そんなわけで、2学期は順調に生活している、ぼくがへちま細太郎です。
サボりがちなのは、作者の怠慢のせいだ。
夏休みのまとめ、順番でいけば、野球部の夏大(夏の大会ね)と応援団のことかな。
どういうわけか、何を思ったのか、はるみが応援団の中のチアに入部し、運動部とかわらない練習を続けて、今ではチアドラ(チアドラゴンズ)も負けそうなくらいに上達した。
「あのはるみが…」
いつも喧嘩ばかりしていたたかのりも、はるみのかわりように大感心だ。
「ぼくが~、見守っているおかげかも~」
と、薄気味の悪い発言をしてはるみのストーカーと化したキチローは、
「おまえも入部するか」
と、団部の先輩にすごまれて、すっかり影をひそめて遠くで見守るだけになってしまった。
それでも、先輩たちがキチローを見つけ出してどつくので、ついにははるみをあきらめたようだ。
「あ~せいせいした。それもこれも、先輩たちのおかげです」
はるみからこんなセリフが出るなんて!!
改めて団部のすごさを思い知った僕たちだけど、逆にすっかりお笑いキャラと化してしまったしんいちは、そのでかい図体とチンカップのおかげで、あだなが「巨珍」と定着してしまった。
「巨でよかったね、ネット住民なら虚カスだの、虚珍だのって言われてんで」
匿名希望の東山先生は、罪もないオレンジうさぎのぬいぐるみにパンチを加えながら笑った。
「全然カンケ~ないじゃん」
「だいたいやで、進○の巨人だの、ムカつくタイトルばかり目えに入って、腹立ってしゃあないわ」
もしもし、まったく関係ないですよ。
夏大は、しんいちが3番に座って、ホームランを量産するも、しんいちの活躍だけで勝てるわけもなく、それでも4回戦まで進んで、何とか世間に知名度をあげたのだった。
バスケはどうなったって?
そういや、僕、バスケ部員だったね