himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

2022年 〆のC/2022 E3 ズィーティーエフ彗星

2022年12月31日 | 天体写真

2022年も残すところ数時間となりました。どんな年であったかと振り返つてみると、コロナ禍3年目でしたが大きな出来事もなく、例年通り平穏な1年であったと思います。好きなことも出来、まぁ~これが一番幸せなのでしょう。

12月29日に天文愛好会の小勉強会が行われるので、みずがき湖へ向かいました。自宅を出発したのは前日28日の23時頃。

行き掛けの駄賃ではないですが、夜明け前に東の空が大きく開けた伊那市でC/2022 E3 ZTF彗星の撮影に挑みました。

TITLE:C/2022ZTF彗星
DATE:2022-12-29
TIME:04:28..04:31
撮影場所:伊那市
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi FCフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:20s
撮影枚数:8コマ
フィルター:HUBE-Ⅱ
ISO:25600
気温:0℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:none
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、約70%トリミング    

残念ながらイオンテールが確認できません。実は試し撮りの8コマしか撮影出来ませんでした。この撮影後に構図を少しずらすのに赤道儀を動かしたら通信が切れてしまいました。

まあ、これはよくあることでソフトを再起動するか、最悪はPCを再起動すれが復旧するのですがこの時は何度再起動しても赤道儀とPCがつながりません。

SXD2赤道儀とSTAR BOOK TENは問題ないのですが、PCとつながりません。その間はLANケーブル1本だけです。設定を何度も確認してもダメで時間だけが過ぎて行ってしまい、ついに薄明が始まりました。最後にPCを取り替えてみたら問題なくつながりましたが時すでに遅し。

愛好会の小勉強会では、自分の課題である画像処理の手法を紹介いただき有難うございました。2023年は是非、自分のものにしたいです。

味噌煮込みうどんも美味しかったですね。

では、来年も皆さん宜しくお願いします。

 

 


ハート(IC1805)&ソウル星雲(IC1845)を 再撮影

2022年12月18日 | 天体写真

10月に開田高原で撮影したハート(IC1805)&ソウル星雲(IC1845)は構図が悪く、ソウル星雲が切れてしまっていましたので再撮です。

熊野の海岸を月齢9.7の月が明るく照らしています。そこで最近入手したOptolongのデュアルバンドフィルター、L-Ultimateを使用して撮影してみました。帯域幅L-eXtremeよりも更に狭い3nmです。

TITLE:ハート&ソウル星雲
DATE:2022-11-04
TIME:21:52..22:58
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FS60-CB
コンバーションレンズ:takahashi FS/FCフラットナー
焦点距離:375mm
F値:F5.9
露出時間:120s
撮影枚数:32コマ
フィルター:L-Ultamate
ISO:40000
気温:5℃
赤道儀:SW EQ5Pro
オートガイド:PHD2 ZWO ASI 120MM-mini
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、約90%トリミング    

明るい月夜でもここまで撮影できるとは驚きです。

そして今年もあと2週間、気温も下がり本格的な冬を迎えました。なんだか今年も無駄に過ごしたようです。

 


goto 双眼鏡

2022年12月15日 | 天体写真

空が暗い観測地で天体写真の撮影をしていると、如何してもPCの画面ばかり見て実際の星空を見る時間が少ないです。せっかく美しい星空ですのでもっと眼視を楽しもうと天体用双眼鏡(15x70mm)とAZ-GTi経緯台を組み合わせてみました。

双眼鏡の前後の重量バランスが取れるように双眼鏡のブラケット取り付け位置を調整した金具を製作しました。

経緯台の上下角はバランスウェイトとアリガタの取り付け位置で調整できます。

三脚の足は最大に伸ばして、自分が立った位置で水平から30度位の高度で見やすい位置とします。

対空双眼鏡ではないので高度の高い対象は三脚のエレベーターを伸ばし、双眼鏡を頭より高くして下から上を見上げるような感じで高度80度位までは楽に観察できます。

AZ-GTiは、skysafari6で自動導入できますので、空いた時間手軽に眼視であちらこちらの散策が可能かと思います。

双眼鏡とAZ-GTIは上手くバランスが取れますので、AZ-GTiのクランプを緩めた手動でも非常にスムーズに動きます。

これなら双眼鏡の名称、Comet Scan も可能ですかね?。

導入精度を上げるために大型の水平器をAZ-GTiに取り付けました。

もちろん追尾しますので、じっくり観察できます。でも孫たちの餌食になってしまうのでしょうか。

 


NGC6939,NGC6946 撮り比べ

2022年12月13日 | 天体写真

CMOSカメラを導入して1年になりますが、皆さんの様な美しい画像が出せず悩んでいます。

何が不味いのか、すべてが不味いのかわからない状況が続いています。そこで先日にメインのカメラであるEOS Raと、ZWO ASI 533MC Proで同じ対象を撮影して撮り比べをしました。

FS60-CBには、ZWO ASI 533MC Pro、FC100-DFには、EOS Ra

焦点距離は違いますが、撮影画角はほぼ同じになります。赤道儀(SXD2)に2本の鏡筒を積載して同じような時刻に撮影しました。

撮影対象は、NGC6939 散開星団と、隣接するNGC6946 花火銀河を1画像に収めます。

1.EOS Ra

TITLE:NGC6946-6939-770mm
DATE:2022-11-18
TIME:20:52..22:58
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi FCフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:120s
撮影枚数:60コマ
フィルター:LPS-D1
ISO:6400
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
画像処理:ライト画像のみ、Si9でコンポジット、StarNet++、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、長辺をトリミング

2. ZWO ASI 533MC Pro

   

TITLE:NGC6946-6939-375mm
DATE:2022-11-18
TIME:21:00..22:59
撮影場所:石榑
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FS/FCフラットナー
焦点距離:375mm
F値:F5.9
露出時間:180s
撮影枚数:38コマ
フィルター:LPS-D1
GAIN:100
センサー温度:-10℃
赤道儀:Vixen SXD2
画像処理:ライト&ダーク画像、ASI Studio、Ps、StarNet++、NIC、Lr、トリミングなし

口径の違いはありますが、CMOSカメラの画像は納得できません。銀河の描画も違い、背景も何だかボコボコしています。

これは何なんでしょうかね?。

もう一つ、フラット画像を当ててコンポジットを行うと、縞々ノイズが出てしまします。

これも悩みの種です。

画像処理は奥が深いですね。もっとレベル、スキルアップしたいものです。


少し派手目の 燃える木、馬頭星雲

2022年12月12日 | 天体写真
前回の11月6日からblogの更新がだいぶ開いてしまいました。
皆さん、生きてますよ~。元気にやってます~。
個人的に色々と野暮用があり、皆既月食も撮影したのですが全く処理に掛かれない状態でした。でも年末になり落ち着いてきましたので、ボチボチと始めていきたいと思います。
 
今日は前回の続きで11月5日に熊野で撮影したものです。月が沈んだのが03時前、オリオンが南中したころに撮影した画像に、月でまだ明るいい時間帯にワンショットナローバンドフィルターで撮影した画像をブレンドしてみました。
 

TITLE:馬頭星雲、燃える木、etc
DATE:2022-11-05
TIME:02:46..03:19
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi FCフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:120s
撮影枚数:16コマ
フィルター:HUBE-2
ISO:12800
気温:5℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、約90%トリミング    

   &

DATE:2022-11-04
TIME:23:41..00:46
露出時間:120s
撮影枚数:32コマ
フィルター:L-eXtreme
ISO:40000

皆さん大好きな領域で、色が豊かな対象ですので少し派手目な仕上がりにしてみました。

話は変わりますが、自宅でメインで使っているPCをついにWin11にアップグレードしました。

Win11がリリースされてから1年が経過しました。天文関係のソフトで問題が無いか様子見状態でしたが、ついにストレージの更新も合わせて行いました。その状況は後日としたいと思います。