弘法山は神奈川県秦野市にある標高235mの低山。
隣接する権現山、浅間山と共に弘法山公園となっています。
桜や富士山の眺望の良さで有名ですが、
たまには気分を変えてウォーキングをしたくて出掛けました。
家を出たのは9時45分。
246号線の新善波トンネルを抜け、しばらく先の名古木の信号を
左折すれば弘法山の駐車場があるということだけを
頭に入れて車に乗ったのですが、
お昼ご飯を調達したコンビニが名古木信号の角にあったので
道路に出る時、車ばかりに注意が向き、信号を見落としてしまいました。
渋沢まで進んで、これはおかしいと引き返したのですが、
道路が少し渋滞していたこともあり、30分近くロスしてしまいました。
浅間山駐車場に向かう途中の山道から撮った富士山。
あまりの美しさに車を止めてパチリ
富士山の撮影が目的だけなら、ここだけでも十分のような気がしました。
車を浅間山駐車場(11時頃)に停め、
山道の左側にある権現山に向かって歩きました。
駐車場は浅間山山頂から少しだけ下の位置にあるので、
権現山までの標高差は50m位、距離にしてたった200mなのですが、
歩き始めからかなりきつい階段。
普段、平地しか歩かない私にはかなり堪えました。
権現山(標高243.5m)の展望台。
山頂部分が広くなって、周りには桜が植えられています。
小田急線に乗ると中からよく見え、何の塔かと思っていました。
展望台からの眺めは素晴らしく、富士山や相模湾、
表丹沢の山並みまでよく見えます。
桜の根元に植えられていた日本水仙。
花を見ると心が和みます。
展望台から見た富士山。
眼下に見えるのは秦野の街。
富士山をさらにズームで!
北側には大山が見えます。
長女が小学校一年生、長男が幼稚園の頃、
家族で下から登ったことがありますが、
今だとケーブルを使っても、登れないかもしれません。
かすかに見えるのは初島でしょうか。
少し場所を替えましたが、江の島まで見えます。
馬場道
権現山と弘法山を結ぶ尾根道で、名前の由来は
この周辺で農民が草競馬を楽しんだことからきているそうです。
馬場道の両脇には桜が、
その下にはツツジやアジサイが植えられていました。
後ろ姿で鳥の名前はわかりませんが、もしかしたらホオジロ?
野鳥が多くそれらを目的に撮影に来られている方もいらっしゃいました。
シルエットだけですが可愛いでしょう。
左はフクロウを抱えた女の子、
左は大きなフクロウの頭に乗った女の子の像で、
像には「森に生きろ」と刻まれていました。
「かながわの景勝50選 弘法山」と書かれた石碑の右の道を歩き、
少し先にある階段を上がると山頂に着きます。
弘法山(標高237m)山頂に到着。
弘法大師が山頂で修行したことから名づけられたという弘法山
鐘楼は「時の鐘」として、江戸時代から1956年(昭和31年)まで
秦野周辺地域の人々に親しまれてきたそうです。
釈迦堂と弘法大師の木像
乳の井戸
この井戸から湧き出た水は白く濁り乳の香りがし、
水を飲むと乳がよく出るようになるという言い伝えがあり、
眼病にも効果があるとも伝えられているそうです。
お地蔵さん
山頂のテーブルでお昼を食べ、駐車場まで引き返しました。
駐車場の近くには蝋梅の木が数本植えられていました。
とても良い匂いがします。
200m位歩くと浅間山山頂に着きます。
浅間山(標高196m)山頂のあずまや。
富士山の見える山には浅間神社が祭られれ、
浅間山といわれることが多く、
弘法山公園の浅間山も同様の理由で名づけられたそうです。
浅間山から見た富士山
ガラケイの万歩計は2.9km/6119歩を示していました。
浅間山は下から登ってこなかったので楽なはずでしたが、
少しの坂道を歩いただけで、大腿四頭筋の外側が痛くなってきました。
平坦な道は何時間歩いても平気なのですが、
これはきっと筋肉が弱っている証拠。
たまには坂道も歩いて筋肉を鍛えなければ・・・
次は桜の咲くころ、電車で来て秦野駅から弘法山公園を通り
吾妻山を経由して鶴巻温泉へと下る
ハイキングコースを歩いてみたいものだと思いました。