3月9日、日本初の民間ロケット打ち上げ企業であるスペースワン(株)が、和歌山県串本町に建設した”スペースポート紀伊”から”カイロスロケット”が打ち上げられるということで見学に行ってきました。
紀伊半島の南端にあるスペースポート紀伊へのアクセスはJR紀勢線、また車では国道42号線1本しかありません。そして42号線沿いには平地が少なく、十台以上の車が駐車できる場所もほとんどありません。
今回の打ち上げに関しては地元自治体が有料の見学場所を設けて、10km位離れた紀伊勝浦の駐車場からシャトルバスが運行されます。
自宅からは約180km、3時間ちょっとの行程です。道路が混むことが予想されますので、自宅を朝5時30分に出発。
自宅から現地の駐車場までほぼ高速道路と無料のバイパス道で行けます。
道路にはこんな表示が。段々期待が高まります。なんだか花火大会の様ですね。
シャトルバスに乗り換え、見学場所である旧浦上小学校に9時30分着。
既に多くの方がみえています。この見学場所は2500名集まるそうです。
校庭には今回打ち上げ予定の”カイロス”模型があり皆さん記念撮影をされています。
実物より少し短いそうです。
特設ステージではライブ中継が行われています。
そして打ち上げ時刻、午前11時1分12秒が近づくとカウントダウンが始まりました。
でも、時間が来ても何の変化もありません。しばらくすると打ち上げ時刻が、11時17分12秒に変更のアナウンスがありました。
そして二度目のカウントダウン。
でも、やっぱり何の変化もありません。
特設ライブステージの司会者、出演者の方も予想外のことで対応に困っていたとこに、「本日の打ち上げは中止になりました。日程は後日に発表がある」との連絡が入り、盛り下がった状態でライブ中継は終了しました。
残念ですが機体に異常はないようで、打ち上げ予備日は3月31日まで取ってあります。
その後自宅に戻りnetニュースを見ていたら、警戒海域に船が入っていて、その船の退去に手間取ったのが原因のようです。
ここらあたりは難しい問題ですね。民間の業者が行うことですのでお願いベースのお話になると思います。どのような経緯だったのはわかりませんが、公官庁と一緒に今後の対応策が必要です。
国などの公共が行うのであれが、強制的に可能になることもあるかと思いますが、民間事業の難しさが顕著に表れた事象かと思います。
でも、色々な困難を乗り越えて進んで行ってもらいたいと思います。
今の時点で次回の打ち上げ日程は3月13日以降との発表だけで具体的には未定です。打ち上げ見学会場の入場券は3月31日まで有効です。
次も万難を排して会場に行きたいと思います。
楽しみはもう少し続きますね。