へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

鬼の撹乱4

2009-10-31 22:11:12 | へちま細太郎
ピカイチだ

昨日から調子が悪そうだった鬼嫁慶子が、高熱が出て病院にいってみたら新型感染だった。
慶子のクラスは学級閉鎖だったんだとさ。
こりゃまたねえ。
俺?
俺は元気で今日もテニスだよ~
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鬼の撹乱3

2009-10-30 19:50:30 | へちま細太郎
ピカイチだ。

ただでさえぬぼ~っとしているのぶちゃんが、朝から目が虚ろになっていた。
「熱が37度8分もあるの?じゃあ、帰りなさいっ
と、中学校の保健室のおばさんに怒鳴られとりあえず早退しようとしたら、
「帰ってくるなって言われたんだ」
と、事務室にきてでかい図体をソファーに横たえながらボソッと文句を言った。顔が熱で赤い。相当上がってるに違いない。
「そりゃそうだ、法華ねえさん7ヶ月だもんな
「8ヶ月だ、今度は女の子だぞ
と、ぬぼ~っと話す。
「どこにも嫁になんかやらないからな」
「あんたね…
まだ生まれもしないうちから何なんだ、この唐変木は…。
「とりあえず、病院へ行けよ、インフルエンザだったらマズイだろ、帰れ帰れ」
と、事務長が追い立てる。
「フラフラする」
と、言いながらも立ち上がり、
「インフルエンザだったら帰れないなあ~
と、虚ろな目をこちらに向けた瞬間、
「あっ」
というまにひっくり返ってしまった。
「ありゃあ」
と、そんなわけで救急車を呼ぶはめになり、新型と診断されたのぶちゃんは高熱のため入院してしまった。 おかげで濃厚接触者となった法華ねえさんも病院にかけつけ、のぶちゃんの見舞いにも行かずにこちらも念のため入院することになったのだ。藤川先生は、
「だからあいつと関わりたくないんだ」
と、ぶつくさ文句を並べてキレまくっていたことは言うまでもない。
ところで、
「人騒がせなやつじゃのぉ」
と、どこからともなく聞こえてきたのは 、きっと気のせいだろうな。
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妄想…孟宗学園よりお知らせ

2009-10-29 19:08:31 | へちま細太郎
匿名希望の東山教諭と片山学長が新型インフルエンザ感染のため、カウンセリング研究所および付属タコ壺保健室は、当分の間閉鎖となります。
ご用件・カウンセリング希望の方は学園事務局まで。
コメント (1)
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鬼の攪乱2

2009-10-29 16:29:51 | へちま細太郎

けんちゃんだ.。
うちの嫁はいい女だ、かわりもんだけど…。

で、マッドサイエンティスト中島教授と片山教授の二人と、匿名希望の東山が新型に感染した。
園芸学部の中島教授はともかく、保健室とカウンセリン研究所の場合、不特定多数が出入りするからインフルエンザも感染しやすいだろうと思うんだけど。
中島教授の場合、なんでだ?
と思ったら、高校の桜井が
「そりゃ、あんた、隠れて保健室に入りこんで、感染した生徒やら学生やらがねたベッドで居眠りこいてりゃうつるだろう」
と、先輩に対する口調とは思えない話し方だ。
「おめえ、ふとんで寝たくらいで感染するか?」
「それだけじゃあ、感染しないだろうけど、くしゃみしたり涎垂らして寝ていたふとんに寝たらねえ、うつるかもよ」
まったく、憶測の好きなやつだ、昔っから変わらねえ。
「違うね」
と、その時に声をかけてきたのは先日まで新型に感染していた(仮)嵐1号だ。
「中島教授は、俺が飲みかけでおいといた、PEPUSIのAZUKIを飲んじまったんだよ」
「何?」
「AZUKI味?」
俺はびっくり。
「また、そんなのを出したのか」
う~ん、飲んでみたいような気がするけど…シソ味で懲りてるからなあ
「そんなものがおいてあれば、確かに中島教授だって飲んでみたくなるよな」
「バカだもん」
ひでえいわれようだが、あれでも園芸学部の学部長だし、そういえば片山教授は学長だったな
「学部長、学長ともに新型感染だと、いよいよ学園閉鎖か?」
「そうえば、うちの校長、発熱して早退した」
桜井が言えば、俺も思い出した。
「中学は教頭が熱出して休みだ」
他人にうつし完治した(仮)嵐1号は、
「そりゃあ、楽しみだ」
と、ポケットからPEPUSIのAZUKI味を取り出し、
「飲むけ?」
と、聞いてきた。
俺と桜井は即座に首をふり、
「いらねえ」
と叫んだ。
「しょうがねえなあ、こんなにうまいのに…」
(仮)嵐1号はイッキ飲みして、
「ああ、うめえ」
と言ったのであった。
誰が飲むか、バカ野郎

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鬼の撹乱

2009-10-28 22:47:37 | へちま細太郎
ピカイチだよ。

最近、俺の交遊関係でとやかくいっているやつらがいるようだけど…。
悪いけど、内緒だかんね。
で、俺は何しに出てきたかというと、タコ壺保健室とカウンセリング研究所と、園芸学部の一週間の閉鎖の紙を張りに回っているのさ。
あ?
理由?
んなもの、皆まで言わせる気か…。
匿名希望の東山と片山教授、それに中島教授がついに新型に感染したんだ。
あいつらが新型にかかるなんて…。
学園閉鎖も近いな、こりゃ
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休刊

2009-10-27 23:49:23 | 休刊案内
今日は世間話なたわごとを書いているブログを読んでくだされ~

まあ、ネタが浮かばないってことで…。

いや、近衛少将さんの生涯?の方のネタを考えていてね、こっちが浮かばなかったのさあ~

しゃねえなあ~

携帯の場合、

下の方に行くと、

“みかみにしきより愛をこめて”

へ飛べるはず…です
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家庭科は楽しいかも

2009-10-26 22:47:36 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

「それで…、何でエプロン縫わなきゃいけねえんだよっ」
「…となるわけだよ」
と、バスケとサッカー部の高1の先輩たちが針を持ってエプロンに糸を通していた。
「何やってんですか?」
「刺し子だよ、刺し子」
先輩たちは顔もあげずに答える。
「刺し子って何ですか?」
「…
先輩は顔を見合わせて黙ってしまった。
「う~ん」
「おまえ、知ってる?」
「さあ」
と、みんなで首を傾げている時にけんちゃん先生と藤川先生がやってきた。
先輩たちの縫い物姿に目を留めた先生たちが、
「何やってんだ」
とエプロンを引っ張った。
「あーっ
この時、せっかく刺した糸が全部抜けてしまった…。
「このバカ殿コンビっ
あ~あ…。
けんちゃんと藤川先生は、糸をたらしたエプロンを持って顔を見合わせていた。
「バカ殿だって」
「おめえだろ」
「違うよ」
同じだって…(-"-;)
それにしても、先輩かわいそう…。

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何になる?

2009-10-25 22:17:47 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

テストが終わってのんびりな週末。
TBSの“仁‐JIN‐”というドラマをみていた鎧甲のおじさんが、
「おぬしはまだ医者になることを決めておらんのか?」
と、きいてきた。
「ならないよ、それに…たぶん…豆太郎君がなるんじゃないの?」
鎧甲のおじさんがちらっとぼくをみた。
「何で知っている」
「何となく」
「そうか」
それっきりおじさんは黙ってしまった。
「おじさん、稽古は大変?」
「大変だけど、やり甲斐はあるぞ」
「何の役をやるの?」
おじさんはにやあっと笑うと、
「田吾作じゃ」
と言った。
「なにっ?」
と、素っ頓狂な声をあげたのは、
「よ、バカ殿」
おじさんは藤川に手を挙げて、さらににやあって笑った。
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眠い

2009-10-24 23:13:49 | 休刊案内

眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い

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金曜日のおとうさん、再び

2009-10-23 22:54:37 | へちま細太郎

「おや?」
「なんだよ」
「デートじゃないのかよ」
「あ?何のことだよ」
「違うのか?」
「何がだよ」
「う~ん」
「何か勘違いしてね?」
「う~ん」
藤川先生は腕組みして唸る。
ぼくも腕組みして、唸った。
デートじゃなかったの?
ぼくらのはやとちり?
う~ん。
へちま細太郎でした。

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