himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

薔薇の洞窟

2023年12月31日 | 天体写真

今年も家族、身内に特に変わったことも無く、無事に平和に2023年最後の日を迎えました。なんと言ってもこれが一番ですね。

天体の趣味では天文ガイド、星ナビに1回ずつ掲載されて励みになります。そして星空案内人の資格も取れて充実した1年でした。

今年最後の画像は12月14日に熊野で撮影した薔薇の洞窟です。

TITLE:NGC2237 バラ星雲
DATE:2023-12-14
TIME:0:14..3:14
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:タカハシ FC100-DF
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x(50.8)
焦点距離:1184mm
F値:F12
フィルター:QBP , L-eXt をブレンド
露出時間:120s , 300s
撮影枚数:35コマ ,  5コマをブレンド
総露出時間:95分
ISO感度:40000
気温:9℃
赤道儀:SW EQ5Pro
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:PI、SI9、Lrで仕上げ、約60%トリミング

洞窟の先には明るい世界が見えているようです。地球の情勢も来年は洞窟を抜けた明るい世界が見たいですね。

お世話になった皆さん、ありがとうございました。2024年もよろしくお願いします。

 


開田高原のバブルたち

2023年12月27日 | 天体写真

年の瀬も押し詰まり、今日が仕事納めでした。帰りに会社の駐車場から綺麗な月の出が見られました。

コールドムーンとか言われることもあるようですが、比較的暖かい今晩はチルドムーンですかね。

冬の夕刻、仕事帰りの雰囲気を携帯で撮影しました。

 

前回は熊野で撮影したバブルの画像でしたが、今日は12月8日に開田高原で撮影したバブルを中焦点770mmとフルサイズで広めの画角で撮影したので盛りだくさんです。

TITLE:NGC7635バブルたち
DATE:2023-12-08
TIME:22:45..24:27
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:タカハシ FC100-DF
コンバーションレンズ:タカハシ 76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:300s
撮影枚数:16コマ
フィルター:DBP
ISO:40000
温度:-4℃
赤道儀:SW EQ5Pro
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:SI、PI、Lrで仕上げ 、トリミングなし

DBPフィル使用でクワガタの青と、バブルの周りの赤い星雲が広く出ていつもとは少し違う画像となりました。

多くの天体が見えるので、PIでAnnotateImageを掛けてみました。

さあ、明日からは家の片付けなど迎春準備が始まります。

 


熊野でバブル

2023年12月23日 | 天体写真

最強寒波の到来で飛騨、北陸地方は大雪のようですがすが、こちらは雪も無く今朝は-1℃で今期の最低気温となりました。気温の低下とともに、年の瀬がどんどん近づいています。

もう一年たってしまいました。早いですね。

今回は12月13日に双子座の流星の観測と合わせて熊野へ向かい撮影した画像です。本当はもうすこす早くblogにupしようと思っていたのですが、netでPIのプラグイン BXTがAI4にアップデートでされたようでした。

それを試そうとPIをアップデートしたのですがエラーが出て実行できません。netを徘徊して調べてみるとPCにGPU搭載されていると対応がなんだかややこしいようです。しかたが無いのでサブのPCで試したら一度エラーは出たのですが、dllの入れ替えだけでうまく動きました。

ここまでに数日かかってしまったのですが、BXT AI4で処理を行うと今まで画像処理で悩んでいたことが、ほとんど解決してしまうよな結果が出るではありませんか!

前置きが長くなりましたが、NGC7635 バブル星雲を処理してみました。

TITLE:NGC7635 バブル星雲
DATE:2023-12-13
TIME:19:02..21:48
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:300s 
撮影枚数:32コマ 
総露出時間:160分
フィルター:DBP
ISO感度:40000
気温:9℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、BXT AI4、Lrで仕上げ 

この星雲はカシオペヤ座にありM52の直ぐ近くです。

地球からは11,000光年の距離にある輝線星雲で、バブルの中心にある8.7等級の若くて高温の大質量の恒星から放出されるガス(太陽風の様な感じですかね)で作られているそうです。

そんな様子が感じられる画像かなと思います。

AI4 画像処理が楽しみですね。


M1 かに星雲を長焦点で

2023年12月16日 | 天体写真

12月8日 開田高原で撮影したものです。

おうし座の超新星爆発の残骸で非常に有名ですが、撮影する機材と空の状況で星雲内部のフィラメントの解像度が大きく変わります。

TITLE:M1 かに星雲
DATE:2023-12-09
TIME:02:27..04:10
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x(50.8)
焦点距離:3250mm
F値:F16
露出時間:300s 
撮影枚数:16コマ 
総露出時間:80分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:-4℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 

画像処理がうまく進むと、1ランクも2ランクも口径の大きい鏡筒で撮影した画像のように見えますね。でもこれが当たり前にになりつつあるようです。

今日は妻のスマホの機種変更をしてきました。販売店のカウンターで機種の選択から手続きまで2時間以上、自宅に戻ってからもデーターやアプリの移行で神経を使い疲れました。 

明日はゆっくり過ごしたいです。

 


NGC253 ちょうこくしつ座銀河

2023年12月15日 | 天体写真

12月13日、18時頃に熊野のいつもの観測地に到着。今晩もお一人様のようです。

そして今晩も素晴らしい星空が広がっています。屈折の鏡筒を最初に向けたのは高度30度で南中を過ぎた位置のNGC253ちょうこくしつ座銀河です。

TITLE:NGC253 ちょうこくしつ座銀河
DATE:2023-12-13
TIME:20:02..21:20
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:タカハシ FC100-DF
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x(50.8)
焦点距離:1184mm
F値:F12
露出時間:60s 
撮影枚数:45コマ 
総露出時間:45分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:12800
気温:9℃
赤道儀:SW EQ5Pro
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ、約60%トリミング

画像はそこそこかなと思いますが、オートガイドの調子が悪く撮影中もグラフが結構暴れていました。自宅に戻り画像をチェックしていると、約1/3位のコマで星が少し流れています。その画像を除外して処理を行いましたが、撮影時間は約80分で使えた画像は45分でした。

どうもEQ5赤道儀の方に問題があるのか、PHD2でキャリブレーションに3分以上かかります。キャリブレーション中のターゲット星を見ているとパルスに対する反応が良くないようで中々星が戻ってきません。PHD2の設定が合っていないのでしょかね。

もう一台のSXD2赤道儀は、キャリブレーションが1分以内で完了します。

この銀河は、我々の天の川銀河から約1200万光年離れていてスターバーストで有名です。今まさに新しい星が沢山生まれているところだそうで、その雰囲気がこの画像からも感じられます。

 


今日じゃないとダメなんです!

2023年12月13日 | 天体写真

10月、11月は2種類の資格試験、趣味のような遊びの様な仕事でフィルム現像暗室の製作と忙しく撮影に出かけられませんでした。

12月に入り落ち着き、8日は開田高原で素晴らしい星空の下で撮影して来ました。そして今日13日は新月、中部地方の天候は明日の朝まで快晴、GPVは真っ黒です。明日の夜からその先一週間は雲が多い天気の予報です。

双子座流星群も期待できます。

そうです。今日じゃないとダメなんです!

今晩は熊野のいつもの観測地へ向かいます。

ワクワクしますね。

 


Arp273 宇宙バラ

2023年12月13日 | 天体写真

開田高原で鏡筒を向けたのはアンドロメダ座にある宇宙バラです。

ハップル宇宙望遠鏡の画像で紹介され有名な相互作用銀河です。

TITLE:Arp273宇宙バラ 
DATE:2023-12-08
TIME:20:58..25:08
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x
焦点距離:3250mm
F値:F16
露出時間:300s 
撮影枚数:42コマ 
総露出時間:210分
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:-4℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 、70%トリミング

ハップルの画像にはかないませんが、衝突して大銀河「UGC 1810」の腕をすり抜け、それを通り抜けたもう1つの小さい銀河が「UGC 1813」のダイナミックな様子がよく分かります。大銀河にはすり抜けた跡が見えます。美しく、動的な銀河ですね。

見かけの等級は13.7等級と暗くて小さな銀河ですがデジカメでも撮影出来ました。


久しぶりです、開田高原

2023年12月12日 | 天体写真

12月8日は全国的に暖かくて天候も良く天文屋さんは沸き立ったかと思います。

金曜日の夜ですの愛好会のメンバーも都合をつけて5人がみずがき湖に集結したそうです。楽しそうで私も行きたかったのですが、もう少し近くの開田高原に向かいました。

19時前に現着。すぐに機材を展開して撮影に入りました。その画像は後程として、合間に撮影した風景です。

暗い空に星々が煌めいています。

森の中からのオリオン

プレアデス、ヒアデス、オリオン、シリウス、地上には御岳山、子ならの木と豪華メンバーのそろい踏みですね。

ただ一つ残念なのは南の中津川方面の明かりが残念です。

オリンパス OM-1MarkⅢ M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO 全て1枚撮り

夜明けまで一晩中、快晴の素晴らしい星空でした。

夜明けの御嶽山

この日は私以外に天文屋さん、星景屋さん誰も現れず朝まで完走、朝までお一人様でした。

最低気温は比較的暖かく-4℃でした。

こんな素晴らしい星空を大切にしたいですね。