himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

プチ改造 4連発

2019年10月20日 | 天体写真

 

台風19号が猛烈な雨をもたらし、被災された方々には一刻も早く日常の生活に戻っていただけるように思っています。それにしても晴れませんね。今週には台風20号がまた近づき、その後も天気はあまり良くないようです。

次の撮影のチャンスのために色々と機材などの準備をしています。

1.ズボンのベルト

HD800を赤道儀に乗せる際に、鏡筒に掴みどころがなく落としそうになるので、使わなくなった(決してサイズが合わずに使えなくなっものではありません)ズボンのベルトを切断して鏡筒のネジで取り付けました。これで安心して取り扱えます。

 

2.車体に穴あけ

ASIairで無線化しても、一つだけ問題が残りました。

撮影のメインカメラにオリンパス OM-Dを使用していますが、ASIairではサポートされていません。

撮影データーをリアルタイムでPCに取り込むにはUSB接続が必須です。スライドドアのステップ部に穴を開けてケーブルを通せるようにしました。

穴あけ部はさび止め塗装を行い、ゴムのグロメットをはめ込み、使用しないときのプラグも作りました。

これならば、あえて無線化しなくても良かったのでは??

まあ、色々な運用が可能と言うことで、ご理解を願います。

 

3.露よけヒーター

セレストロンの巻き付けフードにヒーターを組み込み

ニクロム線を伸ばしてガラス繊維の耐熱チューブに通してヒーターとしました。12Vで1A、12Wになるように長さを決め、黒色のリボンに糸で縫い付けました。

それをにフードの内面側に縫い付けました。ヒーターは鏡筒、補正板の位置ではなく、その上としてフード内を温めることとしました。効果のほどは?です。

ヒーターの電圧も調整できます。

 

4.鏡筒内換気

HD800はチューブ内に補正レンズがあり、接眼側にエアーベントが2か所設けられていますが、ほぼ密閉されているので温度順応のために強制的に空気を入れるようにしました。

DC12Vのブロワー 電動エアーダスターを使用して乾燥空気を鏡筒へ送ります。

鏡筒のエアーベントは取り外してチューブを挿入出来るようにしました。

もちろん電圧を調整して風量が調整できます。

 

簡単ななことばかりで、お恥ずかしいのですが準備を進めています。

綺麗な星空が待ち遠しいですね

 

 


HD800 ファーストライト②

2019年10月08日 | 天体写真
HD800 ファーストライト その2です。
 
x0.7 レデューサーを組み合わせての撮影です。
 
 
TITLE:M42 オリオン大星雲
FAIL No.: P050070..86
DATE:2019-10-5
TIME:01:46..02:22
撮影場所:太地
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:Edeg HD800
コンバーションレンズ:x 0.7 レデュ-サー
焦点距離:1422mm
F値:F7
露出時間:120s
撮影枚数:12枚
フィルター:LPS-D1
ISO:1600
気温:22℃   
 
星雲のモクモク感が立体的に見えるような気がします。
 
 
つづて、M31アンドロメダ
 
TITLE:M31 アンドロメダ星雲
FAIL No.: P050054..65
DATE:2019-10-5
TIME:00:30..01:30
撮影場所:太地
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:Edeg HD800
コンバーションレンズ:x 0.7 レデュ-サー
焦点距離:1422mm
F値:F7
露出時間:300s
撮影枚数:12枚
フィルター:LPS-D1
ISO:1600
気温:22℃   
 
焦点距離が長いので画角が狭く、中心部付近だけですが、こんな感じです。
 
 
アイピースを取り付け、眼視してましたが従来より口径大きので星雲の明るく良く見えます。
 
シュミカセ→2”スリーブアダプターを取り付けましたので、従来から使用している天頂ミラー、フリップミラーが取り付けられました。焦点位置も問題なくうまく合焦します。
 
 
 
 
これならば、従来のFC-100DFとうまく共存できそうです。
 

超強力レーザービーム

2019年10月06日 | 天体写真

謎の超強力レーザービームは、海上保安庁の下里水路観測所から発せられていることがわかりました。

himadawaが撮影していた”平見台”から直線で約1km離れた場所にあります。

netで調べてみると、レーザー光を用いた人工衛星レーザー測距観測(SLR:Satellite Laser Ranging)を行っているようです。

この観測所に世界測地系の日本における基準原点があるそうです。

ちょっむつかしいのですが、引用すると。(下里観測所 技報からお借りしました)

下里の基準原点は海上保安庁水路部が刊行している「海図」の測量原点の役割を担っています。また、国際的な測地学の分野においても「simosato」は、下里水路観測所を指す国際語になっています。

世界測地系に基づく海図の原点維持のため,1982 年から下里水路観測所において,測地衛星「あじさい」 ,「ラジオスⅠ」及び「ラジオスⅡ」等の人工衛 星レーザー測距 (SLR: Satellite Laser Ranging) 観測を行っている. 取得したデータは,国際レーザー測距事業 (ILRS) の枠組みの中で,国際データセンターに提供 するとともに,世界中の SLR 局で取得されたデータと合わせて解析することにより,地球の重心に 対する下里の位置を決定している.

さらに調べていると、人工衛星レーザー測距装置の諸元がありました。

口径750mm の”カセグレン”で主鏡の焦点距離は1500mm、F2です。

合成焦点距離は7470mm 約F10です。

この諸元は、大きさは違いますが、EdgeHD800とF値は全く同じです。

構造図もありました。

レーザーのパルスエネルギーは60mjだそうで、たぶん平均出力は数百Wではないかと思います。

レーザー照射中の写真もありました。

探照灯のように、直径750mmのレーザービームの束が鏡筒から発信されています。

謎は解けました。でも天候の悪い時は測距観測できないと思います。

なので、天候の良かった昨晩は、長時間稼働していたのかな?、と勝手に思っています。

 

 


寝るhimaもない

2019年10月05日 | 天体写真

10月4日(金)18時頃に今晩の目的地、和歌山県太地町の平見台へ到着。

予報通りの快晴です。

夕焼けが天気の良さを表しています。月、木星が夕焼けのアクセントになっていますね。

 

今晩は一晩中、快晴の予報です。日の出も6時頃なのでタップリと時間がありますが、やりたいことも沢山あります。

まずは、消費税増税前に天文ショップがセールを行っていて、手に入れた鏡筒のファーストライトです。

セレストロンのEdge HD800 です。使用中はタカハシ FC-100DFですので、20cmクラスで惑星、小さい星雲を狙ってみたいと思っていました。

天候が悪くてまともに撮影に行けないなか、色々と考える時間が多くてポチってしまいました。

1.CMOSカメラ、デジイチ、レデューサー、エクステンダー、フリップミラー、天頂ミラーなどの撮影、眼視機材の取り付け、合焦具合の確認です。

2.焦点距離が長いので、オートガイド、ガイド鏡の確認。

3.StarBook TEN → ASIair → SkySafari のWi-Fi接続と連携、オートガイド状態。

4.CMOSカメラでの惑星撮影。タカハシ エクステンダー Q1.6で撮影

などなどです。

月が沈み空が暗くなり天の川銀河も見えるようになると、なんか星空が騒がしくなってきました。

なんと、超強力なレーザービームが夜空に向けて照射されています。

1~2分の照射時間で、ビームを振りながら断続的に、方向を変えてあちらこちらに向けて照射しています。

月が沈んだ21時頃から、深夜0時過ぎまで断続的に照射されていました。あやしいレーザービームか??と思っていましたが、調べたらとっても大事な仕事をしていたようです。別途、upいたします。

 

そしてファーストライト

先日のFC-100DFで撮影したものと比較する意味もあり、M27亜鈴状星雲を撮影しました。

 TITLE:M27 亜鈴状星雲
FAIL No.: P040008..23
DATE:2019-10-4
TIME:20:40..22:01
撮影場所:太地
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:300s
撮影枚数:16枚
フィルター:LPS-D1
ISO:1600
気温:22℃   

露出時間はたっぷりと80分かけました。ガイド状態も良いようです。

 こんなことを一人でしていると、赤色回転灯を点けた車が近くに停まりました。

若いお巡りさんが二人、近寄ってきました。悪いことをしているわけではないので、望遠鏡や撮影した写真を見せるととても興味がありそうで、即席の観望会になってしまいました。アンドロメダや亜鈴状星雲、すばる等々を30分位の時間楽しんでもらい、その後も朝まで2回ほど巡回に来てくれました。

最後にはオリオンを撮影し、ダークを撮った後に機材の撤収行い薄明を迎えました。

 

日の出前の太平洋

空のオレンジと、海の少し暗い青のコントラストが美しいですね。

そして、6時前には日の出を迎え、日の入りから約12時間 完全徹夜で充実した一晩でした。

 

自宅まで200km、昼頃には無事帰宅。でも、まだ寝られません。

チケットが購入してあった、ザ・ドラマーズ DRUM TAOの公演を夕方に見に行き楽しんできました。

生の太鼓は迫力ありますね!

現在 23:30 blogを書き終えましたのでもう寝ます。

 

 

 


今晩は紀伊半島へ撮影に出かけます

2019年10月04日 | 天体写真

雨入り前の6月5日以来 約4か月間、夜に晴れない天候が続き遠征撮影に出かけられず紋々としていました。

GPV予報を見ていると、台風18号が通り過ぎた後に晴れそうな紀伊半島南端へ午後から出発します。

 

月齢5.4 月没は21:44 晴れてさえいれば絶好のチャンスです。

この4か月間に色々と準備した機材などを活用して撮影したいと思います。

100%天然かけ流し、加温、加水していない湯川温泉 きよもん湯にも行きたいです。