学校の行事で、つくばった山の近くにある青年の家というところに来ています。
山の上にあって、毎年5年生はみんなできます。
詳しいことは、また明日ね
こんばんは、へちま細太郎です。
前田のぶちゃん先生と藤川先生のお姉さんのできちゃった結婚は、学校中をかけまわったみたいで、藤川先生は頭を抱えてしまい、あげく熱を出して寝込んでしまいました。
どうでもいいけど、自分のうちで寝込めば~。
そんなわけだから、ぼくのうちには、藤川家の執事さんの北別府さんという方がみえて、ああでもないこうでもないと藤川先生の枕元でまくしたてているものだから、余計に熱が出ちゃったみたいです。
藤川先生、ほんとにのぶちゃん先生が、いやなんだねえ…。
たまに孟宗学院に遊びに行くけど、確かに背が高くてハンサムな前田のぶちゃん先生は目立つ存在だけど、なんかこう…ああ、うまく表現できないや…。
中学校の時体育で教えてもらった(仮)亀梨軍団のお兄さんたちからは、
「ああ、あいつねえ・・・まあ、みた通りじゃん」
というメールが来ました。
ぼく、たまに、(仮)亀梨軍団のお兄さんたちとメールの交換をしています。けっこう、仲良しなんだな。
だから、今回のできちゃった結婚騒動は、(仮)亀梨軍団から学校中に広まったわけで、先生なのにできちゃった結婚なんてさあ、と女生徒たちからバカにされたみたいで、藤川先生はプライドが傷ついちゃったみたいなんだな。
そりゃ、そうだろうな。
でも、藤川先生のお姉さんは、とても美人でお金持ちのお姫様なのに、なんで年下のかわりものの学校の先生を好きになったんだろう。
ぼく、それが、一番のなぞなんですけど。
「俺だって、なぞだわい」
と、ぼくのブログを覗き込んだけんちゃん先生が、ぶつぶつ言いました。
・・・、まだいたの、この人
なんなんだよ~。
「プロポーズの言葉、おめえ、何て言ったんだあ」
と、けんちゃん先生。
「いや、だから、しょうがないからできちゃった結婚するか」
と、のぶちゃん先生。
「おめえ、わざとやったんかよ~」
と、不機嫌な藤川先生。
「というかさ、あんたそんな甲斐性あるわけ?」
と、おとうさんが言った時、
「おめえが言うなっ!!」と
、一斉にみんなが言いました。
どうでもいいけど、何で、この人たち、ぼくんちにいるんだろう。
へちま細太郎でした(・_・;)。
こんばんは、へちま細太郎です。
「ジョニー・ディップ、かっこいい」
と、慶子おねえちゃんが言いました。
広之おにいちゃんが家出してからすっかり家事放棄…結婚当初からのような気もするけど…をしてしまい、夜ごはんはうちで食べるようになりました。
でも今日は…。僕の部屋に広之おにいちゃんが潜んでいて、物音もたてずに慶子おねえちゃんが帰るのを待っていました。
「ジョニー・ディップ、かっこいい」
また、慶子おねえちゃんは、頬杖をつき、おせんべいをばりっとかじりながら、つぶやきました。
「バカ殿~、あんたのねえさんできちゃった結婚するんだって?」
同じように頬杖をついてテレビを見ていた藤川先生に、けだるそうに聞きました。
「ノーコメント」
藤川先生面白くなさそうな顔をしています。
「あんた、シスコンなの~?」
「んなわけねえだろ、相手が気に入らねえだけだ」
どうやら藤川先生は、お姉さんの結婚相手の前田先生が嫌いみたいです。
「どこがいいんだ?、あんなトーヘンボク野郎の」
「そりゃ、俺が聞きたいね」
と、答えたのは、前田先生の親友の緒方憲一郎こと、けんちゃん先生です。
何でこの人、ぼくんちにいるんだろう。
「なにがきっかけでそんな関係になったんだ?」
「忘れもしない、ありゃ彼岸の大法要の日だ」
「また何でそんな日に」
「棒斐浄寺の尼さんと一緒に坊さんのかっこうをして現れたんだよ、悪ふざけにもほどがある」
「その姿に一目惚れしたわけ~」
慶子おねえちゃんはあきれた口調で、藤川先生をのけぞって見ました。
「なに考えてんだ、あいつは」藤川先生が吐き捨てるように言いました。
「それは、こっちが聞きたいね」
けんちゃん先生は、両手の握りこぶしでテーブルをどんとたたきました。
「ジョニー・ディップかっこいい」
慶子おねえちゃんがつぶやきました。
何考えてんだ、この人たちは…。
今日、赤星が復活してきました。
まずは、おめでとうございます。
盗塁もきめて、順調なすべりだしですね。
よかった、よかった。
阪神が勝てば、もっとよかった