地頭仮屋跡のある庄内地区を後にする
地頭仮屋跡から移転した樋脇小学校付近
ふと小学校の脇の道を入ってみた
先の石垣に囲まれた屋敷地にぽつんと武家門が残されていた
屋敷は取り払われても、武家門は不思議と残る。鄙持ち館主人さんの言葉を思い出す
人が住まなくなった屋敷は諸事情で取り壊さざるを得ないのだろうが武家門だけが残るのはなぜだろうか。
せめて門だけでも残したいという屋敷地の所有者の意思の表れではなかろうか
樋脇小学校前の幹線道路沿いに建つ門。
昔からの武家門かは分からないが左右に小さいながらも袖屋根が付いている
(訪問記)
樋脇町は旧役場付近、少し離れた地頭仮屋跡一帯に玉石垣や生垣、武家門構えの屋敷が点在し、外城の面影を十分に残している。これらの歴史的遺産を活かそうという動きは今のところ見られない。おそらく今後もないでしょう。これからも歴史的風景が残り続けることを祈ります。