特殊用途自動車の構造要件を満足するにはどうすれば良いか?
法令の解説本とにらめっこで、現状から改造の必要な項目をまとめました。
1.調理台、洗面台を使用する部分で1600mm以上の高さ
これが一番の難題です。現状では159cmの高さです。この高さは検査時に厳格に測定されるようです。
ではどうするか。調理台を利用する為の最低の大きさ、500mmx300mmの範囲の床板と天井の内装を切断しくり抜くと1620mmが確保出来ます。天井は補強を切断し、ウレタンの天井用内装材を両面テープで貼り付けました。
これに枠を取り付けて体裁を整えます。
2.後部座席に人数分のシートベルト、ヘッドレストの取り付け
キャンピングカーでは、後部座席とベッドが兼用になる場合は、車のシートでは無く専用に製作された物が必要になります。現状のhimadawa号は専用の座席ですが、シートベルトとヘッドレストがついていません。これが一番の難題でいです。色々とwebを調べているとキャンピングカーのパーツを取り扱っているshopで部品として販売している事が解りました。
3.ベッド部分、1.8mx1.0mの範囲は平坦で凹凸の差は3cm以内
実際に木の棒を当てて測定するときわどい部分があります。
これを解決する為に、凹んでいる部分にウレタンのスポンジを重ねる事としました。
4.シート等の内装材は難燃材の証明書が必要
リアシートは古い物を中古で購入したので難燃材の証明はありません。
そこで後部座席の大改造行うことにしました。
➀ヘッドレストの取り付け金具をシートの背当て内部に組み込む。
②ベッドの凹凸をなくす為にウレタンスポンジを重ねる。
③難燃材証明を取得する為の新しいシート生地(証明書付き)でシートを覆う。
早速、webでシート生地(ビニールレザー)を購入し、yokoにミシンでシートカバーを作ってもらいました。
後部座席を分解し組み込んだ、ヘッドレストの取り付け金具