奈々子です。DA PUMPのファンです。DAICHI君大好き♡やめちゃうなんて(´;ω;`)
だから、ダンス部に入っちゃった♪
そしたら、体幹つけましょう~とか言われて、腕立て伏せと腹筋運動をさせられました。
「これじゃ、運動部とかわんない」
家に帰って、といっても細太郎お兄ちゃんの家だけど…おばあちゃんにぶつくさ文句を言ったら、
「あらあ、ダンスするんだもん、体力つけとかないとね」
と、笑って相手にしてくれません。
「ダンスって、体育の授業でもあるんだろ?」
と、未だにここに住んでいる藤川先生が、口をはさんできました。
「中学校にダンス部があるって、ある意味進んでいるのか?うちのガッコにも一応あるが、時々野球のチアに駆り出されることもある」
「チアもそうだけど、私は、ストリートが好きなんだあ、DAICHI君みたいに世界で通用するダンサーになりたいの」
「だいち?鈴木大地?」
「スポーツ庁の?」
「そりゃ、前だ」
細太郎お兄ちゃんのパパのこ~いっちゃんも変なことを言い出しました。
「千葉ロッテだろ」
「違うよ、楽天だよ」
あ~ムカつく、オヤジギャグかましてええええ。
「オヤジギャグ?こんなのはダジャレとはいわん」
「ボケかましてるだけよ」
おばあちゃんだけが、奈々子の味方なんだよねえ、( ;∀;)
私はこうして、小さいころから細太郎お兄ちゃんのおうちで育って、あらほーオヤジたちのさむ~いギャグを聞きながら育ってきました。でもでも、もう中学生なんだから、こんなおさむいギャグは聞きたくないの。もっと、女の子らしく、かっこよく生きたいの。
「で、ダンス、練習してんの?」
藤川先生の問に答えられない、毎日毎日筋トレだなんて言えない。
「なんだかなあ」
突然藤川先生が立ち上がって、
「ダンスならまかしとけ」
と言い出し、DA PUMPの新曲をかけて踊り出したじゃないの!!
「ダンスできんの?!」
びっくりびっくり!
「このおやじはな、ドイツに留学中にあっちで社交ダンスにストリートダンスを習ってきて、けっこうなレベルなんだぞ」
と、コ~いっちゃんパパも笑いながら教えてくれました。
「うそみた~い、ただの種なしじゃなかったんだ」
「あ?」
と、こっちを藤川先生がにらんだとおもったら、
「ぎええええ」
と悲鳴がして、藤川先生はつま先をつかんでのたうち回っていました。
「ばかか?」
どうやら箪笥におもいっきりぶつけたみたいです、つま先を。
「かっこわる~い」
どんなにちゃんと踊れても、やっぱりオヤジはオヤジなんだ、と思った瞬間でした。
さて、明日も自主トレがんばろ♪