開田高原を夜明けを迎え、次の目的地である、みずがき湖へ向かいます。
途中の道の駅では温泉につかって体を整え、少しの仮眠をとり12時頃にビジターセンターに到着。
今回の目的の一つである愛好会の写真展に出品する写真を届けたあと、こうちゃんさん、Kさんと昨晩の撮れ高をなど星空の様子などお話しながら暗くなるのを待ちました。
私の今晩の目標は上手く使いこなせていないCMOSカメラ 533MC Proと長焦点の組み合わせでご指南を賜ろうとの魂胆です。
こうちゃんからお題を頂いた対象は、小さな三つの銀河が並んだりゅう座のトリオ銀河です。
ITLE:NGC5982りゅう座トリオ銀河
DATE:2023-05-18
TIME:00:37..02:12
撮影場所:みずがき湖
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:300s
撮影枚数:20コマ
フィルター:HUBE-Ⅱ
GAIN:360
センサー温度:-10℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ
PIでのAnnotationすると、
タイプの異なる小さな三つの銀河が並んでいます。
星空案内人で勉強した、ハップルの音叉型分類で銀河の形態は
NGC5985 渦巻銀河 SAb
NGC5982 楕円銀河 E4
NGC5981 棒状銀河 SBb..c に分類されるようです。
何とかそれなりの画像が撮影出来たのですが、実はこの前の撮影では星が大きくてダメダメの画像しか得られず悩んでいました。愛好会のメンバーからは”ピント合ってる?”のご指摘があり慌てて、”バーティノフ・マスク”を取り出して確認すると、やはりピントが少しずれています。さすが先輩諸兄ですね。
しかし、対象が暗いのでライブビューでは光条が見えません。鏡筒を明るい恒星に向けて移動させようと思いましたが、メンバーから”鏡筒は移動せずGAINを最高に上げ、数秒の露出時間で撮影しながらピントを合わせればいいよ”。 なるほど勉強になります。
他にも色々と教えて頂き自分の未熟さを痛感しました。
このようなことはリモートではなかなか解決しませんね。対面だからこその事です。
ありがとうございました。
そして私の魂胆も見事にあたりました。