himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

本当にキャンピングカーを作っちゃう

2017年05月27日 | キャンピングカー

特殊用途自動車の構造要件を満足するにはどうすれば良いか?

法令の解説本とにらめっこで、現状から改造の必要な項目をまとめました。

1.調理台、洗面台を使用する部分で1600mm以上の高さ

  これが一番の難題です。現状では159cmの高さです。この高さは検査時に厳格に測定されるようです。

  ではどうするか。調理台を利用する為の最低の大きさ、500mmx300mmの範囲の床板と天井の内装を切断しくり抜くと1620mmが確保出来ます。天井は補強を切断し、ウレタンの天井用内装材を両面テープで貼り付けました。

 

   これに枠を取り付けて体裁を整えます。

2.後部座席に人数分のシートベルト、ヘッドレストの取り付け

  キャンピングカーでは、後部座席とベッドが兼用になる場合は、車のシートでは無く専用に製作された物が必要になります。現状のhimadawa号は専用の座席ですが、シートベルトとヘッドレストがついていません。これが一番の難題でいです。色々とwebを調べているとキャンピングカーのパーツを取り扱っているshopで部品として販売している事が解りました。

3.ベッド部分、1.8mx1.0mの範囲は平坦で凹凸の差は3cm以内

  実際に木の棒を当てて測定するときわどい部分があります。

これを解決する為に、凹んでいる部分にウレタンのスポンジを重ねる事としました。

4.シート等の内装材は難燃材の証明書が必要

  リアシートは古い物を中古で購入したので難燃材の証明はありません。

そこで後部座席の大改造行うことにしました。

  ➀ヘッドレストの取り付け金具をシートの背当て内部に組み込む。

  ②ベッドの凹凸をなくす為にウレタンスポンジを重ねる。

  ③難燃材証明を取得する為の新しいシート生地(証明書付き)でシートを覆う。

早速、webでシート生地(ビニールレザー)を購入し、yokoにミシンでシートカバーを作ってもらいました。

後部座席を分解し組み込んだ、ヘッドレストの取り付け金具

 


本当にキャンピングカー

2017年05月16日 | キャンピングカー

himadawa号を運用して約7年がたちます。8月の車検を前に当初より出来ないかと考えていた特殊車両 8ナンバー化を実行に移しました。

今までは1ナンバーの貨物車でしたが、高速料金が中型車で普通車に比べて2割高、そして土日祭日割引がありません。キャンピングカーとして運用するにはハンディーです。

8ナンバー化出来れば、高速料金は普通車と同じで、車検も2年です。

税金、保険料等の経費についても8ナンバーが少し安いようです。

車検時期が8月はせっかくの夏休みの時期に運用が途切れる可能性も有るので、少し早めて6月に構造変更を受けることとしました。

構造変更で8ナンバー化するには基準を満たす必要があります。

1.洗面台

2.給排水設備(各10L以上)

3.調理台、コンロ

4.1.8m x 1m以上の平坦なベッド

5.調理台、洗面台を使用する部分で1600mm以上の高さ

6.後部座席に人数分のシートベルト、ヘッドレストの取り付け

7,シート等の内装材は難燃材の証明書が必要

8.運転席から後部の荷室面積の1/2以上が特殊設備の面積

9.調理台、利用面積が0.5m2以上

等々、基準を満たさなければ事柄はたくさん有ります。

現状で対応出来ている項目もありますが、図面を作成してみました。

 

 

 

 そして仕様書、計算書を作成し、事前相談に運輸支局へ出向きました。