へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

けんちゃん吠える

2011-01-30 19:32:14 | へちま細太郎
ここしばらく睡眠不足のけんちゃんだ。

日本サッカーは、U20が強くて何で年くうと勝てないんだ、と常日頃不満に思ってた。
それがどうだ、ザッケローニJapan。
出て来る選手がみな活躍するという、先行き楽しみな厚い選手層を見せつけてくれた。
何より、GP川島!!最高だ。
久しぶりに興奮したぜ。
優勝おめでとう!!
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贅沢な悩みだ

2011-01-29 15:49:03 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。

高3生が最後の期末テストを終えて、来週の火曜日から自由登校になるんだって。
スクールバスの中での、水嶋先輩と有岡軍団さんたちの変な会話がきかれなくなるのは、さびしくなる。
「バレンタインデーが登校日なんだよなあ。。。イジメだよなあ」
「チョコなんて、いつも水嶋のお下がりだし」
「いつもよりは多いかな、なんてちょっと期待してるんだよねえ」
って、どういう会話だよ。
「じゃあ、先輩来るんならチョコあげます」
と、耳障りなはるみの声が聞こえた。
ぼくは別に興味ないから窓の外を見ていたら、
「ついでに細太郎君にもあげるね、毎年あげていて今年あげないのもなんだから」
と、さらにきいきい声が頭の上の方から聞こえてきたけど、シカト。
「細太郎くんてば」
無視無視。
「おい、なんか言ってるよ」
「かわいそうだから、返事してやれよ」
と、有岡軍団さんが声をかけてきたけど、
「雑音」
と、さらに無視。
そしたら、
「そんな薄情なやつなんか無視してさあ、ぼくにくれよ~。毎年、忘れているだろう」
キチローだ。
「何よ、あんた、あんたにやるくらいなら、赤松にやった方がマシよ」
確かに…。
1年の時に担任だった赤松は、2年でたかのりの担任になり、今度はたかのりに迫力負けしていた。赤松の両肩に生首が1こづつ乗っかっているという噂だ。
「そりゃ、いい、赤松はロリコンだからなあ」
「何言ってんのよ、誰がロリコンよ」
「ぼくはロリコンじゃないからさあ」
会話になってねーよ。
今から、バレンタインデーがこわいぼくでした。

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うさぎさんよおく聞けよ

2011-01-20 19:20:52 | へちま細太郎
てなわけで、今年年男のおじいちゃんは、定年を迎えます。
天下りは決まっています。
県が外に作った法人企業ですが、女の子が少ないので、おじいちゃんはお勤めしたくないです、と言ったら、
「ほんなら5年先まで常勤でこのまま勤めてくれや」
と、県知事さんがいってくれたので、お勤めできることになりました。
はい、そんなわけでおじいちゃんは、県知事の秘書課の部長さんでした。

…ほんとかい
コメント (2)
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うさぎさんひ~ろった

2011-01-19 10:55:42 | へちま細太郎

こんにちは、おばあちゃんですよ。

昨日のことだ。
近頃の寒さのおかげで、リカの散歩が暖かい昼間に変わってしまった。
うちのじいさんは、定年も間近かにせまったせいなのか、朝の寒さが体にこたえてきたみたいね。
まったく…。
今日も、元気な一人娘を連れて散歩に出る。
「さむいねえ」
と、声をかけても性悪な娘はぐいぐいと綱をひっぱって、振り返りもしない。
近くに川が流れているんだけど、そこの土手沿いに行き、おやつをひろげて食べている間、リカは長い綱を駆使してあっちふらふらこっちふらふらと歩きまわる。
と、リカがこっちに向かって吠えた。
「なんだ?」
私が動かないとみると走ってきて、おまんじゅうにくいつきひと飲みしてしまっても、吠える。
「もう1個か?」
と、しぶしぶおまんじゅうを出そうとすると、さっきの場所に戻ってまた吠えた。
うん?
立ち上がってみるまでもなく、何か吠えた先にいるようだ。
「あ」
リカはそいつのそばに座りこんでじっとみてるが、そいつは口をもぐもぐさせているだけで、いっこうに動かない。
リカは前足を出して、じりじりと後ずさりしながらも、また吠える。
「吠えたって、ウサギは返事しないよ」
うさぎのそばに座って背中をなぜてみれば、おとなしくされるがままになっている。
「こりゃ、捨てうさぎか?」
やっけえなもんみつけちまったなあ、とため息をつけば、おっかなびっくりだったリカはうさぎによりそうように座ってじっと見てるではないか。
「なんだ、拾えってか?」
と、声をかけると、べロを出してはあはあしながら知らんぷりをしている。
「くそ」
そんなわけで、私はうさぎを拾うハメになり、家に連れて帰ることになった。
リカはうさぎを抱き寄せたまんま動かない。
うさぎは、う~ともす~とも反応なしだ。
「まあ、リカの気持ちもわからないではないが…。うさぎはめんどうだぞお」
と、帰ってきたじいさんは、脱いだ靴下をうさぎの前に差し出した。リカはとっさに逃げたが、うさぎは無反応のままからだをのんびりと横に向けた。
「…」
うさぎも臭いってか。
というわけで、さっそくゲージを買いにいき、中に閉じ込めておくと帰ってきたバカ殿が一言。
「卵だ…」
おい、そのCMネタは終わりだ。
名前はミッフィーになった。
単純な家族だな。

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今年の藤川先生はそまらない

2011-01-17 00:51:31 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

大河ドラマの“江”を見ていた藤川先生が、
「今年はつまらねえなあ」
とぽつり。
「主役が女だから?」
ときけば、
「馬鹿ねえ、現代劇みたいだからだよ」
おばあちゃんも面白くなさそう。
「いかなる理由があろうとも、父を殺したことは許さない…なんてアホみたいなセリフ言わないよ」
「この時代、仇だらけだぞ」
藤川先生は白味噌に砂糖を混ぜて甘くしたものを、焼いた餅にくるんだものを食べている。これが結構うまい。
「田吾作さんのひいおじいさんだよね、確か信長につかえていたのは。前にねねさんとおまつさんにいじめられたって話してた人」
「んだ、ねねの大竹しのぶはいいなあ、優しそうで、実際はおっかねえらしいけど」
藤川先生のご先祖さまは、嫁さんと大喧嘩して追い出し、泣きつかれた秀吉の妻おね(ねね)と利家の妻のおまつにいじめられたとか。藤川家の家訓のひとつ女性…特に正室を大切にするというのは、これがきっかけとか。
「う~ん、こんなありきたりのキャラ設定は好きじゃない」
「私も賛成」
二人は、
「龍馬伝の続編やってえ」
と叫んでいた。
あのねえ、龍馬死んじゃったでしょ~。
「あらあ、弥太郎に殺されたでしょ。弥太郎が主役でいいじゃん」
…。
おばあちゃん、あれは亀治郎さんだよ。
無理もないけど。

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國語元年

2011-01-09 23:59:53 | へちま細太郎
年末に25年前にやった「國語元年」というNHKドラマの再放送を録画しておいて、今日やっとみんなでみた。
内容は明治のはじめに“全国統一話し言葉”を制定する、というもので、井上ひさしの代表作だ。
南郷家という文部省に勤めている役人の家の家族から使用人までお国なまりの連発で、とにかく笑いっぱなしだ。
特に爆笑したのは、主人公の米沢出身のふみが語った男性用下着のこと。
「けつわれきんかくし~?」
「まんまじゃねえかよ」
藤川先生が悶絶。
“けつわれきんかくし”とは、いわゆる褌のこと。すげえ言い方だ。
「こんな感じ?」
と、慶子おねえちゃんが藤川先生の勝負パンツを恥ずかしげもなく差し出した。
「何すんだ」
真っ赤になった藤川先生がエロパンを引ったくった。
「てめえ、それでも女かっ」
「そんな気色の悪いもんはくな」
ほんとだよ、そんな紫パンツ…。
あ、話がずれちゃった…。
でも、昔のドラマでもこんなに楽しめて名優揃いのものなんて、なかなか見られないよな。
その証拠に鎧かぶとのおじさんも夢中になって見ているし。
あ…。
「けつわれきんかくし」
おじさんまで…。
褌ひとつでがっつポーズ。
(-"-;)
へ、へちま細太郎でしたあ。
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若造はすっこんどれ

2011-01-08 15:42:26 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。

ユーチューブにドイツで流れているベンツのCMがあったので、ひらいてみた。

http://www.youtube.com/watch?v=c1hNZgQaE-A

さっそうとベンツで山道をかっとばすハッキネンが、ちんたら走る年代モンのベンツにいらいら。
おいこしてみればなんと宿敵シューマッハ。
「ふっ、休日ドライバーめ」
と、ちんたらベンツを追い越したところ、今度はジープが…。
なんと、ドライバーは皇帝ベッケンバウアーだった。
ちょいと貫禄で、
「ドライブはこういうもんさ」
だいたい、こんなことをいってんじゃないかと思うんだけど、ドイツ語が堪能の藤川先生は、
「ま、若造よ、10年早いぜ、と言ってるようなもんさ」
と一人でゲタゲタ笑っていた。
皇帝ミハイル=シューマッハでも、「本物」の皇帝にあってはかなわないってことかなあ。
それにしても、ジープが飛ばして消えてしまう中、シューマッハのベンツが遅れて走っていく、というラストのシーンがものすごくおかしい。
日本でも流れないかあ。。。

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まだまだ冬休み

2011-01-07 14:22:15 | へちま細太郎

こんにちは、へちま細太郎です。


あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年こそ、ちゃんと書こうっと。

今年のお正月は、剛おにいちゃんがお嫁さんを連れてきて、豪華な豪華なおせち料理ができあがった。
「お料理が得意」
と豪語していただけに、おもちつきからおせち料理まで一人でやってしまった。
おばあちゃんは、
「楽ちん」
と大喜び。
「慶子おねえちゃんは、おせじにもお料理上手とはいえないしねえ。かといって、阿部さんでも…」
今日のお昼、ぼくは残ったきんとんを食べて、
「うまい」
とつぶやいた。
「おとうさん、結婚しなくていいよ」
思わず言ってしまって、おばあちゃんに
「ほんとだねえ」
としみじみ同意されてしまった。
ぼくは、例のごとくテレビに見入っている鎧かぶとのおじさんを見て、
「おじさんはどう思う?」
とたずねた。
「わしか?わしはの~、おまえが元気ならそれでよい」
と、真剣にに答えてんだか答えてないんだか、テレビにくぎ付けのおじさんに、
「おじさんらしいや」
と、返事を返した。
「ところでな」
おじさんは、振り返って、
「気になるんだが、この田吾作、いい男すぎないか?」
と、テレビの画面に映っている、若き日の田吾作を描いた年末スペシャルドラマの田吾作俳優を指差した。
「う~ん…」
答えようがないぞ、とぼくは田吾作さんの顔を思い浮かべながら思わずうなってしまった。

と、そんなわけで、冬休みは連休のおかげで、来週の月曜日まで延長になり、家族旅行で奥はちじ温泉に行っているのぶちゃん先生に感謝しつつ、正月気分をごろごろとこたつで味わっているんだな。

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