hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第17回(最終回)八木崎公園~北口本宮富士浅間神社

2016-09-05 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
9月3日(土)
2015年2月14日にスタートした富士山すそ野ぐるり一周ウォーク
もいよいよ最終回となりました。
17回のうち富士山が完全に見えたのは5回
一部でも見えたのは4回
全く見えなかったのは8回でした。

旅行代金は17回で198,960円(お土産他は除く)
まとめてみるとけっこうな金額でしたが、
お金では買えない健康が得られたと思えばお安いものです。

今回は前回ゴールの河口湖・八木崎公園から
第1回のスタート地点北口本宮富士浅間神社までの約8㎞を
3時間かけて歩きました。
参加者は43名。
歩数はドアツードアで17857歩でした。



行程
海老名(8:10)→圏央道・海老名IC→東名御殿場IC→東富士五湖道路
八木崎公園(スタート9:50)…河口湖湖畔の道…大池公園
…船津浜…国道脇の道…国道137…ハイランド駅
…昼食・海の家(11:45~12:25)→富士山駅→金鳥居
…御師の家…北口本宮浅間神社(ゴール2:05)
→ふじやまニュージアム(完歩式~3:05)
→ふじやま温泉(3:10~4:20)→
河口湖IC(4:25)中央道~圏央道→海老名IC(6:00)




六角堂
河口湖湖畔の道を歩きます。
吹く風が心地よい。
六角堂は水位が下がって陸続きになっています。



河口湖大橋の下を歩きます。



綾小路きみまろ氏寄贈の「黄金の七福神」



センニンソウがあちこちで花盛り



カチカチ山ロープウェイ



大池公園のかっぱ像



大池公園のポプラ並木



しばらく国道の脇を歩く…
微かに富士山のすそ野が見えます。



色づき始めた民家のナナカマド



昼食は富士吉田市の日本料理店「海の家」で



富士山駅入口



金鳥居
ここから約1㎞、御師の町並みが続きます。



昔の金鳥居と御師の町並み。

富士山頂まで18.54km。
昔の登山者はここに着くとようやく登山口に
着いたと感じたそうです。



上の写真によると、お天気が良ければ、
通りの正面に富士山を見ることが出来たのですね。



歩道の制水弁と消火栓



御師 旧外川家住宅
御師とは、浅間神社の神職の資格を持つ傍ら、
富士山に登る富士道者たちを迎え入れ、
食事や宿泊のお世話をした人たちのことで、
当時は関東一円から多くの道者たちが、
この地を訪れ、大変に賑ったそうです。
主屋は1768(明和5)年に建築され、国の重要文化財
及び世界遺産富士山の構成資産になっています。



ヤーナ川(間の川)
宿泊する富士講が、到着や出発の際に水垢離(みずごり)を行う禊場。
小さな滝が造られている。



居間
防寒衣料(登山用)



御神前
木像は食行弥勒像



上段の間
最も格の高い客室で、床が一段高くなっています。



上段の間の釘隠し(丸鉄講社の講印を表している)と付書院



下段の間と上段の間



白は行者、緑は御師の衣装
銅壺(どうこ)、釘隠し(部屋によって異なる)、
玄関(中の口)に掛けられていた笠
参拝の額、書籍等



御師町お休み処に展示されていたジオラマ。
江戸時代末期には道者は20万人、
御師の家は86軒もあったそうです。



北口本宮富士浅間神社
ゴール
全長153㎞、よく歩きました。



拝殿
富士山すそ野ウォーキングはここで安全祈願
をしてからスタートをしました。
今日は最後のお礼参りです。



富士急ハイランド



ふじやまミュージアム
完歩式の会場。
ツアー参加者43名中33名が完歩しました。
完歩式のあとはミュージアム所蔵の名画を堪能しました。



完歩認定証と記念写真



完歩賞の腕時計

完歩式のあとは、すぐ近くのふじやま温泉で入浴。
温泉はウォーキングの後の一番の楽しみだったので
これで終わりかと思うと寂しいです。

コースを案内して下さった講師の石井さん、木村さん、
添乗員の大西さん、新井さん、古泉さん、
そして一緒に歩いた皆さん。
いろいろ有難うございました。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。
コメント (22)
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第16回 西湖~八木崎公園

2016-08-08 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
8月6日(土)
富士山すそ野ウォークも第16回となり、
いよいよ次回で最終となります。
途中で何度か止めようと思ったこともありますが、
よく続いたものだと思います。
今回は、標高900mの西湖北岸から標高835mの河口湖・八木崎公園
までの約8㎞を3時間かけて歩きました。
参加者は42名。
歩数はドアツードアで15857歩。
富士山は行きのバスの中から一度見えただけでした。



行程
西湖・いづみの湯(スタート)→文化洞トンネル→長浜→河口湖畔→
道の駅・かつやま→バスで山澄園(昼食)→バスで道の駅・かつやま
河口湖畔→富士御室浅間神社→八木崎公園(ゴール)

バスでふじやま温泉まで移動・入浴(3:05~4:10)



スタートの西湖・北岸(いづみの湯)は写真のGのあたり。
32度もある炎天下の中、道端の草花の写真を
撮る余裕もなく、ただひたすらにテクテク歩きました。
ゴールは河口湖と表示されている「口」の字の下の白く突き出て
いるあたり(八木崎公園先端)



西湖東岸

南には足和田山が見えます。
10年前の秋、夫と二人で、紅葉台~三湖台~足和田山(五湖台)
をハイキングしたことが思い出されます。



文化洞トンネル

西湖地区と河口湖畔の長浜の間にあります。
西湖、根場地区の中学生はこのトンネルが出来るまでは
山越えをして学校に通っていたそうです。

西湖と河口湖の標高差70mを利用して、
水路でつなぎ、水力発電をしているそうです。



西浜小学校と芝生の校庭

西浜中学校に隣接しています。
中学校には校庭がなく、小中学校共同で使っているようです。



付近では早くもコスモスが咲き始めていました。



河口湖湖畔を歩く

河口湖は富士五湖の中で最も長い湖岸線を持ち、
最も低い標高地点(830m)にある。
面積は富士五湖では2番目の大きさで、
最大水深は精進湖と並び3番目 15.2m の深さ。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として
世界文化遺産に登録されている。



昼食



道の駅・かつやま付近から



水位計

上から昭和13年、昭和58年、昭和10年の洪水のときの湖面が示されている。



さくや愛の鐘

一度鳴らすと愛が結ばれ、二つ鳴らすと願いが叶うという。



田中冬二詩碑

勝山村に滞在した時の作品「スープ皿に浮んだ富士」が記されている。

「朝の食卓に近い窓いっぱいに富士 目近く見る
富士は意外に小さい
スープに浮かんだその富士をスプーンに掬う」



湖岸



釣り人


冨士御室浅間神社

699年(文武天皇3年)に藤原義忠によって富士山の二合目に
奉斎された、富士山最古の社で、
その後噴火による炎上や自然環境の厳しさから腐朽が激しく、
その度に皇室や有力な武将から再興されてきたが、
1974年に保存のために里宮であるこの地に遷祀されたそうです。
御祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として
世界文化遺産に登録されている。



富士御室浅間神社裏参道



大鳥居と富士御室浅間神社表参道

立派な大鳥居です。
扁額には「里宮社」と書かれています。



髄神門



神使の撫牛



アチャ、自分の身体の悪いところを撫でるのを
忘れてしまいました。



百福の龍宝珠

祈ることですべての福が授かるそうです。



本宮



里宮

958年(天徳2年)村上天皇が、崇敬者の礼拝儀祭の便を図るため、
老松繁る現在の場所へ建立。
以来武田家、小山田家、徳川家からあつい信仰や手厚い庇護を受けて来た。
現在の建物は、明治22年に再建。



不老長寿の像



ゴールも間近



八木崎公園・ラベンダー

毎年6月から7月にハーブフェスティバルが
開催されています。今年は7月12日に終わり、
ラベンダーはすでに刈り込まれていました。

2012年7月のラベンダーの様子を
こちらでどうぞ→道志みちからラベンダーを見に河口湖へ



八木崎公園・花壇



八木崎公園・花壇



河口湖大橋(ズームで)



カチカチ山ロープウェイ(ズームで)
河口湖大橋の画像、右の山の上に微かに写っています。

太宰治は昭和13年、29才の時に御坂峠の天下茶屋に
滞在していましたが、この時の体験を基に
「富嶽百景」や「カチカチ山」を書きました。
カチカチ山ロープウェイはその「カチカチ山」の舞台となった
天上山の上る為のロープウェイです。

天下茶屋の記事はこちらでどうぞ→天下茶屋



カワウと聞いたので、ズームで写してみましたが、
カモのようです。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第15回 富岳風穴~西湖

2016-07-11 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
7月9日(土)
富士山すそ野ぐるり一周ウォークだというのに、
天気予報通り朝から雨。
ネットで調べると、河口湖方面は一日中雨とのこと。
狭いバスの中でレインパンツを穿くのも
大変なので、家から直接穿いて行きました。
これは正解でしたが、歩き始めて1時間も経たないうちに、
右足前の靴底が剝れてしまいました。
ここは前にも一度剝れたことがあったのですが、
一番履きやすい靴だったので、接着剤で修理して履いて
いたのでした。雨が降っていたのだから
別の靴を履いていくべきだったと後悔しましたが、
これで未練なく捨てることが出来ます。



行程
海老名(8:10)→圏央道・海老名IC→八王子JCT
→中央高速河口湖IC→国道139号線→富岳風穴


歩行
(標高990mの富岳風穴から標高950mの西湖・いずみの湯まで)
富岳風穴(見学)→青木が原・樹海遊歩道
→いやしの里根場(昼食と見学12:00~13:10)
→西湖外周道路→西湖・いずみの湯(13:55ゴール)


歩行約7㎞(約3時間) 13467歩
他の方の万歩計は16000歩以上示していたので
正確に作動しなかったのかもしれません。
参加者41名。

まずは、富岳風穴の駐車場で簡単なストレッチをしてから



駐車場から風穴までは、歩いて2分ほどですが、
気軽に樹海体験が出来ます。

押し寄せるマグマがそのまま固まってできた溶岩棚(左)
樹海特有の露出する樹木の根(右)



富岳風穴
富士山の側火山の噴火によって出来た溶岩洞窟。
総延長201m、高さ8.7mにおよぶ横穴で、
国の天然記念物にも指定されています。



氷柱



平均気温は3度。
昭和初期までは、最深部を天然の冷蔵庫として、
繭や樹木の種子を貯蔵していたそうです。



珪酸華(けいさんか)
通称光り苔と呼ばれる苔の一種。
目のない微生物の餌になる。



風穴見学の所要時間は15分ほど。



青木が原・樹海遊歩道歩きスタート(10:20)
赤松美林



英(氷穴)
冷蔵庫のない時代は、氷の保存に使われていた。



樹海遊歩道で見た蛙(左)
枯れ葉と同じような色なので擬態しているのでしょうか?
左腕には虫が(右)
樹海を出て止まっていることに気が付きました。



いやしの里根場(ねんば)
(昼食と見学12:00~13:10)
兜作りの民家が22棟。昔懐かしい茅葺屋根の集落。
お天気が良ければ、ここからも美しい富士
の姿を見ることが出来たはずです。



お昼は手打そば 「松扇」さんで!
朝、石臼で挽いた蕎麦粉を使って作った手打ち蕎麦。
蕎麦湯。蕎麦ういろう。
美味でした。



ちりめん細工や吊るし飾りを見学



帯リメイクタペストリー
素敵!私にも作れるかしら。



大石紬と布の館

鎧や着物などの着付け体験館もあり、
外国人に人気があるようです。
この日も多くのロシア人グループ(言語から推察)が
楽しそうに浴衣や武将の装束を着けて
記念撮影をしていました。



靴底が剝れてしまったことは最初に書きましたが、
午後のスタートの集合場所で、
私の足元を見た親切な方から、靴ひもを頂きました。
この方は登山の時、同じような経験をしてから、
靴ひもは捨てずにハイキングなどに出かける時は
いつも持ち歩くようになったそうです。
結び方が悪かったのか、30分も歩かないうちに
解けてしまいましたが、有難うございました。



西湖到着



西湖外周道路
西湖の周りを30分ほど歩いてこの日の行程は終わりです。



西湖・いずみの湯(13:55ゴール)
ストレッチ後、入浴

帰路は往路と反対のルートで(途中談合坂SAで20分休憩)
海老名に5:55頃到着しました。
お隣に座った方は茅ケ崎から乗ってこられたそうですが、
お住まいは鎌倉で、茅ケ崎からさらに電車と
バスを使って帰られるそうです。
私は海老名まで夫に車で送り迎えをして貰っているので
5~6分で家に着きます。バスが駐車場に入る前に、
「あれが我が家の車よ」と指さすと
その方は「信じられない」とおっしゃっていました。
夫の送迎付きで一人気ままにツアーに参加し出来る人って
意外に少ないのかもしれません。
コメント (12)
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第14回 精進湖民宿村~富岳風穴

2016-06-13 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
6月11日(土)
富士山すそ野ぐるり一周ウォークも第14回となり、
残すところ3回となりました。

今回の参加者は42名。



行程
海老名(8:10)→圏央道・海老名IC→八王子JCT→中央高速河口湖IC
→国道139号線→道の駅 なるさわ(休憩 9:50~10:10)→精進湖民宿村(10:15)

八王子JCTで8キロの渋滞

歩行
(標高920mの精進湖民宿村から標高990mの富岳風穴まで)
精進湖民宿村(10:35スタート)→青木ヶ原樹海(自然観察路)→
精進湖・ニュー赤池(昼食11:15~12:05)精進湖の撮影ポイント(12:08~12:20)
午後スタート(12:25)→青木ヶ原樹海()→富岳風穴(2:28ゴール)
バスで移動(2:40~)入浴施設・泉水(3:00~4:15)
帰路は往路と反対のルートで海老名(5:50)

約7.5㎞(約3.5時間)12445歩
歩数が少ないのは、万歩計が正確に作動しなかったのかもしれません。

いつものように軽いストレッチをして
10時35分、前回のゴール地点精進湖民宿村を出発しました。
今回は全行程が樹海の中でした。

青木ヶ原樹海

青木ヶ原樹海は精進湖を超えて広がる面積およそ30平方キロメートルの
富士の原生林で、山手線内の面積と同じ位の広さがあります。
貞観6年(864年)の貞観噴火のあと、流れてきた溶岩の上にまず地衣類が、
次いでコケ類が生え、表土ができ、1200年の年月をかけて樹海が作られました。



ふかふかの遊歩道は綺麗に整備されています。
美しい新緑の中、木漏れ日を浴びながら
清々しいウォーキングを楽しむことが出来ました。





数センチの表土にしがみついて、根を広げ、生きている逞しい樹木。
苔の緑が美しい。



方位磁石の狂い



20~30㎝位、方位磁石を離した場所に置いただけで
北を指す針の角度が少し違ってきます。
その原因は、溶岩の中に鉄分が含まれているからだそうです。
なので、立った状態で胸の位置で使用すれば、問題はないそうです。

キノコ



名前はわかりませんが、夏から秋になると、もっといろいろな
種類のキノコが見られるそうです。

銀竜草(ギンリョウソウ)



銀竜草はシャクジョウソウ科の多年草
別名「幽霊茸」
中国では「水晶蘭」と呼ばれる。

一般に植物は光合成をして養分を得ているので葉緑素があり
緑色をしていますが、このギンリョウソウは光合成を行わないので
葉緑素を持っておらず、白い色をしています。
ギンリョウソウのように葉緑素を持っていない植物のことを
腐生植物と言い、菌類が落ち葉などを分解して出来た
養分を吸収して育つそうです。


精進湖



精進湖は面積0.5㎡と、富士五湖の中で最も小さい湖で、
西から2番目、東から4番目に位置しています。
湖面の標高(約900m)が、西湖、本栖湖と一緒であることから
地下水系が繋がっていると推測されています。



釣りを楽しむ人々



昼食(ニュー赤池)
紙皿に載せられている豚汁や煮物はセルフサービスのお料理。
これだけ食べれば、午後からも元気に歩けるでしょう。



精進湖・富士山ビューポイント「子抱き富士」



手前の大室山を抱っこしたように見えることから
「子抱き富士」と名付けられたそうです。



お天気は良いのに富士山がはっきり見えなくて残念でした。


富士山周遊バス




東海自然歩道を抜けると富岳風穴の駐車場に出てきました。
土曜日で駐車場は混雑していたので、ストレッチは省き、
トイレ休憩だけして入浴施設・泉水にバスで移動しました。
今日もバスタイムは1時間15分と、ゆっくりとって頂けたので、
十分に疲れをとって帰路につくことが出来ました。
コメント (14)
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第13回 割石峠~精進湖民宿村

2016-05-09 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
5月7日(土)
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第13回」に参加しました。
今回の参加者は46名。
お隣に座った方は世田谷にお住まいと聞いてビックリ。
海老名発は出発時間が遅いし、小田急線1本で来られるので、
それほど不便ではないとおっしゃっていましたが、
集合場所まで車で6~7分で着く私からすると、朝早くて大変だなぁ~と思いました。
いろいろ有益なお話しも伺いましたが、
長くなりすぎて、ブログには載せられそうもありません。



行程
海老名(8:10)→圏央道・海老名IC→八王子JCT→中央高速河口湖IC(9:13 )
→国道139号線→道の駅 なるさわ(休憩 9:25~9:45)→割石峠(10:05)


割石峠(スタート)→国道139号線の歩道を30分→東海自然歩道→本栖湖→
(バス)千円札裏に印刷されている本栖湖の撮影ポイント→(バス)昼食:湖仙荘
→古道「中道往還」→東海自然歩道「青木が原樹海」→精進湖民宿村(ゴール)
→(バス)西湖・いずみの湯→帰路は往路と同じルートで海老名(17:40)


歩行は標高978mの割石峠から標高920mの精進湖民宿村まで
約8㎞(約3.5時間)16536歩



いつものように軽いストレッチをして
10時17分、前回のゴール地点・割石峠を出発です。

写真は埼玉発の皆さん。43名の参加だそうです。
到着時刻は10分も変わらないと思いますが、
何時に出発されたのでしょうね。



1か月前はまだ枯れ木のようだった木々も
緑をまとい、綺麗になりました。

近くでは「富士芝桜まつり」が開催中で道路は渋滞。
私達が乗ったバスは、ちょっとした時間の差で
渋滞前に蒔きこまれず、ラッキーでした。



30分ほど国道139号線の歩道を歩いたあと、
東海自然歩道の樹林帯に入りました。
一部、石がゴロゴロしている場所もありましたが、
土の上を歩くのは気持ちが良いです。



木苺の清楚な花に癒されます。



本栖湖と遊覧船「もぐらん
本栖湖畔キャンプ場を経て、本栖湖畔に着きました。
本栖湖は富士五湖の西のはずれにあり、五湖中で最も水深が深く(127m)
透明度も高いそうです。
黄色い遊覧船は船底から水中が見え、潜水艦の形をしていても
潜れないので「もぐらん」と呼ばれているそうです。



満開の八重桜



本栖湖周辺の花
ムラサキケマン ツボスミレ ラナンキュラス原種



バスで千円札裏に印刷されている本栖湖の
撮影ポイント(北西の湖畔)に移動


下の千円札と見比べると、ここが撮影ポイントのような
気がするのですが、樹木が邪魔して湖が少ししか写っていません。
撮影は樹木の葉等の影響が少ない冬季が良いのかも知れません。



現在の千円札と、旧五千円札の裏面の富士山は
富士山写真家の故・岡田紅陽氏(1895年~1972年)が撮影した写真
「湖畔の春」をモデルにデザインされたものです。



バスで昼食レストランの湖仙荘に移動。
ランチはほうとう定食。
ご飯を食べられなかった人達に、お店の方でおにぎりを
握って持たせてくれました。
フキやウドの山菜も美味しかったです。
(12:25~1:05)

午後は、甲斐と駿河を結ぶ古道「中道往還」を歩きました。
最初に見学したのが、渡辺因獄佑(ひとやのすけ)の屋敷跡とお墓。
屋敷跡は一部畑家になっており、苔むす石垣に囲まれいました。



渡辺氏屋敷跡付近に咲いていたヒメフウロとタチツボスミレ

中道往還は、甲斐と駿河を結ぶ街道で、甲府から駿河
への最短路(約20里)でした。
戦国時代は軍用道路として重要な役割を担っており、
武田信玄・勝頼も何度も道を越えました。



渡辺因獄佑の墓石横の、大きなモミジの木

本栖は国境の宿場で、武田家はここに国境警備隊を置きました。
その隊長が渡辺因獄佑(ひとやのすけ)で、本名は守、因獄佑は役職名です。
でも、役職名、酷くありません?



中道往還の標識



ツアーでは46名の参加者を4班に分け、休憩地等で歩く
順番を変えますが、今回は人数が多かったので
途中で写真を撮っていると列から外れ、
人をかきわけながら列に戻るのも大変なので、
休憩地などを除いては歩きながら写真を撮りました。
結果、植物の写真はいつもより少なくなりました。



ヤマシャクヤクの蕾







ここからは青木ヶ原樹海
明るくて遊歩道が整備されており、
いままで持っていたイメージが覆されました。
これからは森林浴を楽しみながら、歩くのも良さそうです。



マムシグサ
城ヶ崎自然研究路でも見かけました。
全草に毒があり、特に球根に強い毒性があるそうです。



樹海の中には落葉樹もあったのですね。
新緑が美しい。



樹海の中を約30分歩きました。
出口はすぐそこです。



精進湖民宿村(ゴール)



西湖と富士山(車窓より)
来月は雪が残っていないかもしれませんね。

最後のお楽しみは入浴。
今回は西湖のいずみの湯です。
予定時間より早くゴールにたどり着いたのか、
入浴時間は3:55~4:10と、いつもより15分長く、
ゆっくり疲れをとって帰路につけました。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第12回 ふもとっぱら~割石峠

2016-04-14 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
4月9日(土)
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第12回」に参加しました。
今回の参加者は40名。
隣に座った方は昨年6月のツアーでも私の隣だったらしく、
名前まで覚えていて下さり感激しました。



行程(標高850mのふもとっぱらから標高978mの割石峠まで)
海老名(8:10)→圏央道・海老名IC→新東名・駿河湾沼津(休憩)
→道の駅・朝霧高原(ストレッチ)→ふもとっぱら(スタート)
東海自然歩道・・・道の駅・朝霧高原→昼食(すえひろ)→道の駅・朝霧高原
・・・根原の吊橋・・・A沢貯水場・・・浅間神社・・・割石峠→「ゆらり」入浴
帰りは中央高速・圏央道経由で

歩行約9㎞(約3.5時間)約21,000歩

午前中は東海自然歩道をふもとっぱらから道の駅・朝霧高原まで歩きました。
お天気は曇り。
暑すぎず寒すぎず、ウォーキングには最適でした。



春ですねぇ~・・・
歩き始めてしばらくすると大きなヒキガエルのカップルが。。。
目を合わせると怖いので後ろからパチリ。



11時頃から少し晴れてきましたが
富士山は雲の間からほんの少し見えるだけ。
ススキの原が続きます。



パラグライダー
近くに着陸場があり、けっこう近くから写真が撮れました。
体験コースもあるらしく、意外と簡単に空中散歩を楽しめそうでした。



休憩



牧草地で野焼きをしています。
野焼きを見られるなんてラッキーなのでしょう。
講師の先生は午後から富士山は見られるとおっしゃっていましたが
なんだか当たりそうな気がしてきました。

1時間余り歩くと道の駅・朝霧高原に着き、午前中のウオーキングは終了。
お昼はバスで約15分の銀座スエヒロ富士店です。



溶岩焼きカットステーキのランチ。
美味しかったです。



外に出ると午前中はほとんど見えなかった富士山がはっきりと。。。
講師の先生の予想は的中しました。



富士山と牧場
(午後のスタート地点に向かう車中より)



今回のウォーキングコースは富士山に一番近いコース。
富士山を右手に見ながら歩きました。



広々とした牧草地帯と富士山。
立ち止まって見たくなるほどです。



山道ではアップダウンは多少ありましたが、
それほど大変ではありませんでした。



鹿に樹皮を食べられた木が沢山見られました。
木の幹を一周ぐるりと食べられてしまうと、
その木は枯れてしまうそうで、
丹沢や奥多摩でも大問題になっているそうです。
鹿も生きるのに必死。餌がないから食べるのでしょうが、
複雑な気持ちになってしまいました。



40人ともなると列は長く続きます。
まるで大人の遠足のようです。



根原の吊橋
長さ約20m、高さが約5mの小さな吊橋ですが
けっこう揺れました。



正面に見える山は竜ヶ岳



浅間神社
国道139号線に出る手前にあります。



国道139号・割石峠(ゴール)
静岡県と山梨県の境で、標高は978m。
このあと山梨県鳴沢村の日帰り温泉「ゆらり」で
疲れをとり、中央高速、圏央道経由で帰宅しました。

歩道の周辺で出会ったお花たち

名前のわからない植物は、植物学者のように植物に詳しい
80歳位の女性(若い時から山好きだったそうです)と
その方が近くにいない時は
添乗員さん(夏には山岳ガイドをされるとか)にお聞きしました。
山好きな方は植物にも詳しいですね。
有難うございました。



マメザクラ

別名をフジザクラやハコネザクラとも言う。
樹高も花も小さく、とても可愛いです。
林の中にも沢山咲いていましたが、
この写真は銀座スエヒロ富士店で撮ったものです。



タネツケバナ ニリンソウ キクザキイチゲ
エイザンスミレ タチツボスミレ カキドオシ




キブシ(木) ミツバツチグリ アブラチャン(木)
エンレイソウ ネコノメソウ ハナネコノメ




ハナネコノメ
この植物の名はどなたもわからず、私がネットで調べました。
なかなか見つけられなかったので、
名前がわかった時は、嬉しくて飛び上がりそうでした。

萼裂片が白いのでネコノメソウの仲間では最も花らしい花の一つで
ほかの野草に先駆けて渓流沿いの苔むした岩の上などに花を咲かせるそうです。
3月頃、高尾山(裏高尾)等で沢山見られるようです。

ちなみに昨年は4月11日に山中湖村役場手前から須走冨士浅間神社まで歩きましたが、
マメザクラの他は籠坂峠上の加古坂神社でトリカブトとネコノメソウの新芽、
タチツボスミレを見ただけでした。
雨、しかも一般道を歩くことが多かったので気がつかなかっただけかもしれませんが
やはり自然歩道を歩く方が数倍楽しいです。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第11回 田貫湖~ふもとっぱら

2016-03-14 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
3月13日(土)
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第11回」に参加しました。
今回の参加者は35名。
お隣に座った方は千葉県市川市の方で、いつもは津田沼から出発しているそうですが
この回には参加できなかったので、どうしても順番通りに回りたいということで、
朝5時半に自宅を出発し、海老名・茅ヶ崎発のツアーに参加されたそうです。
お天気は終日曇り、時折陽が雲の間から差し込みましたが、
富士山の全容は見ることができませんでした。



行程(標高700mの田貫湖から標高800mのふもとっぱらまで)
海老名(8:10)→圏央道・海老名IC→新東名・駿河湾沼津(休憩)→新富士IC
田貫湖(スタート)→小田貫湿原→陣馬の滝→猪之頭公園→(昼食)→ふもとっぱら(ゴール)
日帰り温泉施設「富嶽温泉花の湯」
帰りは往路と同じルート海老名(5:50)

歩行約9㎞(約3.5時間)約21,000歩

気温は6度。
じっとしていると寒いが、歩くとちょうど良い。
スタート地点の田貫湖は土曜日のせいか、ワカサギ釣りの釣り人で賑い、
駐車場はほぼ満車でした。
軽い準備運動をして出発。今回のコースは、ほぼ全線が東海自然歩道。
自然を満喫しながら歩くことが出来ました。



田貫湖のオオバン



小田貫湿原
田貫湖から東海自然歩道を北へ約1キロ。富士山唯一の1.75haの湿原です。



池塘
平坦な草原で、いくつもの池塘があり、春から夏になると湿原特有の
多くの種類の植物、蝶やトンボなどの昆虫類、
水生植物が生息する自然の宝庫となるそうですが、乾燥化が進んでいるそうです。



道路に溢れる水。道の端に並んだ石の上を歩きます。
さあ、頑張って!



富士ヒノキと笹



むじな石



フキノトウ



時たま見える富士山もここまで。
それでも見えれば嬉しいものです。



遠照寺境内の太鼓岩
巻狩りの陣を張った夜、太鼓を打つような音がしたので
翌朝滝壺を探すと太鼓の堂のような石があったことから名付けられた。



撫で川
巻狩りのとき、頼朝が矢の根で地面を撫でたところ清水が湧き出し
武士たちの喉を潤したという。
水草はバイカモ(梅花藻)?
隙間から見える水はとても綺麗。
この付近には湧水を生かしたわさび田やマスの養殖池が沢山見られました。



畠山重忠の駒止桜
源頼朝の家臣、畠山重忠が巻狩の時に馬をつないだことから
このように呼ばれ、大切に保存されてきたそうです。



陣馬の滝
五斗目木川(ごとめきがわ)にかかる滝で、
溶岩の間から地下水が流れ出たものです。



源頼朝が富士の巻狩りのとき、
一夜の陣を敷いた事から陣馬の滝と呼ばれるようになりました。



陣場の滝の水汲み場



猪之頭湧水群



ランチ
ダイエットの身には厳しすぎる内容。
炭水化物だけでも500kcal以上ありそうです。
それに漬けもの塩分、唐揚げやフライ。
夕食はお野菜をたっぷり食べました。



けっこう厳しい上りが続きます。



そろそろお彼岸ですが、ここはまだ冬。
冬枯れの景色もいいなぁ~・・・



麓の吊り橋
長さ60m 高さ10mの五斗目木川に架かるつり橋です。
5人ずつ渡ります。
けっこう揺れましたが、楽しかった!



ふもとっぱらキャンプ場
昨年の夏は「長淵 剛・10万人オールナイトライブ」が開催されたそうです。



キャンプ中の女性が肩や頭に乗せているのはミミズク。
生後7ヵ月だそうですが、こんなに人に馴つくとは思いませんでした。
フクロウによく似ていますが、違いは、イヌやネコの
耳のように立った「羽角」と呼ばれる羽毛があることだそうです。



ゴールです。
晴れていれば、池の向こうに美しい富士山が見えるはずでした。


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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第10回 白糸の滝前~田貫湖

2016-02-14 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 

2月13日(土)
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第10回」に参加しました。
前回は12月でしたので2ヶ月ぶりになります。
天気予報ではお天気が崩れるということで心配しましたが、
ゴール地点で少し小雨に降られた程度で、濡れずに済み良かったです。



車窓からの富士山~第二東名に入ったあたり



行程(標高500mの白糸の滝から標高700mの田貫湖まで)
白糸の滝駐車場(スタート)→まかいの牧場(ランチ)→ 天子の森キャンプ場→田貫湖(ゴール)
日帰り温泉施設「富嶽温泉花の湯」

歩行約8㎞(約2.5時間) 約16.856歩 参加者36名

白糸の滝駐車場でストレッチをしてから出発。
冬なので寒いと思いアウターの下にカシミアのセーターを
着て行きましたが暑いことこの上なし。
講師の先生によると18度もあるとのことでした。



天子ヶ岳を正面に仰ぎながらしばらく一般道を歩きました。



この日に見た最後の富士山。山頂は雲で覆われています。
しばらく歩き林道の手前で休憩。



休憩中に見たおかめ笹。



大倉川に沿った林道を歩きます。
バスミート地点までは1時間半の歩行の予定でしたが、
1時間で着きました。

このあと、バスに乗って昼食会場へ。



昼食はまかいの牧場の農場レストランでビュッフェ
カロリーや塩分のことを忘れて食べました。

同じテーブルに同席した男の方。
半年で13キロ減量したそうです。
方法は野菜中心の食事と毎朝1時間半のウォーキング。
ダイエットから3年たってもリバウンドはしていないそうです。
上が180あった血圧も130ぐらいに安定し、薬も飲まずに高血圧を治したとか。
野菜はトマトスープ(缶詰を利用して)や温野菜サラダ、
キャベツや玉葱、その他の野菜+大豆のコンソメスープ煮(薄味で)など。
いずれも大量に作り、冷凍できるものは一食分ずつ冷凍保存しているそうです。
それらのお料理は朝と晩に食べ、お昼は殆ど外でのランチとか。
あっ、そうそう夕飯はご飯を抜いているそうです。
私にはとてもできそうもありませんが、凄いと思いました。



田貫湖
バスミート地点から天子の森キャンプ場を抜け、
1時間15分位歩くと田貫湖に着きます。
お天気が良ければ写真の中央に富士山と湖面には逆さ富士が
見えるはずでしたが、残念でした。



休暇村・富士
4月20日前後と8月20日前後の約1週間、富士山頂から朝日が昇り、
光輝くダイヤモンド富士を見ることができるそうです。
このホテルからは全室富士山ビューのようです。
お好きな方は是非どうぞ。



左:逆さ富士  右:ダブルダイヤモンド富士
写真は富士宮市のHPよりお借りしました。



渡り鳥(キンクロハジロ)等を見ながら



15分ほど湖畔の道を歩くと、



ゴール地点に着きました。
次回はここからがスタート地点ですので、ぜひ美しい富士の姿を見たいものです。

最後のお楽しみは入浴。
入浴時間は1時間。
交通渋滞もなく、5時10分頃には集合場所に着きました。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第9回 北山本門寺前~白糸の滝

2015-12-18 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
12月16日(水)
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第9回」に参加しました。
これで全17回のうちの半分が終了となります。
この日はお天気も良く暖かかったのですが、
大山の隣に見えるはずの富士山が見えなかったり、
御殿場近くでは完全に曇って来たので、今回も富士山は見えないものと
諦めましたが、現地に着くころはお天気も良くなり
富士山が見えるようになりました。
今回からは第2東名を走るので、休憩が足柄SAから駿河湾沼津SAに変わりました。



駿河湾沼津SA



駿河湾沼津SAからの眺め



行程(標高325mの北山本門寺から標高500mの白糸の滝まで)
北山本門寺(スタート)~大石寺前~昼食(花の湯)
千居遺跡~狩宿の下馬桜~工藤祐経墓所~蘇我の隠れ岩
~音止めの滝~白糸の滝(ゴール)
富獄温泉・花の湯(入浴)

歩行約7.5㎞(約3時間) 約18.000歩 参加者27名



前回ゴールの北山本門寺からスタート!
本堂でお参りを済ませ、駐車場でストレッチをしてから出発です。

境内のモミジとさくらの花



前回は薄暗い雨の中を歩いたので、気がつきませんでしたが、
モミジが綺麗に色づいていました。



さくら(冬桜ではありません)がチラホラ咲いていました。
さくらの種類はわかりませんが、ソメイヨシノよりは花色が濃く綺麗でした。
暖冬の影響で狂い咲きをしたのでしょうね。



北山本門寺から国道469号線を西に向かって歩きました。
途中で見た富士山はまだ頭に雲を被っていましたがとても綺麗でした。
4月出発組の方たちは、9回目にして初めて富士山を見ることが
出来たそうで、皆さん感激していらっしゃいました。



改修中の大石寺(たいせきじ)三門
大きい!

大石寺は平成の大改修中で中に入ることはできませんでしたが、
その大きさは外周道路を歩いているだけで良くわかりました。
中には御影堂(県指定有形文化財)、五重塔(国指定重要文化財)の他、
多くの塔堂伽藍が建っているそうです。
一時期創価学会の本部が置かれ、大変賑ったそうですが、
平成3年に日蓮正宗から破門され、大石寺から去ったそうです。

大石寺三門の少し先を右折し、大石寺外周に沿って通る
県道75号線を北に向かって歩き、林越しに見える奉安堂の少し先で、
午前中のウォーク(約1時間)は終わりました。



バスで「花の湯」さんまで引き返し、桜エビのかき揚げ定食のランチ。
後からタラの焼き物が運ばれてきたので、
かき揚げ等を食べ始めてしましたましたが、写真を撮り直しました。

昼食後は午前中の終点にバスで戻り、大石寺北側から歩き始めました。
道の両側には林や畑が広がり、道路わきには水路が流れ、
季節外れのヒメツルニチソウやポリゴナムが綺麗に咲いていました。

しばらく歩くと、この地方を代表する繩文時代中~後期の遺跡で、
国の遺跡に登録されている千居遺跡(せんごいせき)に到着。
フェンスに囲まれた遺跡は、外から見ると小さな原っぱのように
しか見えず、写真は撮りませんでしたが、詳しいことを知りたい方は
ラインの入った千居遺跡の文字をクリックして下さい。



道端で輝くアオキとヤブコウジ(藪柑子)の実



早々と咲いた紅梅と季節外れのシロツメグサ(春の花)
今年の初冬は秋と春が入り混じっています。





富士山のズーム



狩宿の下馬桜
大石寺北側から45分、白糸の滝との中間地点あたりにあります。
国の特別天然記念物であり、日本五大桜の1つ。
頼朝が富士の巻狩りをした際、馬を繋いだという伝説の桜で
樹齢800~1000年の日本最古級のアカメシロバナヤマザクラだそうです。
下馬桜の後ろにある、井出館の立派な高麗門等も
見たかったのですが、修復中でした。
井出家は鎌倉時代からの名家で建物は市の文化財だそうです。



富士山と菜の花のコラボ
狩宿の下馬桜の近くに咲いていた菜の花
慌てて咲いたのか、寸足らずの可愛い菜の花でした。



狩宿から北に35分ほど歩くと、曽我兄弟の仇討ち(曽我物語)
で有名な工藤祐経の墓が工藤祐経の陣屋跡にあります。



近くには曽我兄弟が岩に隠れて仇討ちの密談をしたという
曽我の隠れ岩もあります。



芝川・曽我橋の中央から見た芝川の流れの様子。
(左の写真が上流側)

曽我橋を渡り、土産物屋の並ぶ道を奥に進むと、
音止めの滝がよく見える場所に着きます。



音止めの滝
芝川本流にかかる落差約25mの滝で、
ゴーゴーと轟音を立てながら流れる様子はとても豪快です。
曽我兄弟が隠れ岩で父の仇の工藤祐経を討つ相談をしていた際、
滝の音で声がさえぎられたため、
「大事な相談をしているのに、なんと心なしの滝だ」と呟くと、
不思議や滝の音がぴたりと止んだと言われています。



「音止めの滝」近くからの富士山をズームで!



白糸の滝

日本の滝の100戦に選ばれている美しい滝で、
国の名勝・天然記念物に指定され、富士山の世界文化遺産の一部でもあります。



高さ30~25m、長さ200mの断崖から湧水が白い糸となって、
溶岩断層の間から湧き出る珍しい形の滝。
左側の太い滝が芝川の本流で、それ以外はすべて断崖からの湧水。



左岸の湧水。

次回のウォークは来年の2月。
白糸の滝からのスタートになります。
お天気が良ければ、太陽の光を受けて出来る
虹を見ることが出来るかもしれません



左岸上の展望台から望んだ富士山。
写真には写しませんでしたが、下には白糸の滝が小さく見えます。

最後のお楽しみは入浴。
「富嶽温泉花の湯」で疲れを癒し、帰路に着きました。
花の湯から新富士インターまで約15分。
新富士インターから海老名インターまで1時間。
海老名インターから集合場所まではちょっと時間がかかって25分。
それでも6時半前には家に着きました。

追記(12/21)
やっこさんに教えて頂いたのですが、富士山の上の雲は傘雲と呼ばれ
「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」という天気俚諺があるそうです。
事実、翌日は冷たい雨が降りました。的中率が高いですね。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第8回 村山浅間神社~北山本門寺

2015-11-23 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
11月18日(水)のことになりますが、
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第8回」に参加しました。
朝方は少し晴れ間もあり、バスの中からは何度か
頭に雪をかぶった富士山を見ることができましたが、
歩き始めてからは殆んど見えませんでした。

今回は標高500mの村山浅間神社から標高325mの北山本門寺までを
前回同様、国道469号の歩道を中心に歩きました。
渡された地図を見ると標高が下がっており、歩行も7㎞なので
楽だと思いましたが、その通りでした。



行程
村山浅間神社(スタート)~山宮浅間神社~昼食(ふじしげ)
お昼休みに若獅子神社~北山本門寺(ゴール)
バス移動で、富士山本宮浅間大社(観光)~花の湯(入浴)

歩行約7㎞・16,678歩
参加者20名中、10名が一人参加でした。

今回で終了される方がお二人いらっしゃり、午後から雨との天気予報が
でていたので、スタート地点の村山浅間神社で、
講師の先生から記念品と完歩証の授与と記念撮影が行われました。

その後いつものようにストレッチをしてからウォーキング開始



完歩証の授与 国道469号
富士山南陵工業団地(工場が誘致されたのは12区画のうち5区画のみ)
甲子供養塔

山宮浅間神社
「山宮浅間神社は本殿を造ると風の神の祟りがあるので造ってはいけない」
という伝承があり、本殿のない神社となっています。
石段の上に石を並べ棚を廻らせた遙拝所があり、富士山を直接お祀りする
古代祭祀の神域がある。(富士山世界文化遺産)



二の鳥居 参道と籠屋(社務所) 
鉾立石 遙拝所(本殿としてお詣りするところ)

参拝のあと、バスで食事処・ふじしげさんに向かう



お店の前には美しく咲いた菊が飾られていました。
昼食後、近くの若獅子神社を見学。

若獅子神社
かつては陸軍少年戦車兵学校がありました。
陸軍少年戦車兵の教官、生徒六百有余を祭神として祀られています。



若獅子の塔 元陸軍少年戦車兵学校構内図と門
若獅子神社本殿 サイパン帰還戦車

戦車は機甲部隊の主力としてサイパンの戦いにて使用された九七式中戦車(チハ車)
弾痕が凄まじく、戦争の悲惨さ、虚しさが伝わってきました。

このあと、バスで午前中のゴール地点まで戻り、
午後のウォーキング開始。
雨が降り始め、2時頃からは本降りとなりました。



庚申塔

北山本門寺
日蓮上人の一番弟子日興上人が開山したお寺。



仁王門
中の仁王像は堂々たるヒノキの一木彫りです。



北山本門寺本堂



大聖人銅像と開山堂  鐘楼堂と池
日興上人廟所  日尊上人腰掛石

ここで今日のウォーキングは終了です。
バスに乗って富士山本宮浅間大社に向かいます(観光)

富士山本宮浅間大社
全国1300余ある浅間神社の総本社です。
社殿は重要文化財で、徳川家康が関ヶ原の戦勝お礼に造営しました。
(富士山世界文化遺産)



鳥居



楼門



社殿



流鏑馬の像 菊花展
火山弾と南極の石 武田信玄の桜(2代目)

桜が咲くころ来てみたかった・・・



湧玉池(特別天然記念物)と流れ出た神田川
どちらも「平成の名水100選」に選ばれています。

このあとバスで前回と同じ入浴施設「富獄温泉 花の湯」へ。
歩いたあとの温泉は最高です。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第7回 勢子辻~村山浅間神社(石畳の村山古道)

2015-10-23 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
10月21日(水)
「富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第7回」に参加しました。
天気は曇り時々晴れ。
標高750mの勢子辻から標高500mの村山浅間神社まで、
杉と檜が林立している、国道469号の歩道をひたすらに歩きました。
富士山は今回も見られず残念。



行程
勢子辻(スタート)~高尾山穂見神社→昼食(山さと)
村山浅間神社(ゴール)~花の湯(入浴)

約3時間半(休憩時間含む) 約9㎞・20,126歩
参加者33名中、16名が一人参加でした。



用事が重なり、3ヵ月ぶりにツアーに参加。
いつもの様にストレッチをした後、スタート地点の勢子辻を出発。



少し歩くと国道469号に合流。
講師の先生から道しるべの説明がありました。
一番うしろからズームで写したので、肝心の石の道しるべが
頭しか写っていません

旧吉永村の農民であった仁藤春耕が、明治39年から
5ヶ年をかけて自費で建てた道しるべ。
御殿場にいたる十里木街道などに約120基建てたそうです。



歩道の脇に咲くススキやセイタカアワダチソウが秋らしい風情を
醸し出しています。



1時間ほど歩くと高尾山穂見神社に着きました。



鳥居と拝殿
祭神は日子穂々手見命(ひこほほでみのみこと)
明治15年、大淵本村の戸長勝亦氏が、山梨県南アルプス市高尾の
穂見神社を勧請したと伝えられている。



昼食は「山さと」さんで!
富士山5合目で採れたというカベンタケ等のキノコが入ったキノコ汁や
ごま豆腐、柚庵焼きのお魚が美味しかった。

昼食後はバスで午前中に歩いた終点まで引き返し、
再びウォークを始める。



富士本分教場の跡地で休憩。
講師の先生のオカリナ演奏を聴きながら、
しばしのどかなひと時を過ごしました。



跡地に建てられていた「開墾記念碑」と「分教場跡の碑」。



本日のゴール、村山浅間神社に到着。

村山浅間神社は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の
一部として世界文化遺産に登録されています。



二の鳥居と拝殿
702年(大宝2年)に建てられ、
坂上田村麻呂も参拝・寄進したと伝えられている。
かつては富士登山道が通り、数百の坊が並び栄えていたが、
新道の開通で衰退し、現在は本堂と大日堂だけが
杉木立の中に建っている。
(クラブツーリズム旅行案内より)



大日堂



外国人最初の富士登山者ラザフォード・オールコック卿の、2010年150周年記念碑



復元された村山古道(石畳)も少しだけ歩きました。



県指定天然記念物の大スギと大イチョウ



貫禄のある狛犬。



さてこれで、本日のウォーキングは終了。
バスで入浴施設「富獄温泉 花の湯」へ向かいます。
花の湯はお湯の種類も多くて、素敵な温泉でした。

最後にウオーキング中に出会った秋の花を…



ノブドウとセキヤのアキチョウジ



ヤクシソウ



ノコンギクと白ヨメナ  

そして何より感動したのが↓



センブリ
目にした瞬間、その可憐さに胸キュンでした。



リンドウ科センブリ属の二年草。
胃腸薬、健康茶として知られていますね。。

山野草に詳しい方が、写真を撮るたびに名前を教えて下さいました。
けっこう年配の方でしたが、若い頃から花を見るために
山に登っていたそうです。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第4回 道の駅すばしり~樹空の森②

2015-08-03 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
標高800mの道の駅すばしりから標高650mの樹空の森まで
歩く間に出会ったお花たちを御紹介します。



ヤマユリ(山百合)
今回歩いた静岡県小山町や御殿場市の林道脇や草地、
民家の庭などに沢山咲いていました。
花も美しいですが、道路にまで届く甘い香りが素敵でした。
講師の先生のお話しでは、
花は1年に1つずつ増えるそうです。
さて、この見事なヤマユリ、何年たったのでしょうか。



ホタルブクロ(蛍袋)
キキョウ科の多年草で、林道脇や草地など
何処にでも咲いていました。
釣り鐘状の大きな花がなんとも風情がありますね。



タマアジサイ(玉紫陽花)の花と蕾
花はガクアジサイに似ています。
玉のように丸い蕾が名前の由来のようです。
この花と初めて出会ったのは、
8月下旬に奥多摩の御岳山にレンゲショウマを見に行った時でした。
地味な花ですが、木陰や林で咲く姿は格別です。



ウバユリ(姥百合)
前回(7月4日)のツアーでは蕾だったのですが、
講師の先生が「また見られますよ」
とおっしゃっていたので
どんなお花が咲くのか楽しみにしていました。
花は先端がやや反ったラッパ型、花色は緑色がかった白、
内側の奥の方に赤褐色の斑点が見える、
どちらかというと地味なユリでした。
花の名前は花が咲くとき、すでに葉(歯)がないという
しゃれからつけられたそうです。
林や藪の中、林道脇、草地などで沢山咲いていました。



オカトラノウ(丘虎の尾)(左)とヒヨドリバナ(鵯花)(右)
オカトラノオは花穂がくにゃりと曲がった姿を
虎の尻尾に見立てて、
ヒヨドリバナはヒヨドリが鳴く頃に
開花することから、この名前がつけられたそうです。
どちらも蝶が好きそうな花ですね。



クズ(葛)の花
こちらでも東名のフェンスや人が住んでいない
道路端、藪の中などに繁茂し
よく見かけるやっかいな?植物です。
でも花は綺麗ですね。
葉っぱが茂り過ぎて見えないことが多く、
可哀そうなくらいです。



モンシロチョウとアザミ(薊)(左)とハギ(萩)の花(右)
モンシロチョウが吸蜜中。
3~4人、カメラを次々と向けましたが、
逃げようとしません。
よほど蜜が美味しいのでしょうね。

秋の七草としてよく知られているハギ。
9月頃から咲くのかと思っていましたが、
けっこう早くから咲いているのですね。
そう言えば、先ほどのクズも秋の七草ですし、
民家の庭先にも秋の七草の一つ、
オミナエシ(女郎花)が咲いていました。



ハナイカダ(花筏)
この花を初めて見たのは春の高尾山。
野草に詳しいお友達が花の名前や、若葉が食用に
なることを教えてくれました。
葉の上に花が咲くことの珍しさと、
ハナイカダというネーミングが素敵だったので
ずっと記憶には残っていましたが、
その花がその後どうなるのかなんてまったく
気にしていませんでした。
こんな可愛い果実になるのですね。
20数年ぶりの再会でした。



ヤブカンゾウ(薮萓草)
日当たりの良い草地に咲いていました。
似た花で一重の花がノカンゾウ。
園芸種がヘメロカリスとして知られています。
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第4回 道の駅すばしり~樹空の森①

2015-07-31 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
7月29日(水)
今回は5月に満席で行くことが出来なかった
富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第4回に参加しました。
天気は曇り。
標高800mの道の駅すばしりから標高600mの地点まで下り、
最後の50m位は樹空の森まで上るコースでしたが、
歩くと暑く、思ったよりも大変でした。
今回も残念ながら富士山は見えませんでした。



行程
道の駅すばしり~伊奈神社~水土野山神社
昼食:御殿場カメヤ
さくら公園~野中至夫妻の顕彰碑
川柳浅間神社~印野丸尾溶岩流洞穴~樹空の森
日帰り温泉施設「ヘルシーパーク裾野」

歩行
約4時間半(休憩時間含む) 約12㎞・23,633歩

スタート地点の道の駅すばしりで
ストレッチ体操をして、10時20分出発。
前回見学した東口本宮冨士浅間神社の裏参道脇の
鎌倉往還を歩き、伊奈神社に向かう。
東口本宮冨士浅間神社にも付近の民家にもヤマユリが
咲き乱れ、道路にまで良い香りが漂ってきました。



伊奈神社
(10時54分撮影)
宝永4年(1707)宝永山の大爆発の際の被害者救済
に活躍した、伊奈半左衛門忠順を祀る。

11月23日(新暦12月16日)から約2週間、
富士山の5・6合目付近が爆発し、西風に乗って御厨地方に
膨大な火山灰を降らせた。
特に小山町、御殿場市、山北町付近は被害甚大で
須走浅間神社では3mもの降灰で鳥居の大部分が埋もれたという。
当時この地方は小田原藩領で、老中でもあった
藩主・大久保忠増は藩での救済を放棄し
亡所(廃村)として幕府へ返上した。

救済復興を命じられた伊奈氏はあまりの惨状に驚き、
幕府に救済金などを要求したが、
幕府の動きは鈍く、復旧は進まず、伊奈氏は老中の連署を
得ずに駿府の幕府の貯蔵米を放出し、飢え死にを防いだ。
しかし無許可で幕府の米蔵を開けた責任を問われ切腹させられた。



人々はその徳を偲んで各地に伊奈神社を祀り永く語り伝えた。
昭和32年にこれらを合祀した伊奈神社が須走下原に建立され、
さらに270回忌の昭和57年には銅像が建てられた。
辞世
「玉露と消えゆくわが身は惜しまねど、心に残る御厨の里」



水土野山神社
(12時04分撮影)
鎌倉時代に創建。
この地方の山仕事(農作業も含む)の人たちの神様だそうです。



道路の右側(西側)には自衛隊東富士演習場があるせいか、
自衛隊の車両をよく目にしました。
乗馬クラブを(写真ズーム)通り過ぎ、しばらくすると
午前中のゴール地点に辿りつきました(12時25分)
バスに15分ほど乗り、昼食会場の御殿場・カメヤさんに到着。



ドライブインには中国や東南アジアの旅行客の
バスが何台も止まっていました。
日本の観光は彼等で持っているようなものです。
富士山が見えなくてガッカリしたでしょうか。

ランチタイムは45分。
またバスに乗って午後のスタート地点のさくら公園に向かいます。



さくら公園内の電子基準点
(13時58分撮影)
さくら公園は2006年に年に開設された御殿場市にある公園で、
沢山の桜のソメイヨシノやフジザクラが植えられていました。
さくらが咲く頃はさぞ綺麗でしょう。

電子基準点とはGPSを利用して位置を正確に連続して
測定する為の基準点だそうです。
平均20Km間隔で全国に約1200点設置されているそうです。



野中至夫妻の顕彰碑
(14時08分撮影)
公園近くの林の中に富士山の気象観測に大きな功績を残した
「野中至・千代子夫妻」の顕彰碑があります。
野中夫妻の功績は新田二郎氏の小説「芙蓉の人」にまとめられ、
昨年、NHKのドラマにもなったそうです。(見ておけばよかった)
また宝永山の爆発と伊奈半左衛門の活躍は同氏により
「怒る富士」として著されたそうです。
機会があったら、どちらも読んでみたいと思いました。



川柳浅間神社
(14時36分撮影)
最近建て替えられた社殿で重厚さはないが、
社殿の前の杉の古木が見事。
根元で2本に分かれて樹齢500年と推定される。
御殿場に別荘があった明治の海軍大将
樺山資紀(のりすけ・白洲正子の祖父)が
「扶桑樹】と名付けたそうです。



川柳浅間神社の狛犬



印野丸尾溶岩洞窟
(15時27分撮影)
富士山麓の溶岩が冷えて固まる時に出来た洞窟で
5世紀頃のものだそうです。



印野丸尾溶岩洞窟の基底部
(15時31分撮影)
殆ど土はなく、溶岩の上に杉が生えています。
その生命力の強さには驚くばかりです。



樹空の森
(15時43分撮影)
ストレッチ体操をした後、隣の「御胎内温泉」で
入浴するはずでしたが、
小学生の団体が130人も入浴待ちだったので、
急遽、日帰り温泉施設「ヘルシーパーク裾野」
に変更することにしました。
今までこのシリーズには6回参加しましたが、
こんなに疲れたのは初めて・・・
曇りとは言え、とても暑かったので汗もびっしょり・・・
今回ほど温泉が待ち遠しく
感じられたことはありませんでした。

参加者31名がオールシニアにも関わらず、
一人も熱中症などで倒れなかったのは、
素晴らしいことだと思いました。
ツアーコンダクターさんもそのことを心配され
4~5人は倒れる人が出るのではないかと
案じられていたようです。
講師の先生、暑い中、丁寧な説明をありがとうございました。
皆さん、お疲れさまでした。
コメント (22)
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第6回 忠ちゃん牧場~勢子辻

2015-07-06 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 

7月4日(土)
富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第6回に参加しました。
この日はスタート時だけでしたが、
うっすらと富士山が見えました。
今までこの企画に5回参加しましたが
富士山を見たのは2度目。
ツアーのコンセプトに「360度の様々な角度から
富士山を仰ぎ見ながら完歩を目指す」とありましたが、
様々な角度から富士山を見るのは難しいです。



今回の行程は
忠ちゃん牧場~裾野市立富士山資料館
十里木高原別荘地~昼食(大野路)
頼朝の井戸~十里木高原・林道(檜の植林)~勢子辻
日帰り温泉施設「ヘルシーパーク裾野」

歩行は
約3時間半(休憩時間含む) 約9㎞・18,523歩


(10時15分撮影)

10時少し前にスタート地点の忠ちゃん牧場に到着。
ストレッチ体操をして、
裾野市立富士山資料館に向かって歩き始めました。
お天気はどんよりとして寒いくらいでしたが、
歩くにはちょうど良かったです。


(10時24分撮影)

富士山の自然や歴史を映像で見た後、
富士山の成り立ちから富士山に生息する生物たちの展示、
郷土館など、30分位見学しました。


(11時29分撮影)

鬱蒼とした迷路のような十里木高原別荘地には
別荘が点在し、周りには小さな樹海が広がっていました。
前半の終了地点「八幡神社」に着くと、
バスでお食事処・大野路さんに移動しました。


(12時23分撮影)

お昼は冷しゃぶサラダと海老フライ等。
美味しかったです。
12:50 バスに乗って前半の終了地点に戻り
ウォーキングを開始。

最初に訪ねたのは頼朝の井戸。
国道469号沿いの静かな森の中にあります。


(13時23分撮影)

水原秋桜子の句碑


(13時23分撮影)


(13時25分撮影)

頼朝の井戸
建久3年(1192)、鎌倉幕府を開いた源頼朝は、
翌年に東麓御殿場付近から、
南、さらに西麓の朝霧高原にかけて大規模な
「冨士の巻狩り」を行った。
これは大規模な軍事演習でもあり、
全国から15万人の将兵を動員したと言われる。


(13時25分撮影)

その時利用したのがこの地の湧水。
その美しさに感銘し、朱塗りの椀を沈めて
水神に供えたと言われている。


(13時47分撮影)

小雨が降る中、富士ヒノキが植林されている
十里木高原・林道をひたすら歩く。
アップダウンがけっこう厳しい。
途中からは普通車がやっと1台通れるくらいの
道になり、やがて下り坂のみとなる。
「富士山こどもの国」の西門を過ぎ、しばらく歩くと
ゴール地の「勢子辻」に到着です。

最後に日帰り温泉施設でゆっくり温泉につかり、
予定通り17:50には集合場所に戻りました。

あっ、そうそう。
ウォーキングの途中で
出会った草花も記録しておかなければ・・・



あまり珍しくはありませんが、
ホタルブクロ(左) ウツボグサ(右)



まだ咲いていませんが
ウバユリ(左)
初めて見ました。
花が咲くころには葉っぱがなくなることから
ウバユリと命名されたそうです。

ツルシキミ(右)
こちらも初めて。
実は秋に赤くなるそうです。
コメント (16)
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富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第5回 樹空の森~忠ちゃん牧場

2015-06-08 | 富士山すそ野ぐるり一周ウォーク 
6月6日(土)
富士山すそ野ぐるり一周ウォーク・第5回に参加しました。
第4回は満席で参加出来なかったので後回しです。



今回の行程は
樹空の森~469号合流地点~大野路~
須山浅間神社~須山口登山歩道~忠ちゃん牧場

歩行は
約3時間半(休憩時間含む) 約8㎞・17,488歩



スタートは御殿場市にある富士山樹空の森公園の
ビジターセンター「天空シアター」から。
直径6mの富士山模型の立体スクリーンや
270インチの景観シアターで、富士山の美しい四季や
成り立ちを学びました。



時間が少しあったので散歩。
自衛隊のヘリコプターと四季彩の丘をパチリ!

その後ビジターセンター前で簡単なストレッチをしてから、
469号合流地点の野菜直売所まで、のどかな田園地帯を歩きました。

この地域には「勝間田」姓が多く、タレントの勝間田州和さん
が御殿場出身だと聞いたことがあったので、
ひょっとしてこの辺?等とちょっと想像してしまいました。



民家の方が珍しい花があるからと見せて下さいました。
ラン科のトンボソウという植物だそうです。
花はラン科独特の形態をしていますが、
昆虫のトンボに似ているので名付けられたのでしょう。



木立ち越しに見えるのは太平洋クラブ御殿場コース



モミジイチゴの果実 ヤマボウシ クサイチゴの果実
ムシトリナデシコ ムラサキツユクサ アザミ


道端に咲いていた草花や木の花を眺めながら50分位歩くと、
野菜直売所に着きました。

午前中のウォーキングはここまで。
農産直売所でつきたてのよもぎ餅とラディッシュを買い、
待っていたバスに乗り、食事処に。
食事処までのR469号の道路の両側は東富士演習場に
なっており、危険なので歩くことはできません。



ランチはモロヘイヤ入り水餃子のおまかせ定食
モロヘイヤを皮に練り込んだ餃子(写真左)
は裾野市のB級グルメ。
全国大会で4位をとったそうです。
マグロのフライも美味しかった。



曇りのためまったく富士山が見えなかったので
食事処の方が2日前(6月4日)に撮った写真をプリント
して、全員にプレゼントして下さいました。
晴れていたら、お店の真後に富士山が見えていたのですね。

    

午後のウォーキングは12時半から。
食事処から大野路を経て、
世界文化遺産の須山浅間神社に向かいます。

須山浅間神社の説明をして下さるのは
地元のボランティアガイドさん。
歌碑の前で待っていて下さり、10分(20分?)という
短い時間の中で、神社の由緒や登山道の歴史等、
分かりやすく解説して下さいました。



須山浅間神社
須山口登山道の起点となった神社で、
富士山噴火の鎮めとして鎌倉時代に創建されました。
主祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

拝殿は平成24年に大改修され
平成25年夏、世界文化遺産に登録されました。



拝殿と本殿
奥の本殿は1823年に再建されたもので、
建物で覆われた形になっています。



火袋がハート形の石灯籠から
拝殿をパチリ。



左より
道興准后歌碑 
よそにみし ふしのしら雪 けふ分ぬ
心のみちを 神にまかせて
世界遺産記念銘
古宮神社
古宮(1611年に建立)とよばれる小社が安置されている。
参道



ずっと登りでしたが、少しだけ平らな場所があったので休憩。
講師の先生のオカリナに癒されました。



クマシデ
林に入る手前の明るい場所に咲いていました。
果穂は種子を抱いた果苞(葉の変形)が
房状になったもので、夏まで緑色をしているが、
秋に熟すと茶色になるそうです。




「須山口登山歩道」
杉やヒノキが鬱蒼と生えた薄暗い原生林の中を、
周りの植物や野鳥などの説明を聞きながら
休憩(5分)を2度入れ、ゆっくりと歩きました。
前夜の雨で道が荒れていたので、けっこう足をとられました。



林の中の植物 左より
マムシグサ
オニシバリ

樹皮が強靭で、枝を折ってもちぎれないことから名付けられた。
二人静(フタリシズカ)
2本の花穂の先に米粒のような白い花をつける。
花穂は1本や3本、4本のときもある。
トリアシショウマ
花弁は白色さじ形。花序は円錐状で、側枝はよく分枝する。
 


「忠ちゃん牧場」 川田 順・歌碑

山道を登り切ったところに、ゴールの「忠ちゃん牧場」があり、
入り口には歌碑が立っていました。

不二のねの ふもと萱原 はてもなし
くわっこう啼くと 耳そばだてつ


ウォーキング終了のストレッチをしていると、
かっこうの啼き声が聞えました。
昔も(昭和28年)今もそれほど変わりませんね。
変わったのは、この辺が一面の萱原だったことでしょうか。

牧場なので牛や羊が見られるものと思っていましたが、
いたのは猫だけ・・・
ジンギスカンハウスのソフトクリームが美味しかった。

忠ちゃん牧場は富士山麓に広がる面積約6万m2の牧場で、
標高は800m余りあります。
歩き始めた食事処の標高が560m位だったので、
標高差は240mぐらいでしょうか。
高尾山の標高差はケーブルに乗らないと271mなので、
高尾山より少し楽といったところかしら。
久しぶりに登山をした気分でした。



御胎内温泉
バスに乗りスタート時点の富士山樹空の森公園に引き返し、
御体内温泉でゆっくりと入浴しました。
入浴後はフランスベットの折り畳み式の全身マッサージ器
でマッサージを受け、とても気持ち良かった。

最後まで晴れることはなく、富士山は一度も見られ
なかったけれど、これくらいの方が暑くなくて、
歩き易かったかもしれません。

御体内温泉を4時45分に出発し、家に着いたのは6時半頃。
明るいうちに帰れたのも良かったです。
コメント (22)
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