へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

君は、ヤンキーモンキーべいべ

2014-11-28 21:12:17 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

今日、図書館で勉強したあと、バス待ちの間学食で明日の速単のテストの勉強していたら、広之おにいちゃんからメールがきた。

これからカラオケいく
つきあえ

なんだこりゃ。
広之おにいちゃんとは、小学校のときの担任であり、今はつくばった高校の数学の教師、時々体育も教える、おとうさんのまた従兄弟。ついでにいっちゃうと、藤川先生とはヤンキー仲間だ。
隣にいたはるみも携帯を覗き込んで、
「さらだ先生、金曜日ではっちゃけたかな?」
と、笑う。
だから、

俺、受験生、わかる?

と、返信した。
すると、突然、広之おにいちゃんと藤川先生が学食に飛び込んできた。
「へ?何で?近くにいたの?」
ぼくと、はるみはびっくり。
でも、ぼくはなぜかムッとした。近くにいたのに、メールかよ。
二人は、周囲の注目の中、
「おお、言うこときけねえのか」
と、すごんできた。
「おっさんのヤンキーなんて、こわかねえよ」
と、無視して速単の本を閉じた。そして、思いっきり二人の頭をぶん殴った。
鳩が豆鉄砲を食らったような顔して、
「あにすんだ、こるらあ」
と、すごんできたので、
「そばにいるのなら直にいいに来いや、ボケ!!教師だからって、殿様だからっていって、また従兄弟だからといって、受験生をスキにできると思うな」
と、ぶちかましてやった。
唖然とする二人。はるみも目をぱちくり。
「はるみ、行こう」
ぼくは、かばんに速単をつっこんみ、はるみの手を引いて学食を出た。
外に出て小雨に気付いて初めて僕がはるみの手を握っていることに驚いた。
はるみはあっけに取られている。
「あ、ごめん」
ぼくは、慌てて手を離し、はるみの視線にきづき、どうしていいかわからず、
「ごめん」
と、また言った。
と、突然爆音がしてまぶしい明かりに照らされた。
「げっ」
目の前には、バイクにまたがったスキンヘッドのおっさん…副住職さんがいるじゃないか。
「な、なにしてんだよ、この生臭坊主」
「ああ、カラオケいくっつったろうが。その前に美都までバイク転がすぞ」
「バカか、おっさん、高校生に何言ってんだよ」
「ああ、だめだめ、そんなのちっとも恐くないよ」
何考えてんだ、このクソボーズは。
「俺たちの若かりしころの憧れ、キャロルのジョニー大倉の追悼カラオケだ、おめえも付き合え」
は?
ああ、そういえば、昨日おばあちゃんが、
「君はファンキーモンキーベイビー♪」
と、歌ってたっけ。そうか、矢沢栄吉のバンド仲間か。
おっさんたちの気持ちはわかるが、時と場所を考えてくれよな。
「いいんだよ、いちお、俺、理事会の評議委員の一人だから」
副住職さんの思わぬ言葉に、ぼくは、
「ぎええええ」
と、叫んでしまった。
「どうして、え?なんで、こんなスキンヘッドが?うそ、まじ?」
はるみは、須庭寺に行ったことなかったんだっけ。
ぼくは、またはるみの手をつかんで、
「あとで説明してやるよ」
と、いってバス停まで走り出した。
「細太郎、てめえ、覚えとけよ」
という、広之おにいちゃんの声が追いかけてきたけど、無視だ無視。
いったい、何でこんなことになったんだよ、もう。。。

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数検の結果

2014-11-27 23:35:00 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

今日、数学検定の発表があった。
受験のあったしんいちは今回見送った…次回は準1級受けるんだと。
ぼくとたかのりは2級、たかひろとみきおは、準2級を受験していた。
で、俺以外みんな合格してた。
「おめえ、だっせえ。何で2次受かって1次落ちてんだよ、バカじゃね?」
たかのりは、担任の久保田の肩越しにネットを覗き込んで、ぼくを振り返った。
久保田も笑いながら、
「たまにいるんだよね。おまえ、何ミスってんの?」
どこをミスしたかなんて、もう覚えてねえし。
「まあ、いいけどね、数学科にいくしんいちはともかく、おまえたちは十分だろ。あ、でも、次回3月だけど、受験しにこいよな」
くぼたあ、3月なんて、受験だよ~。卒業式おわってからも学校来る気ないからあ。
「どうかなあ、俺の予想だと、中島教授のとこでじゃがいも飢えか、須庭寺でこきつかわれているか、どっちかだな」
「げっ」
こんな嫌味な性格だから、いつまでも独身四天王だなんていわれるんだ、ボケ。
と、ぼくは、心の中で毒づいた。
あ、でも、孟宗の独身四天王って、藤川・浜中・久保田・・・げ、もうひとりはおとうさんだ。。。
ひええええええ。

注・・・作者は準2級落ちました。
    勉強してないから当然です。
    でも、3,500円はおっきいですorz

 

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今の時期の高校3年生の話題

2014-11-26 22:15:21 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

理系コースにいたぼくは、ちょっと安全圏をねらって、某農業系の国立の推薦をうけたら、ものの見事に不合格。
「そら、国立理系にいて、推薦なんて楽な考えしてっからだよ」
と、こっちもものの見事に不合格を決めたたかのりが日本史B4択問題1000問に挑戦しながら、中指を突き立ててきた。
「まあなんだね、国立は一般で入学しな」
こっちは、国立をあきらめて野球で入学をあっさりきめたしんいちが、数検の準1の問題を解きながら頭をかいていた。
「ドラフト指名するっていってきたんだろう?なんで受けなかったんだよ」
彼女と同じ大学にいく、、と決めているたかひろはしんいちの頭をぽかり。
「タフマンじゃなかったから否だ」
ドラフトを受けるには、まず野球部に退学届けを提出する。しんいちは、これもいやがったし、某腹黒ペンギンチームじゃなきゃ否だ、の姿勢もあるし、何より、
「大谷みたいに、俺は大胆な才能ない」
と、わきまえている。
「だいたいさ、もともとは陸上部だよ。金本先生に“たのまれた”から入部したんだけどさ、本音は箱根駅伝なんだよね」
「テレビに映って有名人」
「まあね」
まんざらでもない表情で、赤本を頭に載せてバランスをとっているみきおの言葉に答える。
「おまえはどうすんの?農業系っていったら中島教授が黙ってないだろ。いっそのこと、医学部にいっちゃえば?もしかして、双子の相方にあえるかもよ」
ぼくが双子だって言うことは、小学校から一緒だった仲間は知っている。事情を知ったこいつらは、他の人間には口外していない。
「医者はいいよ、めんどくさそうだし、バイオの研究で十分だよ」
「動物のお医者さんは?」
そうだなあ、最近寝たきりになってしまったリカのこともちょっぴり頭に浮かんだ。家に帰ると、あたたかい毛布にくるまれたリカに、シャカイが寄り添っているのがツライ。
ミッフィーはもふもふしているんだが、やっぱりリカの毛布にのっている。
動物同士わかるんだろうなあ。
「そうしなよ、幸い、バカ殿んちにも、牛や豚はいる」
「ああ?」
言うに事欠いて、そこかよ
いっとくが、藤川家のあのご隠居のもとで働く気はないからなっ
といわけで、進路に悩むむさい高校3年男子の会話でした。。。

しんいち、準1の数検なんて、大胆すぎるぜ。

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うっちゃらかしておいた下書き

2014-11-25 16:49:24 | へちま細太郎

3月に書いていたブログを下書きにしといたまんまほったらかしにしておいたのを、適当に付け足して書いて公開設定にしましたが、どうでもいいので何かのおりに気が付いたら、読んでくださいませ。

細太郎の中学入学時の騒動は、2009年4月5月をご覧ください。
2009年だよな、間違いなく…。

ところで、登場人物の名前の特徴に気がついた人、あんたはエライ!!
今年は、気合いを入れて、広島行くぞ!!
ファームだっていくぞ!!
でも、公式戦ちゃんと見たいから、絶対に試合に出てちょ~だいよ、

アライさん

地獄の底までおっかけます。。。

CARPファンには面白くないだろうが、
CARPファン歴ウン十年の私には、

お帰りなさい

なんだよ!!

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恒例の…3

2014-11-25 15:49:59 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。

昨日の、つくばった町のバカ騒ぎにぼくらは参加しなかった、といいたいところだけど…。
実は、国立の推薦に落ちたぼく…ってことで、一応挫折の真っ最中だから、出たくない、と文句をいったんだけど、
「出ろ、気分転換だ」
と、有無を言わさず黒田先生の強引な一言で決まってしまった。
何でだよ~!!
と叫んだら、
「てめえ、中学ン時にさんざんひっかきまわしておいて、そんなセリフをはくとはいい根性している」
とすごまれた。
、覚えてんだ…。
そりゃね、中学の時、教室入室拒否しましたよ、で、大学の中島教授のところにクラス中で入り浸りましたよ。で、宿泊学習の場所を変更させ、中島教授と片山教授を乱入させて、計画をブチ壊しましたよ、ええ、ええ、そりゃどうもすいませんでしたね。
あげく、1年の時の担任の赤松をメンへラにしたあげく、生首をしょわせましたよ。
ふんだ。。。

まあ、仮装がなかった分だけ、マシか。
ふつうにワールドカップのユニホームきて、かつらかぶっただけっていうのは、仮装って言わねえだろ。
ああ、これで、心おきなく受験勉強できますだよ~。

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恒例の…2

2014-11-24 00:12:59 | へちま細太郎

こんばんは、バカ殿のいとこの孝太郎だよ。
覚えてる?(仮)山下軍団だよ。

さて、今日は、つくばった駅伝大会で、悠樹先輩のライン攻撃に負けて彼女連れて帰ってきた。
そしたら、もう一人のおっさん従兄弟の杉内家のバカ殿まできていて、ナンパしまくりの恥さらしだった。
俺の彼女にも目をつけて、
「どう?俺のほうが金持ちだよ」
などと迫りまくって彼女にドン引きされた。
いい年こえて若い女を金でしかつれないなんて、気の毒だとは思うね。
だいたい、30台の半ば過ぎたアラフォーなんて、仕事もバリバリこなしいの役職の下っ端にもつけて、自信がついてくる世代だと俺は思っている。
今まで生きてきた成果が出てくるっつーの?
そう思うと、バカ殿や副住職のおっさんたちは、それなりの生き様をしていると俺は思うんだ。
口には出さないけどね。
だけど、杉内のおっさんは何を考えているんだかわからん。
いい年して、コネで入社した会社の主任とかを延々とやらされて、そこから一向に出世する気配なし。
仕事だってできないと思っている。
なんでコイツはこうなんだ?と思ったら、婿に行った伯父が嫁にバカにされているらしく、それを見たおっさんも自分の父親をばかにしているんだとよ。
これじゃダメだわな。
かといって、バカ殿だってほめられたもんじゃないけど、まああれだけの遊びっぷりをみせられると、別にあの人の人生はそれでいいんじゃないかとも思う。

で、今年のうちの母校の先生たちのかっこうは、全員がアナ雪だった。
黒田先生、頼むから、エルサの格好は不気味すぎるから、うろうろ歩き回らないでくれ!
金本先生、お願いだから、アナの格好で、ゲロはくのだけは、カンベンだあああああ

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恒例の…1

2014-11-22 14:48:39 | へちま細太郎

こんにちは、(仮)亀梨軍団の悠樹です。
孟宗サッカー部のOBで、KO大学卒で、藤川家で農業してます。
何だそれ~!!
毎年、この時期だけ、登場します。
細太郎は、酒飲めねえからな。

11月22日です。今年もやってきました、つくばった町恒例駅伝大会(仮装OK)。
うちの先生たちと、製薬会社と、つくばった高校と、つくばった町役場有志の人たちが、こぞって合宿所にやってきて、前日からお泊まり。
相変わらず、飲んでは騒ぎ、騒いではゲロまくりの、あんたら明日走ることなんぞ考えていないだろうと思われる状況。

晩秋のド田舎で繰り広げられる、バカ騒ぎの日程は、本日は産業祭&つくばったB級グルメ食い倒れの街コンならぬ田舎コン。あなたもつくばった町のおヨメさんになってみませんか?
アホか。これは、毎回大名家の御曹司といえば聞こえがいいが、実は元ヤンのナンパ師の坊ちゃんこと藤川孝禎目当ての女子アナ、日本中の女性たちにメをつけた町長の、
逆ナンしたらいかっぺよ
という鶴ならぬツルっ禿の一声で決まった。
次の選挙はないな、こいつ。
23日の明日が、メインのつくばった駅伝だ。
サッカー部のOB有志は、毎回借り出され、しかし、社会人になればなるほど出席率は悪くなり、毎度のことながら俺は、野球部、バスケ部、ラグビー部OBとともに、先輩や後輩にラインしまくりだ。

おい、てめえら こねえなら、既読にするんじゃねえ

力の限り叫んでも、みんなこねえよなあ。。。

 

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(仮)東山先生の悩み

2014-11-06 11:31:52 | へちま細太郎

アタシ、小百合よ。
裏の綾小路の小百合…
って、どんだけ、古いCMネタ~。
なんで、アタシが知っているかって?
そりゃ、アンタ、学園の温室からたまに中島教授の教授室で育てられたからよ。。。
え?意味不明?
意味不明って、アンタ、この話読んでるの?
アタシ、小百合、裏の綾小路の…
あ~、違った、蘭のパ~なんとかっていう、原種の蘭よ、たまにハエ食べちゃうけど。
今は、タコ壺保健室でお世話になっているのよ、毎日リポD飲まされて、巨大化しちゃったけど。

さて、タコ壺の主である(仮)東山先生は、どういうわけか最近お悩み中。
さては、あのバカ殿藤川と、破局を迎えたか?
それとも、「結婚してくれ―」の怒鳴り声がなくなったからか?
ま、女としちゃあ、好きでもない相手でも「結婚してくれ」って言われらたら、悪い気はしないわよ。
イヤだけど、キモイけど。
でね、10月末くらいからため息ため息。命が縮むんじゃないかっていうくらい、ため息。
頭抱えてるし。
11月の連休中にも何かあったのか、連休明けにも頭抱えてる。
いよいよ、あれ?結婚が決まって、マリッジブルー?
まあ、いいこと。
アタシなんか、子供大量に作りすぎて、同じ思考回路・DNAの小百合が大量発生しているのが、悩みっちゃあ、悩みだけど。
いったい、何があったの、こら、ため息ついてないで、言いなさい。
聞いてあげるから。
ん?
ん?
それは、タイガースのカンフーバット。
あ、それは2年間のアメリカ旅行から帰ってきた、チャライ内野手のポスター。
あ~、何をするの?
「何さらしとんじゃあ!!に○○か~!!出ていけ~!!恥さし!!」
ポスターぼろぼろじゃん。
って、あんた、悩みの原因はそれかい。
怒りは収まってなかったんだな。。。
やれやれ。
心配して損しちゃったわ。

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