himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

フォーカスカウンターの製作

2023年09月28日 | 天体写真

シュミカセ鏡筒のEdge HD800を使っていますが、フォーカスの調整はドローチューブの繰り出しでは無く、鏡筒内の主鏡を前後にシフトさせる方式のため、どの位置で合焦しているのか外観的には解りません。

観望会などでアイピースを付け替えたり、天頂ミラーを加えたりするとフォーカスの位置が中々つかめず、明るい星や月に鏡筒を移動してフォーカスを合わせてから元の対象に戻すなど手間がかかりお客さんを待たせることもあります。

センサーの小さいCMOSカメラ、さらにバローレンズを加えたときもフォーカス位置が中々つかめません。

純正のモーターフォーカサーを使えば良いのですがPCが必要になります。そこでミラーの位置、フォーカス位置が解る方法が無いかと考えていました。

フォーカスノブの回転に合わせて、エンコーダー、近接SWなどで回転を検出することも出来ますが、電源を切ると数値がリセットされてしまうのが難点です。何よりも装置が大きくなります。

無い頭で色々と考えアナログ式のカウンターを作ってみました。

幼稚で小学生レベルの製作ですが、カンターは釣り竿に取り付ける釣り糸の繰り出し長さを表示するものです。それを改造してフォーカスノブに取り付けたプーリーの回転をカウンターに伝えています。

鏡筒本体には全く加工していません。すでにあるネジを利用しています。

フォーカスノブの回転数は、再遠~再近のフルストロークで50回転で、その時のカウンターは60移動します。従って再遠で60、再近で0としました。

実際にカメラを取り付けてフォーカスを合わせると、

 

カウンターは約19を示しています。

実際の動作状況は、

 

 

天頂ミラーにアイピースをつけると、カウンターは21でした。

各種カメラ、レンズでフォーカス位置の数値を記録しておくと、迷うこと無く素早く概略の合焦位置へ持って行けます。

 

 


月夜でもSeestar

2023年09月26日 | 天体写真

Fastlightは雲の合間からで時間的な余裕が無く、操作方法もよく解らず取りあえず撮影した状態でした。

昨晩、9月25日 月は明るいのですがから雲が無いのでSeesterの練習です。

まずは月から。

夕方でまだ星が見えない時に最初に月を導入するのは少しコツがいります。星が見えないので自動導入が出来ず手動で行うのですが、スマホで方向ボタンは、タッチする場所で移動速度も変わるので慣れが必要でファインダーが欲しくなります。ただし、暗くなってから他の天体を導入後であればアライメントが取れているのでドンピシャで月が入ります。

オートフォーカスはターゲットを月の縁に持って行けば精度良く合わせてくれます。

上の画像は1枚撮りのjpgを軽く処理したものです。

露出時間、ゲイン等の情報は全くのブラックボックスで何も解りません。

 

続いてM17オメガ星雲

月から50°位しか離れていないのですが、結構写っています。

Seester本体に保存されたfitデーターをPCに取り込み軽く処理してトリミングした画像です。

撮影のデーターはこれも全く解りません。10秒露出で3分のスタックをしたのですがファイル名には10sの表示のみでコマ数(トータル時間)は表示されていないようです。

ライブスタックの画像は

こんな画像が30秒位露出すると現れてきます。

 

Seesterを使ってみると本当に簡単に電子観望が出来てしまいます。これは観望会にぴったりです。

 


BBQとFirst Light

2023年09月24日 | 天体写真

9月23日 お彼岸をむかえても暑さがおさまりませんね。

北杜市みずがき天文愛好会の星空写真展には、たくさんの方に来場頂きありがとうございました。

その片付けと会員の皆さんの交流BBQ、そして空が良ければ観望会を、盛りだくさんの計画でみずがき湖へ向かいました。

高速は2カ所で工事が行われていて、合わせて1時間以上の渋滞にはまりました。

朝は晴れていたのですが段々と雲が多くなり、観望会は怪しい感じになってきました。

13時頃に現着、すでに写真などの掲示物は撤収して頂いていて、自分のものを持ち帰るだけにでした。ありがとうございました。

16時にBBQ台の炭に火を起こし始めると同時に強い雨が降り始め一時休止。

小降りになったところで再開。沢山の食材とお肉をおいしく頂きました。

ウッドデッキの床が濡れています。

BBQも一段落、空が暗くなりましたが雲が多いですね。

暫くすると雲の合間から上弦の月が姿を現してくれました。急いで機材を設置して撮影しました。

First Light

前々日の夕方にFedexで届いたばかりの Seester S50です。

使い方がよくわからず、手間取りましたが何とかFirst Lightにこぎつけました。

続いて天頂付近が晴れているので、M13を導入しました。

導入はカメラで撮影しながら自動で行われて中心にドンピシャです。

撮影を開始すると最初にDarkを撮影するようで、その後に露出時間10sでLightをでどんどんとライブスタックしていくようです。

雲の扉が閉まり、M13は2コマか3コマしか撮影できず、この夜はこれで終了となりました。

まだまだ操作の習熟が必要ですがこれは使えると思います。

翌日、24日の朝には自宅に戻り片付けを済ますと、今日は隣の鈴鹿市でF1 日本グランプリ決勝が行われます。

その開会セレモニーでブルーインパルスが飛来しました。

レースの結果はどうでしょう?

今晩は天気が良さそうなのでSeesterの続を行いたいです。