
道の駅・富士吉田には広い駐車場、物産館、富士山アリーナのほか、
丘稜には富士山レーダードーム館があります。
35年間、富士山頂での気象観測所として活躍したドームは、
平成12年(2000年)その役目を終えて解体され、ここに移されました。
(建物全体を撮れば良かったなぁ~)

目の前に大きな富士山。
何という美しさ。
つくづく来て良かったと思いました。

国道138号線に出ました。
信号機にデザインされた富士山。
下の5つの穴は富士五湖を表しているそうです。
いかにもこの地らしいですね。
しばらく歩道を進むと忍野入口の交差点があります。
左折し再びアイゼンを装着しました。

ここからは東海自然歩道の林の中をひたすら歩きます。
後ろの方からの伝言が講師さんまで届きます。
「あとどれくらい歩くのですか?」
「もうすぐですよ」
民家の前でしばらく休憩。
コンクリートの道に出てから、アイゼンを外しました。

忍野八海に入りました。
頂いたパンフレットによると、
忍野八海は富士山北麓にあった宇津湖が、
延歴19年(800年)の噴火で流出した熔岩により分断。
山中湖と忍野湖が誕生したそうです。
その後、忍野湖が枯れて忍野盆地となり、
八つの地下水湧出口が、八つの池となったそうです。
この八つの池は平成25年世界文化遺産に登録されました。
最初に目にしたのは御釜池↑
御釜池はお釜の中でお湯が沸騰するように
湧出しているところから
命名されたそうです。
面積は八海最少だそうですが、
池の中央は水深4mもあるそうです。

心なごむ水辺の風景。
ガイディングレシーバーを外し、
小川のせせらぎを聞きながら歩きました。
橋を渡り、少し歩くと右手に銚子池(写真なし)
池の底の砂地から水が湧いているのが見えました。

さらに進むと濁池(奥の方)
今では井戸水が流入しているため濁っていません。

湧池
水量が豊富で忍野八海を代表する池です。
透明度が高く、揺れ動く水面や深い水底の景観まで
見ることが出来ます。
このあと少しフリータイムがありました。
忍野八海の中で唯一行くことのできない底抜池が
「はんの木林資料館」(有料300円)の庭の奥にあることを
講師さんから聞き、大急ぎで見に行きました。

中に入ってびっくり!!
目の前には、江戸時代にタイムスリップしたかの
ような美しい景色が広がっていました。
富士山は日差しの関係でぼんやりと見えましたが、
時間帯によってはさぞかし綺麗だろうと思いました。

水車小屋

大きな茅葺き屋根の民家
この中が資料館になっているようです。
機会があったら、またゆっくりと訪れてみたいです。

そして底抜池
写真を1枚だけ撮った後、
時間に間に合わなかったら大変と、
走って集合場所に戻りました。
時間はセーフでした。
菖蒲池に向かって歩く途中、賑やかな通りの北側に
小さな細長い池がありました(写真なし)
これが鏡池で、条件が整えば、
水面にはっきりと富士山が映り込み、
見事な逆さ富士を見ることができるそうですが、
映っているのは雲だけでした。

左は菖蒲池
ここに生える菖蒲を体に巻きつけたところ、
病気が治ったという伝説が残る池。
右は出口池
一つだけ離れた場所にあり、最も面積が広い池です。
これでお釜池、銚子池、濁池、湧池、鏡池、菖蒲池、
底抜池そして少し離れた位置にある
出口池の八海すべてを見て回ることができました。
ゴールの筧公園には午後4時15分頃到着。
バスに乗って最後の紅富士の湯に向かいました。
入浴時間は1時間ありましたが、日帰り入浴は初めてだった
ので落ち着かず、カラスの行水でした。
帰路は東名で事故渋滞があり、帰宅時間が予定より大幅に
遅れましたが、隣の席の方とお喋りをしながら
楽しい時間を過ごすことが出来ました。

頂いた記録証のスタンプがすべて埋まるよう
これから16回、元気で参加できたらと思います。
ココログ時代の忍野八海の記事です。
よろしかったらどうぞ~