himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

あなたは上、下、右、それとも 左?

2023年01月30日 | 天体写真

世間はZTF彗星で賑わっていますが、私には良いチャンスが巡っていません。

画像処理の勉強を行うなかでPCの環境を整えようと、正月明けからCドライブをSATA-SSDからM,2-SSDに取り替え、OSをWin11に更新してPIの勉強を行っています。一か月弱の使用でWin11、天文ソフトなど問題なく、PCも快適に作業が行えているのですが一つだけ残念なことがあります。

それはディスクトップ画面のタスクバーです。Win10ではタスクバーは上下左右どの位置にでも置けたのですが、Win11ではタスクバーの位置が下に固定なのです。

私は以前から左タスクバー派です。解像度1920x1080のディスプレーの狭い縦方向の下側をタスクバーで占有しないように余裕のある左側に配置していました。ちなみによく使うソフトのアイコンは右側に集めています。

このWin11の仕様には閉口ですね。何とかならないかと色々と探していたのですが、ついに解決しました。

フリーで使える、ExplorerPatcher です。

このパッチをあてると、タスクバーをWin10のような表示など色々と設定できます。

その結果は完璧です。

いや~、ありがたいです。これで思い残すことはありません。

 

PIの練習架台は2020年に撮影したアンテナ銀河です。

TITLE:NGC4038アンテナ銀河
DATE:2020-05-13
TIME:21:46..12:03
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:180s
撮影枚数:25枚
フィルター:none
ISO:12800
気温:15℃    

画像処理:PI,Lr 今回はWBPPで最初からの処理です。

銀河の内部構造、色合い、解像などレベルが変わったような感じです。

 


積雪23cm

2023年01月26日 | 天体写真

最強寒波の襲来で今朝の我が家の積雪は10cm位でした。一日中雪が降り続き夕方には23cmに達しています。最高気温も0℃で寒い一日でした。

このブログを書いている20時の気温はー2.5℃です。明日の朝は-5℃位まで冷え込みそうです。

車の廻りの雪かきを行い明日の朝に備えました。

TVでは各局とも当地方の高速道での渋滞状況を報じていますがくれぐれも事故の無いようにと思っています。

でも、なんだかワクワクします。

 

1月26追記

26日 今朝の最低気温はAM7:00で-7.2℃でした。最強寒波、凄いですね!

 


冷却CMOSで NGC2903

2023年01月24日 | 天体写真
10年に一度の最強寒波がやってくると盛んに報道されていますが、私の住んでいる所では今のところ日差しもあり普通の冬の状況です。
 
今回は1月20日に熊野で撮影した、NGC2903 しし座の棒状銀河です。
カメラは入手して約1年になりますが、なかなか結果の出せなかった冷却CMOS 533MC Proでの撮影です。
 
以前に撮影した画像をpixinsaightで処理して勉強中ですが、それなりに仕上がるような感じですので、この日は薄明まで時間の許す限り撮影したものです。

TITLE:NGC2903
DATE:2023-01-20
TIME:03:39..05:35
撮影場所:熊野
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi 76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:180s
撮影枚数:38コマ
フィルター:LPS-D1
GAIN:100
センサー温度:-10℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、Lrで仕上げ 、約90%トリミング 

PIでの処理で結構淡いところまで浮かび上がり、銀河の内部も見えてきたように思います。

この日は雲が取れたら風も強くなり、長焦点での撮影は歩留まりが悪そうでしたのであきらめました。次のチャンスには2000mmで撮影したいものです。

皆さん 最強寒波に備えてください。

 


1月20日 C2022/E3 ZTF彗星

2023年01月20日 | 天体写真

新月期に最強寒波がやってくる予報が出ていますが、その前にZTF彗星を撮影に熊野へ出掛けました。

19時頃の現地は結構雲が厚く撮影出来る状況ではありませんが、GPVを見ると日付が変わったころから雲が無くなるようです。

いつの間にか寝てしまっていましたが、01時ころ目を覚ますと満天の星空です。

まずはZTF彗星です。年末に撮影した時には機材の調子が悪く残念でしたので、今回は何としてもです。

TITLE:ZTF彗星
DATE:2023-01-20
TIME:02:39..03:07
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi 76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:60s
撮影枚数:24コマ
フィルター:CBP
ISO:40000
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9でメトカーフコンポジット、PI、Ps,NIC, Lrで仕上げ 

核の色が綺麗ですね。非常に淡いですが、彗星の核からから左上に伸びたイオンテイルが確認できます。思ったよりテイルが長いので画角に収まらなかったのが残念です。

  


1月18日 黒点

2023年01月19日 | 天体写真

太陽の活動が活発で大きな黒点、小さな黒点も数が多いです。皆さんの画像を見せられて私も撮影してみました。

仕事が終わったあと、急いで自宅に戻り望遠鏡を展開しましたが時刻は16時、高度は10°位しかなく条件は良くないですね。ミラーレスで撮影した静止画像は使い物にならないので、CMOSカメラに切り替えて動画でキャプチャーしました。

TITLE:黒点
DATE:2023-01-18
TIME:15:55..15:57
撮影場所:川原田
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi 76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
撮影枚数:1000コマから300コマスタック
フィルター:LPS-D1
GAIN:200
センサー温度:---
画像処理:ASI Studio,PI,Lr

ASI VideoStackでスタックした画像をPIで処理しました。センサーが小さいので太陽がはみ出てしまいましたが、ご愛敬で!

新月を迎えようとしていますが、週末から来週は気温が下がり雪の予報も出ていて天候が良くないようです。

撮影出来るチャンスは今晩か明日の晩しかなようですので、どこへ向かうか考えています。

 


NGC1579 The Trifid of the North を再処理

2023年01月18日 | 天体写真

ここのところ毎日、以前に撮影した画像を使ってPIのトレーニングをしています。

今日は”北の三裂星雲”と呼ばれるNGC1579ですが、英語では”The Trifid of the North”で”北のトリュフ星雲”とのことです。M20 三裂星雲が”トリュフ星雲”ですね。なるほど、日本人にはトリュフになじみがなく、あっても薄くスライスしたものですから連想できません。(横道にそれてすみません)

TITLE:NGC1579 北の三裂星雲
DATE:2021-12-03
TIME:20:18..21:51
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:Q1.6エクステンダー
焦点距離:1184mm
F値:F11.8
露出時間:150s
撮影枚数:36コマ
フィルター:CBP
ISO:25600
気温:8℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9、PI,Nik Collection、Lr、約50%トリミング

ちなみに以前の画像はこちらです。

あまりにも酷い画像ですが、同じコンポジットしたfisファイルから処理しています。
でも、これほど違うと恥ずかしいですね。

PIで処理を行うのに、パソコンの能力が必要です。自宅で使っているデスクトップPCの能力は、そこそこなのですが処理の途中に大きめの中間ファイルをHDに書き込む様で、CPUの能力と共にHDの速度も必要です。OSもWin11に更新しなければならない時期ですが、天文関係のソフトの対応が心配でしたので、まだバージョンアップしていません。

そこで年末年始の期間にPCのマイナーチェンジをしました。

            Before                    After
CPU       i7-8700 3.2GHz             ←
MEM      32G          ←
C-DRIVE     2.5" SATA-SSD 500MB  M.2 SSD 1TB
OS       Win10       Win11

元旦の朝、お年玉を貰った子供のように市内のPCショップの初売りへ。

お目当てのM.2 SSD 1TBが数量限定でお買い得価格です。開店前に店に並んでGet。メデタシ、メデタシ。

OSを更新するのはリスクがありますので、次の手順でマイナーチェンジを行いました。

1.新しいM.2 SSD 1TBへ、現在のC-Driveのクローン(Win10)を作成し、
  元のWin10の2.5in SATA-SSD 500MBはそのままバックアップ用に残す。

2.新しいM.2 SSD 1TBをC-Driveに設定してWin10が支障なく起動することを確認。

3.新しいM.2 SSD 1TB C-DriveのWin10をWin11にバージョンアップ。

4.Win11が支障なく起動することを確認。その後インストール済みの
  天文関係、画像処理、その他ソフトが問題なく使用できるかを確認。

5.時間を掛けWin11の操作、使い方を習熟し大きな問題がありませんでしたので、
  本命のPixinsight、その他関連のソフト、プラグインをインストール。

6.Win11に更新して半月間、Pixinsightの練習を行いながら各種ソフトを
  使っていますが障害は全くありませんでした。

PCのマザーボードのSLOTに直接に組み込む M.2 SSDは読み書きの速度が非常に早く快適に使用できます。ちなみに、PCの電源"on” → Logo → ようこそ → 整いました。まで20秒以下です。

これで画像処理の環境が整いましたので頑張りましょう。

 


ステファンの五つ子銀河をPIで

2023年01月16日 | 天体写真

PIを何とか使えるようにと四苦八苦している中で、冷却CMOSで撮影したものの従来の方法ではうまく仕上がらずボツにしていた画像をPIで処理してみました。

長焦点のEdge HD800とASI533MC Proを組み合わせて小さな銀河団、ステファンの五つ子銀河です。

何度か撮影している対象ですが、処理を進めていくと従来では表現できなかった画像が現れてきました。

凄いですね、Pixinnsaight

TITLE:ステファンの五つ子銀河
DATE:2022-10-15
TIME:21:02..23:53
撮影場所:熊野
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:180s
撮影枚数:40コマ
フィルター:IR/UVカット
GAIN:360
センサー温度:-10℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:SI9,PI,Ps,NIC,Lr、トリミング70%

 

PIではアノテーションで、星図からカタログNo.を表示してくれる機能があります。

この注釈が入ると何か説得力がありますよね!

いゃ~、撮りためた画像も使えますね。

 

 


PixInsight の練習で M33 なんとか少し・・・

2023年01月14日 | 天体写真

皆さん 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

昨年末に愛好会の小勉強会で紹介いただいた”Pixinsaight”のトライアル版を正月明けの4日にインストールして色々とやってます。

操作方法が標準的なwinndosと異なるので四苦八苦しています。そしてコマンドと言うかプロセス名が英語の略号でもう一つ意味が解らず、そして最も苦労しているのが文字、アイコンが小さく老眼にはつらいことです。

今年はこれを何とかしようとweb、バイブル本を見ながらPCの2画面をフルに使い自主練をしています。そんな中でやっと見ていただけそうな画像が一つだけ出来ました。

昨年の11月に撮影して、その時はあまり良い絵とならずボツにしていたものです。

TITLE:M33
DATE:2022-11-18
TIME:19:30..20:38
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi FCフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:120s
撮影枚数:32コマ
フィルター:LPS-D1
ISO:6400
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:PI、Si9、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、約50%トリミング    

自宅近くの鈴鹿山脈で撮影、総露光時間約60分で満足な撮影ではないですが、最初の一画像と言うことでお許しください。

次の新月期までにもう少し上達したいですね。