あのドラマ
にインスパイアされ、無性に教育問題について書きたく
なり、教育の素人である僕が「れいんぼ~の教育論」という
大それた事を連載形式で書いていましたが、それも
今回までです。最後は思い出話です。

「学級崩壊」は今始まった事では無いです。

教師が悪い、親が悪い、などと責任のなすりつけ合いをし
ても何の問題解決にも成らないと思います。

「教師」が社会的に地位があり、威厳があった時代から
「学級崩壊」の兆候はあったと思います。要するに
あからさまに教師に反抗的な生徒や、授業を妨害する
生徒は昔からいました。「いじめ」「シカト」
「衝動的なキレ」「自己中心的なわがまま」
「幼児的に騒ぐ」などずっと学校現場には有った
事だと思います。思春期は、大人を敵と見なす傾向
にあり、それらは成長過程では必要な「反抗期」です。
要は社会や正論や常識に反感を持つ事で、新たな時代
を築く原動力になり、親離れをし自立心を養うので
一概に「悪い」とは言えません。

じゃ、それをコントロール出来なくなった教師側に
否があるのか?と言うと、そうとも言えません。

保護者が厳しい教育を否定し、何かあると「教育委員会だ」
「文部省だ」と騒ぎ立てるモンスターペアレンツのような
保護者など、学校現場が親の監視下になったがために
教師が生徒に対して強く出れなくなり「学級崩壊」の
連鎖拡大になったと思います。

矛盾し前言否定的になりますが、やっぱり「学級崩壊」の
第一原因は教師の資質にあると思います。

強引ながら、僕の小学4年生の頃の話をします。

小学4年生とも成れば、男女を意識しだし、男女間でヨソヨソ
しさが出てきます。男子は女子の前で粋がったり、わざと
好きな子をイジメたり、体育の時間の着替えが恥ずかしかっ
たりと、男として目覚める年頃です。

そんな小学4年の担任は、教師になって1年目か2年目ぐらい
の新米教師でした。

若くて、きれいで、化粧も濃く、口紅もクッキリ付けた、
お水な雰囲気の先生でした。明らかに他の「真面目な大人」と
いった印象とは違う先生でした。

先生である前に、若くて、きれいなお姉さんでした。

化粧や、ヘアスタイルや、服装からして、先生らしく無かったです。
教師としてではなく、女として教団に立っていました。

美人で、セクシーで、女の魅力満載な先生と、僕達生徒はどう
接していいのか分からなかったです。先生らしさが無い、お姉さん
が先生ぶってる感じで、徐々にクラスは乱れはじめました。

先生の話を聞かなくなり、授業中にお喋りを止めず、先生は
「静かにしなさい」と注意しても、教室が静まる事は無かった。

そして、先生は、授業放棄で泣きながら職員室に帰る事が度々
あり、他の教師が凄い剣幕で来てクラスが怒られるという事が繰り
返されました。

他の教師が授業をする時は静かなクラスなのに、美人担任が
授業をすると、クラスは荒れました。

僕は物静かな人間性なので、騒いでいるクラスメイトを横目に
見ている程度でしたが、騒いでいる連中は教師を試している
ような感じでした。こうやったら、どう返ってくるのかを試して
いるようで、結果「この人は先生に向いてないよ」と結論づけた
のか、荒れ方はエスカレートしていきました。

いわゆる「学級崩壊」です。生徒が教師を舐めきった「教師いじめ」
の図式が形成されました。

教師と生徒の師弟関係や信頼関係が崩壊し、問題児達が暴走しました。

そして、担任の先生は度々体調不良を理由に、学校を休むように成り
ました。

この担任の先生は、子供に逆らわれた際の対処法を持ち合わせて
いなく、子供の反乱から逃げました。

担任の先生が休みがちに成ったのは、多分、僕達生徒に原因が
あったと思います。僕の想像ですが、自分の無力感を痛感し、
自分を責め、自信を失ったのでしょう。

だから、教師と言うのは「鋼の精神力」がなければ勤まらない
仕事です。そういう意味で、あの美人の担任の先生は、繊細
すぎたゆえ、教師の資質不足だったと思います。
クラスが騒いだら、原因究明、改善対策、対話など、やる事
はいくらでもあったのに、あの担任の先生は問題から逃げた
だけで、子供の見本に成る様な大人らしい対処を出来ません
でした。

子供でも、とことん心を通わすように話し合えば分かって
くれると思います。学習内容より、善悪、しつけ、モラル、
礼儀などの方がずっと重要な課題です。教育の原点は
「社会で生きていける人間育成」だと思います。

だから「子供が騒いで授業にならない」とか嘆いている
教師は、教師失格だと思います。その騒いでいるクラスを
鎮圧化し、生徒の事を充分に理解し、生徒に影響を与える
のが教師の務めです。

昔は教師の体罰が横行していたので、暴力で生徒を押さえ
つけ、悪いことをした者には罰を与える事で「学級崩壊」
を抑えていたと思います。保護者も、学校の事は先生に
任せていたので、問題化する事はありませんでした。

でも、僕はいかなる場合も大人が子供に暴力を振るう行為
は駄目だと思っている派で、最終手段だと思っているので
「体罰禁止」の流れはいいと思っています。

今は体罰は全面禁止で、体罰で懲戒免職にも成りえます。
だから、より教師の資質が求められています。暴力や
怖さで、服従させるのは簡単ですが、そんなのでは
生徒との信頼関係なんて築けないと思います。

教師の一言は人生を左右する程の影響力を持つべきです。
だから、教職員は、授業が上手いとかの基本技術以外に
人間として優れているべきなのです。だから、教師は
選ばれし人のみ成れる特殊なポジションであるべきだと
思います。今後の日本を作っていく人材育成の発端なの
だから・・・。


ジャッキー・チェン・・・・酔拳2

2008年01月09日 | テレビ番組
木曜日に「ジャッキー・チェン」の「酔拳2」が
テレビで放送されます。「ジャッキー・チェン」の映画を
見終わった後はいつも全身に力が漲ります。

この「酔拳2」は映画館で見ましたが、見終わって
やり場のない力が漲り全速力でひたすら自転車を飛ばし
ました。あの時だけは、他校のヤンキーとかに絡んで
欲しい気分でした。自分が最強になった気分で、
数十人を自分一人で蹴散らせるように錯覚させられました。

「ジャッキー・チェン」映画は大好きですが(本格的に
ハリウッド進出した近年の作品には興味がありません)
この「酔拳2」は「ジャッキー・チェン」映画でも
ベスト5に入ると思います。

やはり1作目の「ドランクモンキー酔拳」には劣りますが
人間離れした驚異的なカンフーのオンパレードには度肝
抜かれます。

「酔拳2」には実は本当のエンディングというのがあり
ますが、日本やアメリカではカットされています。
香港版では「酔拳2」の主人公フェイフォンは、最後の死闘戦
で工業用アルコールを大量に飲みすぎ、目が見えなくなり
脳が麻痺してしまったという悲しいエンディングです。

ま、このラストなら無かった方がいいでしょうね。

「ジャッキー・チェン」映画は、面白くて、かっこいい痛快作じゃ
なきゃいけません。悲劇のラストはいりません。

今まで「ジャッキー・チェン」の映画を見た事が無い人にも
是非見て欲しい映画です。

様式美麺26弾 ブラックモア・ラーメンは近日終了

2008年01月08日 | れいんぼ~情報
当店の様式美麺(創作期間限定ラーメン)歴代最長販売を
した「ブラックモア・ラーメン」も現存在庫(ブラックモア・タレ)
完売次第終了いたします。

本当はもっと早くにやめる予定でしたが、昨年の12月にFBSの
「ナイトシャッフル」で「ブラックモア・ラーメン」が紹介された
事もあり、しばらく続けていました。

次は鰹節風味がガンガンくる「ワイルド・フロンティア・ラーメン」
を販売予定です。詳細は、近日当ブログで紹介いたします。

天下統一!三武将SP「信長VS秀吉VS家康…真のリーダーは誰か

2008年01月08日 | テレビ番組
遅ればせながら1月4日に放送されたテレビ番組
「天下統一!三武将SP「信長VS秀吉VS家康…真のリーダーは誰か」
について書きたいです。

昔から「信長が餅をつき、秀吉が餅をこね、家康が餅を食う」
というように、徳川家康が一番苦労せずに政権を奪い取り、平穏な
江戸幕府を築きました。徳川家康は計算高い男で、長いものに巻か
れるタイプだったのかもしれません。

この3武将を読んだ俳句に、

織田信長「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」

豊臣秀吉「鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス」

徳川家康「鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス」

と、あるように徳川家康は天下取りを急がず、織田信長が
天下取り目前に死に、したたかな豊臣秀吉が天下取りを
引継ぎ、豊臣秀吉死後、豊臣家の継承を横取りした徳川家康
が一番したたかだったと思います。

僕はこの番組を見て以来、戦国時代について物凄く興味が
湧きました。表面的な歴史番組ではなく、色々と交錯した
人間ドラマが非常に面白かったです。親子兄弟が敵同士に
なったり、今日の友が明日の敵になったり、家臣から暗殺
されるようなクーデターがあったり、裏切り前提の友好関係
を築いたり・・・身内や、家来たちも信じられない時代とい
う戦乱の世の中は面白い。

また、戦国時代には、火縄銃を使った戦も始まり、いち早く
導入した織田軍は火縄銃のお陰で勝ち進めたとい思います。
また、織田信長は、今までの常識をブチ壊し、一大革命を
行いました。それゆえ保守派の反発も多く、織田信長は
ワンマンさを貫き、家臣たちが絶対服従する為に、反対派に
冷酷な仕打ちをしました。その見せしめ行為により、織田信長
に意見出来る者はいなくなりました。戦も寸前まで一切の手法
を明かさなかったのは、家臣を信用していなかったからです。
家臣に裏切り者、スパイが紛れている事が多かった時代背景
からすると織田信長のやりかたは賢明だったのかもしれません。


また、この時代は、情報戦、心理戦が巧みに使われています。
豊臣秀吉は庶民との交友関係が広く、大衆の噂話などを巧み
に利用し、情報操作をする事で敵を撹乱させていました。
今で言うとサクラによる口コミ情報の操作みたいなものです。
また、豊臣秀吉は人たらしのプロで、人に好感を持たれる
術に長けていました。それゆえ、前代未聞な出世を果たしま
した。

徳川家康は、服部半蔵率いる忍者部隊を使い、スパイ行為で
数々の極秘事項を事前に知る事が出来ました。また、戦国時代
最強の騎士隊を率いる武田軍(武田信玄死後)をヘッドハンティ
ングした事で、最強部隊を形成しました。
天下分け目の合戦である、関ヶ原の合戦では、高見の見物を
しながら戦況を伺っていた小早川軍が徳川軍からの威嚇射撃を受け、
石田軍との契約を裏切り
(小早川の親戚類は数多く石田軍にいました)、徳川軍に
加担しました。それをキッカケに、脇坂安治軍、小川祐忠軍、
赤座直保軍、朽木元綱軍が石田軍を抜け、徳川軍に寝返り
ました。そして、徳川軍の圧勝で徳川幕府は開きました。

日本男児は本能的にサムライ・スピリットがあるのか、戦国時代
はワクワク・ドキドキさせますね。最近、戦国武将を紹介している
本を読んでいますが、面白いですし、当時の武将の生き様を知る事で
力がみなぎってきます。

上杉謙信家訓十六ヶ条(子供向け版)

2008年01月07日 | 店主の人生哲学
山形県の学校などに掲示してあるバージョンの方が
分かりやすいので、一応紹介します。

一、心に物なき時は心広く体泰やすらかなり。

一、心にわがままなき時は愛嬌失わず。

一、心に欲なき時は義理を行う。

一、心に私なき時は疑うことなし。

一、心におごりなき時は人を救う。

一、心にあやまりなき時は人をおそれず。

一、心に勇ある時は悔むことなし。

一、心賎しからざる時はねがい好まず。

一、心に孝行ある時は忠節厚し。

一、心に自慢なき時は人の善を知り。

一、心に迷いなき時は人をとがめず。

一、心に邪見なき時は人を育てる。

一、心に貧なき時はへつらうことなし。

一、心に怒りなき時は言葉やわらかなり。

一、心に堪忍ある時は事をととのう。

一、心に曇りなき時は心静かなり。