「知らん」
「俺も知らん」
「全然知らん」
という会話を部活が終わったあと、体育教師どもがしていた。
俺?俺は、もちろん、息子が読んでいるので知っている。
のぶちゃんは、というと、
「俺が漫画を読むと思うか」
と、例ののそりとした表情で答えが返ってきた。
そうか…、そうだよなあ。。。
嫁の父親である藤川家の当主は、女性には興味があるが禰豆子をかわいいと思うわけがない。ご隠居はむろんだが、菩提寺である須庭寺の住職は知っている。何となればパプリカまで踊ってしまう。
「そうか、そうなのか…。みんな知っているのか…」
のぶちゃんは、ふうんとうなづいたが、たぶん、興味わいてないと思う。
いまだラブラブの嫁といちゃついていろ、唐変木が。。。
と、ハマるまでにはいたらない、おれ、けんちゃんでした。。。
なんか、義兄弟のリレーみたいだな。。。