長峰山(933m)の山頂付近に作られた展望台と広場です。
眼下に広がる安曇野の田園風景と北アルプスを一望できるビューポイントで
パラグライダーの離陸場所としても人気のスポットだそうです。

長峰山休憩展望台
穂高神社の駐車場を10:15に出発し、
10:46に長峰山山頂の駐車場に到着しました。
乗用車一台分位しか通れない細い林道が、思った以上に長く感じられ、
本当に山頂まで車で行けるのか心配になりましたが、
無事についてホッとしました。
木製の展望台は17年間愛されてきた先代に代わり、
松などの地元の木材を有効活用して造られ、2015年4月に完成したそうです。

「安曇野を想う」 東山魁夷
五月の若緑に蔽われた安曇野はなんと美しかったことか
上高地から流れ出る梓川が高瀬川と合流し
犀川となって北に流れる平野の上に高く連なる北アルプスの山々
常念、東天井、燕と長峰山の上で案内人の指し示す
残雪の嶺々を仰ぎながら飽かず眺めたひとときが忘れられない

昭和45年5月、作家の川端康成、井上靖、日本画家の東山魁夷が揃ってここを訪れ
この地からの眺めを「残したい静けさ、美しさ。」と絶賛したそうです。
万歳をしているようなオブジェは「歴史の塔」
展望台の下は広々とした芝生の広場になっており、
芝生の先端ではパラグライダーをする方たちが準備をしています。

油絵をなさっている友人のご主人は、毎年ゴールデンウィークに
安曇野に行っては絵を描いていらっしゃいます。
9月に市展で見た油絵には、富士山を小さくしたような有明山(2268m)と
水をはった水田が描かれていました。
(この位置からではなかったようですが)
写真を見ると安曇野の地形と北アルプス中部の様子が良くわかります。
有明山の山頂中央の後ろにポツンと見えるのは燕岳(2763m)
常念岳(2857m)と有明山(2268m)は安曇野と松本のシンボルだそうです。

常念岳(2857m)横通岳(2767m)大天井岳(2922m)
朝からお天気は良かったのですが、北アルプス周辺が霞んでいてちょっと残念です。



展望台から
360度の展望が楽しめますが、
前方は下の広場からの方が眺めが良いような気がします。
山頂の山野草

カワラナデシコ コウリゾナ カントウヨメナ
ヤクシソウ ニュウノウギク アキノキリンソウ
似ている花が多いので判別が難しいです。

ホコリダケ
キツネノチャブクロ(狐の茶袋)の別名もある。
駐車場の隅の草地に発生していました。
幼菌のうちはきのこの内部もしっかりと肉が詰まっており、
きれいな白色をしており、食用にもなるそうですが、
(人によっては中毒になる場合もある!)
成熟するに従い、徐々に褐色がかると共にきのこの内部が粉状になり、
黒色の胞子がつくられるそうです。


ノコンギク
白色が多い野菊の中で名前のとおり紫色(紺色)が特徴。
ヨメナとよく似ているが、ノコンギクの方が葉の切れ込みが少ない。
また、平地のヨメナより山地に多いことも一応の区別となる。

ゴマナ
葉がゴマの葉に似ていることからゴマナ(胡麻菜)の名前が
付いていますが、キク科の植物で、野菊と称される仲間の一つです。
これでもごく一部。
山の斜面に咲いている姿は壮大でした。

ヒメアカタテハ ウラナミシジミ ヤマキチョウ
他にもアゲハ蝶、クロアゲハ、ツマグロヒョウモンなどを見かけました。

車に乗り込もうとしていると、パラグライダーが・・・
望遠にする間もなくパチリ

ここでは約1時間滞在しました。

大王わさび農場に向かう途中、
車窓から安曇野のシンボル有明山と今までいた長峰山休憩展望台
(電線・左から2本目)が見えました。



ウオーキング・運動記録
10月28日(月)卓球50分 一日合計7281歩 踵落とし60回
10月29日(火)一日中雨 一日合計5323歩 踵落とし90回