6月4日、5日に倉敷市 倉敷科学センターでCANP2022が開催されましたので参加させていただきました。コロナ禍で会場の定員は50名に絞られていましたがその中には関東から所属の愛好会の方もお見えになっていました。
CANP(CCD Astronomy Network Party)は、CCDカメラによる天体写真家の交流で、私は前回(2019)初めて参加しました。現在はCMOSカメラを使われている方がほとんどだと思いますが略名は変わらないですね。
講演内容は非常に高度で私には理解できないことばかりですが、追求していくと空の暗い観測所で、冷却モノクロCMOSカメラ、リモート撮影、多連装に行きついてしまいます。
CANPの交流は20時過ぎまで行われ、その夜は玉野市に近い道の駅で車中泊としました。道の駅へ向かう途中で気になる看板を見つけてしまいました。その看板の店をnetで探すと朝6時からオープンしているラーメン屋さんでした。
さっそく、翌朝7時頃に訪れると店内には何組かのお客さんが見えます。
もちろん注文したのは朝ラーメンです。
煮干しの出汁のサッパリしたスープ、讃岐のストレート麺、トッピングには油揚げがのっていて初めて食べる朝ラーメンを美味しく頂きました。
サイドメニューの玉子かけご飯が人気なようで、食べられている方が見えましたが、私にはラーメンと卵かけご飯のコラボが頭の中で理解できず、今回は見るだけにしておきました。CANPの会場で地元の方に、”こちらは朝ラーメンの文化があるのですか?”。 と尋ねてみましたが無いようでした。
今回のCANP2022の課題であった星空、夜空の暗さについての講演では”ボートル・スケール”なるもののを教えて頂きました。
ボートルさんが唱えた天体観測場所の空の暗さを評価する目安である。ハリケーンの強度を示すフジタスケールの様な感じです。
現在はSQM測定器を使用した、SQM値のほうがわかりやすいと思いますし、デジカメで撮影した画像から値を調べることも出来ます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
環境省「星空を見よう」 夜空の明るさを測ってみよう (env.go.jp)
SQM値は、平方秒角あたりの等級 (mag/arcsec2)ですので、数値が大きいほど星空が暗いと事となります。
その値がどんなものかの例として星空公団の資料から
場所 SQM値 星空の様子
都市部の明るさで 17未満 星はほとんど見られない
市街地の明るさで 17~18 星座の形が分かり始める
住宅地の明るさで 18~19 星座の形がよく分かる
郊外の暗さで 19~20 天の川が見え始める
山や海などの暗さで 20~21 天の川がよく見られる
最高の場所 21以上 天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる
では、実際に撮影した画像データは、
ここへアップロードするとSQM値を計測して直ぐに答えが返ってきます。
私がいつも行く撮影地のSQM値はこんな感じです。
みずがき湖
四日市市 自宅
開田高原
熊野市 大泊
なんと最高は開田高原の22.22です。
いつもこんなに環境の良いところで撮影しているのに、ちっとも画像が良くならないのはなぜでしょう?